閑話Side 結月②

待ち合わせの場所を見ると橙李が4人くらいの男女に絡まれてる、

困ってるってよりはダルそうにしてる、アイツ態度でかいなぁとついつい笑ってしまう。

そのまま少しRINEでやりとりしていると橙李をバカにしているのが聞こえてくる、ゆるせない


そこからの私は人生で1番最低だと思う事をしてしまった。

人を見下し、貶し、蔑み、否定した、それも際立つようにワザと口を悪くして大きな声で



でも許せなかった、優しい橙李をバカにした事、

更に駆けつけた際に反応を見てわかった、コイツが橙李のデート相手だった奴か、こんな奴にと自分でも感じた事が無いくらいの感情が芽生えていた。



あーあ、この子いつか気づくんだろうな、橙李がいい男って事に、可哀想、でもありがと、要らないなら私が貰うね。と思いワザと胸を橙李にくっつけた。わかりやすいくらい動揺していて笑いそうになる、可愛い


橙李にさっきの事謝ると全然気にしてない、寧ろ感謝された、それに急遽橙李とデートできる事になった。あの子に感謝、嬉しい


定食屋に入ろって言ったらビックリされた、やっぱり変なのかなと思っていたら、理由をちゃんと言ってくれた。それから2人でお昼を食べたがイタズラであーんしてあげた。めっちゃ顔赤くなってる

ヤバい、可愛い


この日を境に私は橙李の事を好きなのかも知れないと思い始めた。ただ不満もある

橙李は誰にでも優しい、私が1番なのかなって思う

もう1番に思って貰えないのはイヤだ


ゴールデンウィーク終わりの飲み会でついつい橙李に当たってしまった。最悪、しかも元カレの話してる、最低だ私、


あれ?何で悲しそうな顔するの?そんな顔されたらほっとけないよ、でも私も甘えたい、だから今日は甘えさせて、

頭なでられるの嫌いだったのにな、今は少しでも長く橙李に触ってもらいたい、落ち着く



あー寝てたな、帰りたい。帰るって言ったら橙李送ってくれないかな?


送ってくれるって嬉しい、まだ話せる2人で

手にぎりたいな…

言ったら握ってくれるかな?

もう皆んな見てないよね?

いいよね甘えても、酔ってるし


橙李の手あったかいしなんか緊張してる??

可愛い、愛おしい、もっと触って欲しい

あ、多分私、橙李の事好きなんだな、

胸が苦しい、ブラ邪魔だなぁ、あ!また橙李からかっえみよ!!

あっコレ私もヤバいかも、期待しちゃう、橙李の手気持ちい、


顔見れないけどきっといつもみたいに顔真っ赤にしてあせってるんだろうなゴメンね意地悪なお姉さんで


あ、もうついちゃった、寂しいな、このまま一緒に寝てくれないかな、添い寝だけでもいいから、でも恥ずかしいから言えない、


あっかえっちゃヤダ




「っちゅッ」




勢いでしちゃった。恥ずかしくて家に逃げちゃった

あー何やってんの私!!痴女みたいな事ばっかして、


ワザとブラ紐触らせてちゅーするってヤバい奴って橙李思ってないよ?、でも瑞希なら平気でコレくらいの事やってるよね…ゴメン、こんな想像して、ゆるせ妹よ


でも、…もっとしたい。ホントは唇にしたかった。

でも好きな子とファーストキスはしたいよね、

私ならいいのにな


このまま好きって言って付き合えたらいいな

こんな気持ち久々、でも少し怖い

また捨てられる、浮気される、必要とされなくなるのが怖い、また『依存』してしまうのも怖い、ってかもう少ししている気がする。


橙李は高校生なんだからちゃんと私がしっかりしないと、橙李には正直でありたいからちゃんと自分のモヤモヤな所なんかは話をしよう。

私は変わる、橙李と付き合う為に、橙李を離したくないから自分に正直に橙李には、橙李だけにはちゃんと気持ちをぶつけよう。

我儘でもいいからちゃんと1歩ずつ進んで行こうと思うだから私を見ててね、橙李





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