第12話
今日の午後は2年全体で体育館に集められ学年主任が
「えー皆んなも知っての通り去年は新型ウイルスで2年だけ林間教室をしてないので、来週の木曜から一泊二日で行う事になった。他で調整出来ないので特別にと校長からだ。で、班を男子3女子3系6人で1班作って欲しい。
あと同じクラスでつくったらつまらんから、今から適当にくんでくれ、後、当日昼飯は各人弁当用意、夜、朝は自分達で食材持ち寄って作ってくれ、あとバーベキューとか焼肉は禁止なつまらんから!」
あーまた学年主任が面白がっていらん事言い出したよと思い裕也に
「俺と裕也と香澄で組むか?」
と言うと裕也が
「ご飯の為に香澄と橙李は必要!すぐに香澄さそうぞ!」
と香澄の元に行き3人は直ぐきまった
「唯ちゃん誘う?」
と香澄が聞いてきたが昼の反応を2人とも見ていたので心配そうに尋ねてくる
「いやいいよ、どうせビッチ組にはいるでしょ、それより余ってる人誘ってあげよ」
と俺が裕也、香澄に伝えると
「ビッチ組の件については後で聞くとして確かに余ると気まずいよな、少し待ってみようか」
「橙李と裕也ってそういう所の気遣い凄いよね、でもだから自慢できる幼馴染と彼氏だよ」
と裕也と香澄が返してくれた。
それから何組が俺らと合流しよ、みたいに誘われるがやんわり断り話ずらそうにしている人を3人誘い先生に報告に行った
その後は時間いっぱいまで、何を作るか、買い出しどうするかなどの話し合いをする事になった。
ちなみに食材予算は1人2000円と少し高めで、薪や湯などを沸か用に小さいガスコンロ、鍋や土鍋、フライパンなどもひと通り借りれるが調味料とかは借りれないとの事
香澄と俺が先生に確認を終えると裕也が他の4人と話をしていたので合流する。
こういう時の裕也の誰とでも打ち解けれるスキルは凄いと思う
簡単に自己紹介をし
田臥昌宏くん アニメやラノベが好きな男子で華帆と趣味が合いそうな男子
中村ちなみさん バンドを他校の人と組んでるらしくボーカルとギター担当
結城詩乃さん 図書委員で静かな感じの子でサスペンス小説好きって言い好きな人が怪盗○ッド
「なんか、堅苦しくなるから名前で呼ぶ様に楽しくやろ!」
と香澄が話始めた
「でもまさか裕也くんや橙李くん、香澄様に誘って貰えると思いませんでした!」
「確かに!!」
とちなみさんと詩乃さんが、言い始めたので
「昌宏、なんの事かしってる??」
「あー香澄さん性格男前で女子人気高いらしいよ!ラノベでありがちなヤツ!百合百合しい」
「あーうちの妹も香澄大好きだからなぁわかる。だから俺に彼女が出来ん!てか俺より告白されてんじゃない?女子からw」
と男子達でイジってると
「昌宏くん余計なことこの2人に教えない!!
あと橙李は残念イケメンだから仕方ない、私がモテてもひがまないでね」
と相変わらずイジってくるので昌宏くんに小さい声で耳打ちする橙李、
「あー香澄さんなんか橙李くんが流石アネゴって言えって言ってくるんですが」
まさかの裏切りにあった
「よし、橙李今日スタジオで処刑な!!」
香澄が指をゴリゴリ鳴らしていたので遺言をどうするか本気で考えた
雑談をしながら皆んなの空気感や発言しずらさを減らしていく、この辺りは幼馴染のなせる技でいい具合にイジられ役とイジる役などを割り振りこの空気に入れてしまう。
ある程度慣れた所で俺が
「じゃあそろそろ決めよっか、香澄と俺、料理出来るんだけど裕也以外の3人はどうかな?」
「あれ?なんで裕也くん以外なの?」
とちなみさんから質問がきたので
「裕也は錬金術師だからね、何でも黒焦げにしてしまうの」
「誰が指鳴らすか!でも香澄の料理食べれるからいいや!」
「もう裕也ったら、まかせてね」
と香澄と裕也がいちゃつきだすので
「あーこの2人すぐイチャつくから皆んな糖分とりすぎないようにね、で、あと見た目によらずあいつらサブカルとかアニメとか全然見てるからある程度のネタにもついていけるから、で料理の件だけどそんな手間掛けずに作りたいかな?オシャレなのがいいとかある?」
と俺が話を進めていくと
他の人も余り料理が得意というわけではないのと手間は掛けたくないらしい、
香澄と少し相談し
「なら夜はアヒージョとパスタで朝はご飯と味噌汁と卵焼きとか軽めのにしよっか?出来たら夜はデザートとかも作りたいけど、ニンニクとか大丈夫かな?」
と言うと他の4人がそんなの簡単にできるの!?とビックリされたので香澄が
「あー橙李やってくれるし皆んなもそんなする事無いかなぁって感じで出来るよ!因みにシナモンとか苦手な人いなかったらデザートまでいけるよ、予算も余るし前日に私の家で少し手伝ってくれたら余裕かな」
といい、全員納得してもらい結構時間が余る感じで役割分担まで終わってまた雑談をしていたらちなみさんから
「そういえばさっき香澄ちゃんがスタジオっていってたけどバンド組んでるの?」
と聞かれたので、裕也、香澄、俺、華帆で遊びでしてるって言うと凄い食いつかれて色々話しているうちに
「なら私と組んで文化祭出ようよ!去年しってたら誘ったのに」
とちなみさんからの提案でバンドを組んだ。
曲も昌宏が好きなアニメの曲だったり、詩乃さんが好きな曲などを聞いて決めていった、
ちなみに詩乃さんに○井さんが好きと言うと、私は…と少し探偵漫画について熱く語りすぎ他の4人を引かせたりもした。
あと、意外な事に詩乃さんコスプレの趣味があり文化祭衣装を作ってくれる事になり、昌宏と話が合うみたいだった。
ただそこでコスプレの内容が決まってしまったのだが
裕也 錬金術で燃やす人
料理が錬金術師な為
香澄 キザな怪盗
ただかっこいい姿を見たい
ちなみ 厨二病のイタイ魔法使い
小さいし厨二病っぽいから
橙李 鬼のメイド(桃髪)
女装させたいから
いや、ただのイジメじゃんコレ!まだ裕也、香澄はいいけど俺とちなみさんのネタ感が凄い!!
まぁ文化祭は2学期だし忘れてくれるのを願うだけだった
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます