第二章

超簡単!人物紹介!(一章まで)

【人物】


◆参謀(魔王側近)

掲示板で安価をとって作戦を立てようとするヤベーやつ。

仕事熱心だがプライベートはマイペース極まりなく、掲示板では頻繁にスレ民を呆れさせている。

主人公。


◆炎の四天王

口が悪く手も早い火竜。竜族の中ではやんごとなき身分だったりする。

火力面だけなら四天王でも最強格で、作戦の主軸として活躍する。

昔は素行が悪かったが、最近は真面目に仕事に取り組むようになった。甘党。


◆闇の四天王

老獪な合法ロリ。魔王様と同じ混沌の一族。

参謀とは気安い間柄で、酒の席では互いに軽口ばかり叩くため話が進まなくなる。

次期魔王候補でもあるが、その万能さ故に雑に仕事を振られがち。


◆土の四天王

大地を司る精霊。星そのもの。

体のサイズや数が自在であり、その日の気分によって大きくなったり増えたりする事がある。

魔界のパワースポットに領地を持っているが、精霊に民が導ける訳もなく領民はゼロ。


◆人の四天王

光の眷属でありながら人神に背いた人間。人類にとってのA級戦犯。

自身が光の眷属である事を利用した搦手で敵の心臓部に切り込む戦法を得意とする。作戦の危険度が非常に高いため、手当として給金が高い。

演劇鑑賞とショッピングが趣味。上司に土産者を買いまくる様子は推し活OLのごとし。


◆幻の四天王

幻想界に住む妖精。

幼児レベルのコミュニケーション能力しか持たないフェアリー達の中では精神年齢が高く、普通に会話が成立する。

特徴的な笑い声で周囲を不安にさせるが、最近他の幹部からはスルーされるようになった。


◆魔王様

魔族の王であり象徴。

城内で歪なクッションをお持ちになりお歩きになられるお姿が散見される。

魔族が信仰する神『邪神様』と交信なさっており、日々様々な職務を全うされている。


◆聖女

今代の聖女。元農村の娘。

神に選ばれた事で生活が一変し、彼女の言うところの「人間らしい生活」が出来なくなる。

友人と都のケーキ屋に行くのが夢だったが、ついぞその夢が叶う事はなかった。


◆勇者(陰キャ)

水の都に攻め入った魔王軍の前に現れた少女。

聞いたことのない魔術を使い幹部達を困惑させるも、三度目の致命時に体ごと消滅し生死不明となる。

口数が極端に少なかったため掲示板で不名誉なあだ名を付けられた。

サブクエストは全部消化するタイプ。


◆勇者(泉)

水の都の上流にある泉を調査しにきた青年。

待ち構えていた炎の四天王と交戦し、仲間を全て失った。

聖女の数少ない友人。


◆水の精霊

水を司る精霊。星そのもの。

水の都に捕らえられていた所を魔族によって解放されたが、魔界の水源が気に入らなかったため交渉決裂。

魔王軍幹部から袋叩きにされ涙目で消滅した。


◆ドラゴン(壁)

水の都上流の泉にて、炎の四天王と共に勇者達を迎え撃った個体。

勇者の仲間を一人討ち取るという大きな戦果を挙げたが、最後は数の暴力の前に屈した。


◆ゴーレム

水の都作戦に動員された精鋭部隊。

金属製の人形のように見えるが、そういう生き物。有性生殖。


◆モデウス

炎の四天王の副官。竜族の戦士。

上官が戦死した際は参謀に剣を捧げるよう言われている。

最近合コンで失敗した。


◆ビアンラルド

参謀直属の情報部隊の隊長。柔軟で力強い翼が自慢。

戦士としても優秀だが、翼に傷がつくと本業に差し支えるため基本的に戦闘は行わない。

いつも上司のオーバーワークを心配している。




【地理】


◆中央大陸

中央にある大陸。単に大陸とも呼ばれる。

とにかく大きく、星にある陸地の大半はこれ。

魔族(闇の眷属)は魔界に追いやられたが、魔物(いわゆるモンスター)は中央大陸にも普通に生息しているので冒険者ギルドとかある。


◆魔界

魔族の領土のこと。

今は中央大陸の北にある島々のみ。


◆水の都

大陸の北東にあった美しい都。

聖女の力により強固に守られていた。




【ここまでのあらすじ】


人類と魔族は長きに亘って争いを続けていました。

どちらが優勢となる時代もありましたが、お互いに持ち直して中々勝負がつきませんでした。

ある時、魔族は悪ノリで水の都を襲撃しました。

水の精霊は消滅し、勇者は仲間を失い、聖女は魔族に捕らえられてしまいましたとさ。めでたしめでたし。

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