第37話 海と謎の建物
更衣室を出ると、一面の青い海が広がっている。
ローラは海を見るなり、走り出してそのまま海に飛び込んで行く。
リアンは少しだけローラの行先を見つめた後、砂浜にパラソルを立て、空間収納から机と椅子、コップに本を取り出し、椅子に腰をかけ、テーブルにコップを置き、飲み物を注ぐ。
これでリアンの極上の海水浴セットが完成する。
リアンは一口ジュースを飲むと、先ほど出した本を見始める。
リアンが寛いでいる間にもローラはどんどんと泳いでいき、気がつけば足のつかない深いところまで来てしまっていた。
少しそのまま考えた後、今度はローラは潜水を始める。
どんどんと深くに潜っていくローラ、目の前には魚やイカなど魚達が泳いでいる。
そんな中、奥深くに何かの建物を見つけた。
近づいてみると、何やらバリアのようなもので囲われており、入ることができなかった。
仕方ないので一度水面に上がり、リアンの元へ泳いで戻って行く。
数分後、ローラがリアンのいる海へ戻ってくると、椅子に座って寛いでいるリアンを発見する。
ローラは急いでリアンの元へ駆け寄り、さっき見た建物について説明する。
が、「そんなところ聞いたことないわね」と反論され、ローラは膝から崩れ落ちる。
確かめようにもローラは先程の場所に目印を立てていないため、完全にわからなくなってしまったのだ。
リアンは落ち込んでいるローラの頭を撫でながら、ご飯を食べに行こうと誘い出し、ステーキを食べ、なんとか笑顔を取り戻すことに成功した。
でも、ローラちゃんの言ってた建物、聞いたことはないけれど、少し気になるわね・・・
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