閑話 ある日の双子の会話   ①





今日も橙李に送って貰い別れる前に少しだけ家でちゅーや抱きしめて貰い帰っていった。


まぁ今日女の子の日が来たのは仕方がないが早く愛されたいと言う欲求が大きくなっていく


てかイチャイチャしすぎて華帆ちゃんに触られた時に敏感になってしまってたし…アレは失態だったなぁ


大好きな彼とRINEをしながら色々妄想していると瑞希が帰って来た。


瑞希はアレ以来連絡がないみたいで誕生日もどうなるか分からないらしいまぁ偶に帰ってこないので何処か遊びに行ってるんだと思うが


「あれーまだ起きてたんだぁ、ただいまぁ」


「ん、おかえりぃ、今スキンケア終わった所だよ」


「そっかぁ、ご飯はないよねぇ…まぁ賄い食べてるから軽く食べようかなぁ、ん??んん??結月さぁ」


ポテトチップスとチョコを持ちながら結月の首元の匂いを嗅いでくる


「ん??どしたの??」


「なんか何時もと匂い違う…」


「!!」


あー今日の入浴剤匂い強めだったし、華帆ちゃんに借りたクリームも違うから分かるか…


「…もしかして男の家から帰ってきた所?」


「ん?いや、最近お風呂にハマっててちょっと前に近くのスーパー銭湯行ってきた所」


「ほんとにぃ??最近楽しそうだし、よくスマホさわってるしー」


「まぁ瑞希が思ってる事じゃないよ、」


「でも銭湯っていいの?」


「ん?サウナとかあるし色々あるから楽しよ、お風呂気持ちし」


「まぁ私はシャワーでいいけどねぇー、てか橙李最近男前になったよね」


「!!ん、そうだね」


「彼女って誰か気にならない?あのドタキャンの子かなぁ?」


「んーそれは無いんじゃない?前に落ち込んでる時話したけどもう無さそうな感じだったし」


「え!?そんな時あったぁ?」


「うん、まぁアイツ分かりずらいからねぇ」


「んー何時もと同じにしか感じないけどなぁ?」


「まぁ私、指導係だし、1番近くにいるからね」


「んーでも私も仲良いよ?」


「まぁでも一緒にいる時間が違うよ、それにアンタあの時ずっと向こう行ってたから気づけないよ」


「あー確かに今は前よりマシだけど、その時は向こうだけだったもんね」


「…まーとりあえずこの時間にお菓子食べるの辞めたら」


「んー作るのメンドイ」


「んー頑張れ!!」


「うぅー、そういえば結月こそ最近の橙李どう思うの?」


「ん、んーまぁ新しい髪型いいよね、前も悪くはなかったけど、後オシャレになったよね」


「まぁ私達の指導の賜物だね、後は後は?」


「まぁ前からあんな感じだと思うけど、バイクの後ろは楽しいかな」


「えー私のった事ない!!」


「だって車あるし、あまり同じ時間に上がらないじゃん」


「確かにねーてか2人お似合いだと思うんだけどなぁ、」


「ほんと!? ん、んまぁ偶にご飯とか行くしね楽しよ」


「ありかなしかで言えば?」


「…ありかな…」


「結月がデレた…」


「デレてない!!通常運転!!」


「…ただのツンデレじゃん!!おかわー」


「…アンタまであの漫画にハマってんの?」


「ん?あ!?それギターだよね?買ったの??」


「いや、友達に借りた、私家いる時間長いから暇だし時間あるから」


「ドS姉様がクールにギター…いいね!!需要あるよ!!」


「誰によ!!」


「んー世の中のラブコメを夢見る少年に?」


「はぁ…まぁいいや「あ!!RINEきたー…ねーねー結月来週の誕生日一緒に彼の所いかない?良かったら2人共来て泊まったらって」


「絶対イヤ!!てか下手したら刺されるかもだし…アイツきたら余計気分悪いし、気にせず2人で楽しんできたら?私土曜日は予定入れてるし、」


「えー…なら1人で行くよぉ」


「絶対呼び出さないでね…もうあんなのイヤだからね…」


「流石に2度はないよー」


「せめてホテルにしなよ…」


はーいと返事をしながらシャワーへ行く瑞希を見送って華帆ちゃんから借りたギターを弾きながら思う


誕生日は橙李と2人でイチャイチャするんだから邪魔はしないで欲しいし、早く橙李に抱かれたい、てか今すぐにでも抱かれたい

うぅー早く会いたいよぉーとーりー


その後全く集中出来ずに悶々としながら過ごして翌朝ドラックストアがオープンするのと同時に買い物に行き大きめのコンドーさんを買った結月さんでした



 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


結月帰宅後の松原家


「おにぃ!!お母さんに依澄とのデートチクったでしょ!?何やってんのよ!!」


「お前が結月との動画おくるからだろうが!!」


「私悪く無いし!結月さんに鼻の下伸ばしてスキだらけのおにぃが悪い!!」


「誰もYMT(ゆづきたん・マジ・天使)とか思ってないし!!」


「黙りなさい!!」


「何処かの団長かお前は!?」


「なら私のとっておきで始末してあげる!!…黒より黒く闇より暗き漆黒に、我が真紅の金光を望みたもう。覚醒の時来れり!エクスプロー」


「言わせねーし、りえりーにあやまれ!!」



厨二病全開の妹とバ○スみたいなツッコミを入れる兄でした。

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