第63話




仲良くご飯を食べ終え結月と華帆は仲良くお風呂に入りに行った

その間に俺は片付けを行っていると出張中の母親から電話がかかってきた


『橙李??元気しとるん?』


「あーまぁぼちぼちかな、今晩飯の片付けしとるとこ」


『そっかーてかアンタ何かええ事あったんじゃないん?』


「は?」


『さっき華帆からめっちゃ美人な人と2人家で料理しとる所のムービーが送られてきたけぇ』


その発言に慌ててしまい洗っていたお皿をシンクに落としてしまう


『動揺しすぎじゃろ!!?』


「笑いながらゆーなや、」


『で?あの子は誰なん??』


「まぁ彼女かな」


『よかったじゃん、もうチェリー君は卒業したん?』


「…いやアンタ久々に電話してきて聞く事それか?…」


『そりゃー大事な事じゃろ?ちゃんと避妊はせんといけんで』


「少し黙れや!!後まだしとらんわ!」


『あらあらまだだったかぁ、てか歳上?』


「あー今年で19のフリーターの人、ほらバイト先で俺の指導係だった人」


『あーね、今度帰った時紹介しなさいよ!』


「…善処します…」


『あと家でイチャイチャせんのんよ、華帆が困るじゃろ?』


「…結構前から知ってたな…」


『何の事じゃろうねー?』


「ちなみに今その彼女は華帆とお風呂入ってるよ、そして華帆は今日依澄と初デートで疲れきってたよ」


『あらぁ依澄ちゃんと!?』


「そうそう、また香澄がやらかしたらしいけどね」


『あの子も相変わらずポンコツねー、どうせまた変な感じだったんじゃろ?』


「そうそう、面白そうだから後で華帆にきいたら」


『そうじゃねーあの子人の事は話すけどそう言う事まったく話さんしね』


「案外初心だからね、今日もどうせリンゴみたいな顔してデートしてたんだよ」


『あーあの子っぽい!!後で久々に虐めてやろ!!じゃまた連絡するけー』


「ん、無理ない様にな」


『はいはあーい』


そう言って松原家提督、母親からの電話は切れた、息子と話すの久々なのに俺らが無事かとかじゃなく彼女、彼氏の事しか気にしてない辺り流石我が親って感じだ


テーブルなどを拭いて明日の弁当用のオカズを作りご飯をたく用意を済ませると2人が出てきた


「…おにぃ、やっぱり世の中不公平だよ…何故あの大きさで感度いいの?」


「ちょっと華帆ちゃん!!?」


「軽く触っただけなのに艶やかな声で喘ぐし…」


「華帆!!やめよ、華帆ちゃん!!それ以上はだめよ?」


「…私なんて…」


「まぁ分かった…俺風呂入ってくるから…豆乳飲んで元気だせ…」


「そうやって私を貧乳扱いして!!私香澄ねーより大きいもん!!」


「知らんがな!!」


「あの絶壁はギリCって言ってるけどちょー無理矢理集めて胸が大きく見えるブラつけてやっとCにみせてるだけの本当はBだからね!!私はちゃんとCあるから!!うちのブラだと香澄ねーガバガバだから!!」


「…いやあんなマリアナ海溝興味ない、てか幼馴染のそういう情報逆に萎えるわ…」


「…華帆ちゃんごめん…あまり周りに被害出さないであげて…」


お風呂に入り元気を取り戻した女王様は幼馴染のお胸事情を赤裸々に暴露しながらキレるという暴挙にでましたとさ、


…………香澄……ドンマイ!!



俺もお風呂に入ろうと思い脱衣所で服を脱いでいると骨盤辺りにキスマークを見つけた…

スマホをお風呂に持って入りすぐにメッセージを送る


橙李, あのー証つけすぎでは?


yuzuu,バレたか!!


橙李, この位置はエロいね…


yuzuu,橙李だけ特別に…

    実は初めて付けてみて楽しくなったのと

    愛おしくなって…ゴメンね


橙李, 俺だけにしか付けないって

    約束出来るなら許すよ?


yuzuu,旦那様だけだよ。

    ちなみに今華帆ちゃんに

    ギター教えてもらってる


橙李, 何か姉妹みたいだね


yuzuu,姫は瑞希だけで充分


yuzuu,あ、終わったらちゃんと

    最後まで愛してね♡



終わったらさせてくれるって事ですかぁー!!!

とビックリしていると電話がかかってくる


「おう、どした?」


呑気に何時ものテンションで出ると普段の数倍低い声で彼女は話始めた


『呑気なものねー、誰がマリアナ海溝だゴラァ、』


あ、ポンコツ姫に華帆がちくりやがったな…


「あー香澄!!もう旦那かえったのか?」


『晩ご飯前に帰ってたよ、それより誰かマリアナ海溝だ?陥没してる様に見えるのかオイ、この童貞クソ野郎』


「いや面白い比喩表現の1つだよ…てか最初にいじり出したのは華帆だし…」


『だまって謝れよ鈍感青春ブタ野郎、どうせアンタの彼女みたいにデカくないよ、挟まるほどないよ、悪い!?』


「…いや、俺おっぱいより匂いと声フェチだからどっちでもいい…後ごめんなさい、」


『陥没してないよねぇ?ちゃんとあるよねぇ?』


「ごめん、陥没はしてないけど、香澄の胸マジマジ見るの裕也に悪いから見てないんだ、裕也に可愛がってもらったんだろ?」


コレでいけるか…


『…まぁわかってるならいいのよ…そうね、ゆーくん今日は沢山してくれたしね…』


誰もそこまで聞いてないし、極厚つかったんだろぅな…


『でもやっぱり薄いほうがいいよね…お互い…』


あー使ったけど香澄的に微妙だったんだ…何言い出すか分かんないし早く電話きろ…


「そっか、てか今風呂はいってんだよ…だから切るけどゴメンねイジって、悪意はなかったんだ」


『あ!?ゴメンね…まぁ今回に限り許してあげるよ…じゃあ余り結月さんとイチャイチャしすぎない様にね、おやすみ』


「ん、また学校でね、おやすみ」


はぁ、何とかお怒りのポンコツ姫をやり過ごし大きなため息をつきながら入浴をたのしんだ



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