第37話
次の日何時もの様に6時に起きて日課のトレーニングが出来ない事を思い出して勉強をしていると電話がなった
『橙李おはようってか出るの早いね』
「結月おはよう、何時もこらくらいに起きてトレーニングと勉強したりしてるからね、もしかしてモーニングコール??」
『…うん…声聞きたくて』
「可愛いすぎか」
『…だって…大好きなんだもん。ってのは半分の理由で本当は今日7時に出勤出来そう?なんか忙しくてヤバいって電話がきて』
「大丈夫っすよ!迎えに行くね」
『本当!!やったね。まってる』
といい電話が切れた。
急いで朝ごはんの準備を済ませて結月を迎えに行った
「おはよ、橙李、ッチュ」
とキスをしてきたので
ビックリしていると
「可愛いなぁ、行くよ」
と何時もの様にヘルメットを被り2人で出勤した
更衣室で着替えてると
「あっ橙李今日9時まで厨房だからね!よろしく!!」
「え!?」
「大丈夫だよ橙李なら!!あとホールの人には逆らわないようにね」
といわれまたキスをされた。
結月って結構大胆だし、キス好きなんだなと思っていると手を引かれて出勤した。
「歩夢さんゴメン!厨房の奴捕まらなかったからホールの奴連れてきた、橙李、彼女が
「わかった結月、表の人に挨拶したらこっちきてね」
と言われホールにでると派手なメイクのおばさん?おばあさんが勢いよくきた
「結月ちゃんやっときた、ほら早くてつだいな、あれホールに2人はいらいよ、松原君ほら厨房いっていって」
あー大阪のおばちゃんみたいな凄い奴いるなー変わる時あんまり会わないからきにしてなかったけど誰だっけ
「あーあれは
と結月は走って働きに行った。
俺も厨房にはいると
「橙李君だよね、純から聞いてる、とりあえず野菜全くないからスライサー使っていいからキャベツの千切りとその後にトマトとレモン切って、見本はそこにあるから、」
「はい!!歩夢さんお願いします」
「あっあと結月との関係は秘密なの?」
「!!」
「いやだって結月あんな嬉しそうにしてるの久々だし明らかに橙李君にだけ態度違うから、まぁ他の奴の事もあるし黙っとくよ」
「鋭いってレベルじゃないっすね…ありがとうございます。」
「じゃ、よろしくね!!」
と言われモーニングをどんどんつくっている
俺は仕込みを聴きながらどんどん進めてランチ前までは足りるように野菜などのカットを終えると8時になっていて、そこからが地獄だった
橙李!!ご飯たいて!
次洗い物!!
こっちで盛り付け手伝って、オーダー溜まってきた!!
魚焼けたらどんどん盛り付けて!!
ほら洗い物また溜まったよどんどん片付けて!
こっち落ち着いたから表の下げもの片付けてあげて!
あーヤバい忙しいのと歩夢さんの鬼軍曹感が凄い
それを見て笑ってる結月め、後で虐めてやろうかと考えている
ちなみに、お互いの意見で付き合っているのは気付かれない限り黙って置く事にしている、仕事中に弄られるのが面倒臭いからだ
そんなこんなで本日のバイトも終わり打ち上げにむかった
結月は瑞希さんに迎えにきてもらうことになっているが去り際に笑顔で
「浮気したらちょん切るからな」
と言われたのでビビりながら向かう
打ち上げは夕方からしてるみたいで2次会のカラオケから参加となる
「オツカレー、もうやってんだな」
と言いながらカラオケルームに入るとクラスメイト数人の中に裕也と何故か香澄がいた
「おっ橙李おつかれ!!」
「お疲れ様、橙李!」
「いや、なんで香澄がいるんだよ、クラス違うだろ」
「あーウチのクラスもカラオケ数人で来てるんだけど、ボーリングと別れて人数少ないからこのクラスに合流したんだ」
と笑顔で言ってくる、確かによく見ると少し広めの部屋にクラスメイトの男子と見たことない女子と歪な形になっていた。
「なぁコレほぼ合コンじゃね?他の奴は?」
「あー他の大部屋にいるよ、男子は何故か交代でこの部屋に来るけど」
「…香澄これ気づいてないのコイツだけ?」
「…まぁしかたないよ、それに裕也とられなければいいし」
「いや…でもなぁ、流石に…」
と付き合いたての彼女の事が頭に浮かぶと
「ほら橙李、エックスなジャパン入れといたから歌って盛り上げろ!」
と裕也がマイクを渡してくるので歌う
橙李は元々声が少し高いので歌声は声が高く高音歌手、女性歌手の歌をよく歌う。
華帆の言っていた面白いはこの事で、少し低音の男性歌手などは女の人が歌ったみたいになる
「橙李君声たかぁい、てか歌上手いね」
と名前の知らない女の子が話しかけてくる。
「ありがとう」
とそっけなく返事をしていると次々
橙李君歌上手
てかバスケ超凄かった
あと今日もだけど髪まとめてる方がカッコいいね
確かに
てかよく見たら筋肉もいい感じにあるし
彼女いないなら私、立候補しようかなぁ
ダメ、私も
橙李君はどんな女子好きなの?
確かに
おっぱい大きい子?
それいいずらいでしょ
など色々聞いてきて周りの男子の目もイタイ
裕也と香澄はニタニタしながらこっちを見て楽しんでいるのでいたたまれず
「あっごめん、俺彼女いるんだ」
というと裕也達含め全員にビックリされた
そしてカラオケルームは静寂を保った。
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