新生活のしくじり、そして夢一つ

@bosco-tkm

新生活のしくじり、そして夢一つ

私は高校生の時、『一人暮らしなんて簡単だろう』などと思っていた『うわぁ~人暮らしして~』が口癖の一般的な高校生でした。そんな私も晴れて大学受験に合格し、夢の一人暮らし。

 

 余裕で悠々自適とばかり思いこんでいた私の一人暮らし生活は実に困難を極めることばかりでした。


 まず初めに心が折れそうになったポイントは高い階まで引っ越しの荷物を運ばないといけないといけなかったことです。自分の願望としては、部屋が角部屋で日当たりがよくて高い階がいいというもので、今になって考えてみると少し考えが甘かったのかなと、、、

結局、選んでしまったアパートはエレベーター無しの5階ということで家を出るとしたら汗だく必須のもうそれはそれは考えていただいただけでご想像に難くないと思います(笑)


 二つ目のしくじりポイントは、私自身が思った以上に潔癖症であるということです。

引っ越してきて3日目、それまでは自炊をせずに何とかレトルトや、缶詰に頼りながらだらだら暮らしていたが機械的な味に飽きてしまったので何か作ろうと思い立って見事にオムライスと野菜スープを完成させるのでした。それらを食べて「よし、片付けよう!」としたその矢先、私はあることに気づきました。それは、引っ越してきたアパートの排水溝を見て、『アレ?ナンカキタナクネ?触れないんだけどーーーーーー!!〈衝撃〉』ということでした。

もともと実家は私が小学校5年生の時に新築された家できれいにしていたということもあり、何か水回りのことについて家事の手伝いをするときも、あまり抵抗感はありませんでした。しかし、今にしてみれば、それは常に掃除をこまめにしてくれていたお母さんや、新しい家を建てることのできる経済力のあるお父さんがあってこその環境でした。その時の私はというと『家帰りてー』が口癖になっていました。しかしあの高校生の時は夢の一人暮らしにあこがれていたはず、などと自分に自己暗示をかけてお掃除用具の重曹とクエン酸が私の強い味方になったのはまた別のお話、、、なんちゃって


まぁなんやかんやで私は現在、税理士の国家資格を取るべく日々精進!!といったところです。

いまおもったんですけどここまで読んでいただける人がこの世の中に一人でもいること自体がうれしいなぁって、、、

一人暮らしで周りの人への感謝の気持ちが芽生えるってこういうことなのかな

ということでこの辺でみんなが幸福でいられますように

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