第40話




日曜日になり朝出勤すると何故か千堂さん、平田さん、笠松さんがいた、

ちなみに朝出勤は平田さんだけだった


「あれ?なんで皆さんいるんですか?」


と俺が質問すると、


「お、良い所きたな、実はな、今日15時から近くのショップで○V女優のRUKAのサイン会があって誰が犠牲になるかジャンケンする所、お前もはいる??」


と言われ、あって見たいとテンションが上がってしまいつい


「僕も行きたいです!!ジャンケンしましょ!!」


とハイテンションで言ってしまう。

コレがこの後の地獄の始まりだった。


まぁ男なら誰しもが思う。一度でいいから何時もお世話になっているあの人を生で見たいと

あんな事をして、あのような声を出している人は普段どんな感じなのかを


「よーじゃあ、ジャンケンするぞー。2人生贄な。せーの」


「「「「最初はグー、ジャンケンポン!」」」」


「「よっしゃーー」」


と喜ぶ平田さんと俺

平田さんが


「じゃあ笠松俺の代わりに出勤な、俺色々準備あるから」


「えっ準備って?」


「そりゃー美容院いって、風呂入って、靴磨いて、スーツでいかんと」


と本気で言ってるので呆れ顔の千堂さんが


「…は??」


「いやデートはスーツでオールオッケーって聞いたから」


俺も詳しくはしらないが色々昔のゲームの事らしい


「まぁいいんじゃない?てか橙李未成年だろ!?お前留守番!!代わりに俺が行く!」


と千堂さんがずるい手を使ってきたので反撃しようとしていたら更衣室があいた。


そう、そこには何時も一緒にいるあのお方が入っているのを俺はすっかり忘れていた。


「…あいたよ」


恐る恐るその声をする方をみると、完全無表情の結月がたっていた

そして凄い目で睨んで来たので


「はい!!着替えます!!

あと千堂さん、僕の代わりにどうぞ!!」


と伝えありがとうと言われながら更衣室に入り着替え始めているとRINEが届いた


yuzuu,おい!!どうゆう事か説明を要求する!


橙李, すいません、好きとかじゃなく、

    ついノリで


yuzuu,早く出てこい!!


とだいぶお怒りの様子


ちなみにアカウント名がyuzuu,になっているのは付き合い始めたから新規一転と今までの後ろに,をアカウントの写真も俺が撮った海で黄昏てる物に変更している。


俺のアカウント名の後の,は「2人でお揃いがいい!!」と言い出し変更、アカウントの写真は家で料理している所を結月が撮った物になっている


恐る恐る更衣室を出ると氷の女王様状態になっていた


「ほら、橙李行くよ。…あと千堂さん達サイテー」


「いや結月ちゃん、コレは男の夢の話でね男なら仕方がないよ!!」


「そうですね、ただスケベな高校生は今からたっぷりお仕置きしときますね」


と笑顔で言って俺の手を引っ張っていく


「助けて…「諦めろ、なんとか姉様の機嫌取りしとけ」」


と見捨てられたその後も


なんか今日寒くない?


空気冷たいよね


冷房つけてないよ?


とパートのおばちゃん達や店長が騒いでいる

スイマセン、俺のせいで女王様降臨させてます。

今も後ろで腕組んでガン飛ばしてきてます。

本当スイマセン


その後帰ってお仕置きするまで一切機嫌の治らない結月女王様でした。


お仕置きを終えた女王様は満足そうな顔になり最後は可愛い何時もの結月になりました。


因みにその日から橙李は○Vを見るのを辞めました。…理由は察して下さい。エロい意味ではありません。…思い出したくありません。



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