017 これからの判断

 ゲームセンターを充分に楽しんで、丁度お腹も空いてきたところに

 みんなでファミレスに向かった、その間に葉山さんがスマホで確認しながらみんなを案内してくれた。


 歩いて直ぐのところにあった。

 入り口で人数を入力して勿論全部スマホで入力している。

 今の子供達は便利になったもんだ。


 ファミレスのシステムも今は当たり前で、外国人でも問題無く入れる。

 メニューも無く全部スマホで確認出来るし、注文も全部スマホで入力するだけなので、桔梗も桜も初めてなので、私が説明して注文をした。


 メニューは勿論、桜と桔梗の言う通りにした。会話は問題無く。

 今の流行りの話とかだけど、二人は知らないから聞き手になった。


 なんとか誤魔化した、菫としてはムスーってしていたが。

 二人きりになってないからだろうけど。


 会話を聞いてなんとなく理解したようで、桜も桔梗も普通に話を出来るようになった。そのあとは会話も弾み今日は解散した。


 しかし、帰り道の菫は桜と変わって葉山さんに質問攻めだった。

 二人の時にどんなデートをしてるのか帰り道で問いただしている。

 返答は勿論何処に行くとか普通の答えだったので、菫のそれとは違うみたいで、菫の方が下がったのが誰から見てもわかった。

 私は経験ないので対処に困った。

 

 実はファミレスではもう一つ他の子には言えない事が起きていた。

 メニューの取り合いだった、トイレに行っては交代して注文を繰り返す、誤魔化すのに、双子が役に立って良かった。次々とウエイトレスロボットが来るのには、内心ドキドキしたものだ。

 みんなには良い意味で良く食べるねって言ってくれたのでなんとか乗り越えた。


 桔梗と桜だけは連絡交換しなかったけど、すーちゃんはしていたみたいだ。

 一か月の設定が役に立った、また遊ぼうと言ってくれたけど、もうないだろうと思う。


 家に着いてから、これからの事を話合った。

 勿論パンデミックのことである。

 始まったばかりと、私には聞きたい事があった。


 それと私の仕事も考えなければならない、彼女達には言わなければいけない事があるから、それを含めて細かく知る事が大事になる、彼女達の希望は菫以外はとりあえず、希望に応えたと私が思っていたからだ。


 残り十年で人間が滅びるのは今でも理解と説明がないからで何故

 私なのかも気にしている。


 家に着いてからみんなと話した。

 本当に人類を救うべきなのかと、なぜそんな事を思ったのは、もし私達の存在がバレてしまった時、人間は私達を脅威に思い何をしでかすか、おんびんにはすまないだろうと、間違いなく言い切れる。隔離されるだろう。これだけは避けないとダメだ!


 もっと知らなければならない、守ろうとしているのに逆に守れなくなる。

 菫の書き換えを使えばなんとかなりそうだが規模がまだわからないのは問題解決に必要だから、彼女達は人間になりたくて来たんだから、助けてあげたい。


 なんてたって、私の猫達なんだから可愛いのは当たり前だ!

 人類よりも大切に思える、家族同然出し、知らない人よりも私は

 彼女達を守る!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る