第29話 人の気も知らないで!ε- (´ー`*)(2021.08.07)

 小まめな水分補給を!なんて注意を天気予報が流す、猛暑続きだった東京。

 その後で、すぐにオリンピックのメダルがどうのと始まるのだから……だったらオリンピックは深夜にやれば、気温問題も、アメリカのテレビ局が気にする時差問題も解決するのにねぇ……。

 どうせ無観客なんだし、いつもオリンピックはNHKが深夜に担当なんだから、問題ないっしょ(*`Д´)ノ!!!



 なんて斜に構えて庭を見る、三連休の初日のわたしです。

 その姿はパジャマ代わりのTシャツに短パン。足にはサンダルでございます。

 腕を組んで「ふ~む……(;-ω-)」と唸ってみれば、すぐ横から明るい声が。

「またダメだったの?」

 こちらは朝から、メイクもばっちりの妻。涼やかなヒラヒラなブラウスに、デニムのパンツ。足には動きやすく、スニーカーかいっ!

 ちなみにうちの妻、元はその道のプロだけあって見事に化けます。そろそろ老後に足を突っ込んだ歳なのに……とは、とても言えないくらいに。(言ったら殴られるから、絶対に言わんけどね。 苦笑)



 その妻の声には応えず、その場にしゃがみ込んでじぃっくり観察。

 そう、わたしの目の前にあるのは、ナスちゃんのプランターです。

 このナスちゃん姉妹、花は咲きますが、実がなる気配はまったく無し……わたしの頭を悩ませます。

 これまでの枝豆くんは、上級者に言わせれば「まだまだ!」なのでしょうが、それなりの晩酌できるくらいに収穫。

 その次のシシトウくんは、毎週、二十本は採れる大豊作が継続中。もう百本は軽く収穫しました。

 バジルちゃんなんて、パスタにハンバーグ、鳥の香草焼きにローストビーフまで使うくらいに採れて、当初の目的のバジリコスパを作ろうとは思わないくらいの大豊作なのに( ̄□ ̄;)!!

 だけど、ナスちゃん姉妹だけは……。



 もともとナスって作物は、GW明けくらいに苗を植えて、七月前くらいから夏ナスを採り、この時期は秋ナスに備えて更新剪定こうしんせんていをしているらしいです。

 更新剪定ってのは、大胆に枝を途中からバッサリ切って、根にはスコップを入れてブチブチっと根を切り、新しい枝と根で秋ナスの実りに備えること。

 まぁ人で言えば、黒髪ロングの清楚系ファッションの女の子が、ショートカットのミニTシャツと短パンのスポーツ系女子に変わるってことでしょうか……ちょっと違うかなぁ(^_^;)?

 だから上級者の人も気温が30度を越える、この時期はちょっとお休みして、秋ナスのために水やりと肥料やりにと専念しているらしいです。

 けれど七月も過ぎて植えた、うちの家のナスちゃんは剪定も無しにぐんぐん伸びるにまかせているのだけれど……。

 植えたんだから、ナス食いてぇ( ̄□||||!!



 ゆうさんからはうちの一番花の写真を見て、「雌しべが雄しべより短いから、肥料が足りません。もっと化成肥料を与えて草勢を付けましょう」とアドバイス頂きました。

 その通りにして、三番花、四番花くらいからは、雌しべが見えるくらいにはなったのですが……やっぱりナスは難しい。(;-ω-)

 不機嫌にナスちゃん姉妹を見詰める、寝起きのわたしです。

 その横で…………


「そのうち、涼しくなったら実るわよ!」


 満面な笑みでお出掛けの準備。

 人の気も知らないで!ε- (´ー`*)

 そこに遅れて玄関から出てきた息子は、黒いネズミがプリントされたTシャツで、手にはペットボトルと扇風機。

 すっかり準備OKかよっ、チィッ( `д´)!

 不機嫌にフンッと鼻を鳴らす、わたしの前にならんだ妻と息子。

 そう、これから二人は仲間グループとネズミーランドにゴーです。


「まだ怒ってんの? パパ、ネズミーランド嫌いなんだからいいじゃんっ!」


 自分から行かないのと、あたまっから仲間外れは違うんだよ!(`Δ´)




 ってなわけで、二人の背中を見送って、寂しくナス姉妹の支柱を台風に備えて建て直し、一人でビールに寿司だ、ステーキだと食いまくり、ふて寝したわたしは……o(`^´*)

 だから今回、一日遅い公開となりましたとさっ。



 例によって、近況ノートはナスちゃんの三番花です。前回の一番花と、雌しべの長さを比べてもらうと、その成長具合の違いは一目瞭然です。

 その近況ノートは、

https://kakuyomu.jp/users/honoka-souji/news/16816700426499569519


 そしてtwitterはナス姉妹の全体写真。こちらも合わせて、どうぞ!( ̄ー ̄)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る