君の好きを奪ったら
@amacha3
君の好きを奪ったら
君がすき過ぎて
僕の衝動がおさまらなかった…だから…
『君から好きを奪うことにした』
最初は君の使っている物
シャーペン・消しゴム・お弁当のお箸・水筒・上履き・体操服…
もっともっと奪いたくて
今度は君の友だちを奪っていった
知人・友人・親友…
君から奪う喜びに僕は毎日毎日一喜一憂した
だって…なかなか君から笑顔を奪うことが出来ないから…
それなら今度は君の大切な家族を奪おうと思ったんだ
そうしたら君は僕のことを…僕のことしか見えなくなるから…
君が寝ている間にそっと奪いに行こうと思った…けれど…
僕はいま…何故だろう?なんで鉄格子だらけの建物に閉じ込められているのだろう…
君からただ奪って僕を見てほしかっただけなのに…なんで僕が自由を奪われなくてはいけないんだ?
君が見てくれるだけで良かったのに…
薄暗い部屋の中から見える空は灰色で
君の笑顔も香りも全てを忘れかけているよ…
ただ…ただ君のことが好きなだけだったのに…
君の好きを奪ったら @amacha3
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます