第36話 バカンス

青い空、青い海、私達は今回休息をかねて海にやってきた。

海と言えば当然水着!私はこの日をずっと待っていた。

そう、ローラちゃんの水着姿!!!

いつも見ているものとはまた違った良さが楽しめる、そう確信している!

このために私はわざわざ水着を買って来たんですもの、絶対に着てもらうわ。

おかげで荷物は少し増えちゃったけど、これくらいは問題ないわね。

リアンはローラの手を引き、近くの更衣室へ入っていく。

そこでローラの分の水着と、自分の水着を取り出し、ローラに水着を手渡す。

ローラはそれを受け取ると、何も気にせず服を脱ぎ始める。

ローラに渡されたのは、黒色のワンピース型の水着で、リアンが特注で作ってもらったものだ。

ローラが脱いでいる間、リアンはじっとローラを見つめ続けているが、ローラは一切に気にすることなく、着替えを進めていく。

着替え終わると、ローラは鏡を見て自分の姿を確かめる。



「すごくいいね、かわいい!」

「でしょ〜、ローラちゃんが気にする胸の大きさも隠せるように作ってもらったの」

「ありがとう、リアンちゃん」

「いいのよ!!!」

「リアンちゃんは着替えないの?」

「私は大丈夫だから、先に行ってて」

「はーい!」


ローラが待つこと数分、リアンも着替えて出てきた。

が、リアンの見た目に変わりはなく、Tシャツと半ズボンのみ。

それを見たローラはリアンを更衣室に連れ込み、壁に追い詰める。


「ねぇ、どうしてリアンちゃんは水着を着てないの?」

「え?私の水着姿なんて需要ないでしょ?」

「だめ!リアンちゃんも着替えて!!!」


あまりのローラからの希薄に押され、リアンは渋々用意してきた水着に着替える。

リアンの水着はとてもひらひらとした可愛らしいビキニ姿だった。

出て来た時には胸を隠していたが、ローラによってその手は剥がされてしまう。

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