大手柄

 * * *


 まえにはそよかぜぎるおかうえ花畑はなばたけ。そのこうにはあおみずをたたえた広大こうだいうみしず夕日ゆうひ

 かんぺき。

 すこ視線しせんとすと一本いっぽん一本いっぽんはな手折たおりながらかんむりつくあいらしい少女しょうじょ姿すがたえる。おもわず口元くちもとがニヤついて、はなしたび――あ、やべ。鼻血はなぢが。

「ジャーン! て! ほら!」

 あかくなったはなあたりをごしごしこすっていると少女しょうじょけてきた。あー、そんな笑顔えがおでこっちをつめないで! あ、かおり。かおり。

 今度こんど小鼻こばなおもいきりふくらみそうになってはなあたりをあわててかくす。

「ふふっ! ほら、おはなかんむり! きれいでしょう」

 きみほう可愛かわいいよ。

「えいっ! ――わ! ジャン似合にあってる! あはは!」

 きみがかぶったほう可愛かわいいよ。

「ありがとう」

 こころこえ全部ぜんぶみこみ、最高さいこうのイケメン笑顔えがおつくりながら少女しょうじょかたいた。かおあかくしながらうつむいて、どういたしまして、とちいさくつぶやく。

 れちゃって、もー!! き!! ――じゃなくじゃなくて。すー、はー。イケメンー、イケメンキープしろー、おれー。

「あ、ほ、ほらジャン! て、あの夕日ゆうひ!」

 ずかしくなっちゃった少女しょうじょがわざと手元てもとはなれてこうのほうへとけてく。たまご黄身きみみたいなきれいなオレンジの夕日ゆうひうみにとろとろけていく。

「まるできみかみみたいな夕日ゆうひだ、ぜっ」

 おおげさなぐらいかっこつけためポーズで彼女かのじょみをさそう。

 ふふ、おれ中々なかなかキマりぎてるっ!

「ま。ジャンったら、へんなの!」

 その笑顔えがお可愛かわいいよ。

「ふふふ、もうー。からかわないでよね」

 っちゃなほそゆびでちょこんとはらいてくる。おふっ! キューピッドのですかっ、これはキューピッドのですね、間違まちがいなく!

 いながらこづきながら、可愛かわいさの権化ごんげまえをとててとけてゆく。その雰囲気ふんいきさったら、もう。けちゃう。

 そこでふとづく。――ちょ、彼女かのじょ、もしかしなくてもおれのこときでしょ!? いや、間違まちがいなく、間違まちがいなく!!

 このチャンス、のがさでおくべきか!

 自信じしん入道雲にゅうどうぐものようにむねそこからむくむくいてた。バッとけつけ彼女かのじょ背中せなかかってばす。

「からかってなんかない、ぜっ」

 かたをさりげなくき、しろせて笑顔えがおめる。

「じゃ、ジャン……」

 夕日ゆうひまっただけじゃないきみのほおのあかみが可愛かわいいよ。

おれちかいのキスはきみとしたいんだ、ぜ……」

「え」

じつおれ……すぅー、おまえこと、ずっとまえからベリィ・アイラブユーだったんだ」

「わぁ……! うれしい! じつは……わたしおな気持きもちだったの!」

 瞬間しゅんかん見開みひらいたあのかおた? いまた??

 ちょう可愛かわいくなかった? あーたまらん、結婚けっこんしよ。

わたしもあなた以外いがいにはかんがえられないの! いますぐしたいわ、そうしましょう!」

「あーソフィー!」

「ジャン!」

 んちゅー……


 * * *


「んー……ソフィー……えへへへ……」

「んちゅー」

「んー?」

 めた瞬間しゅんかん

 まえにいたのはあいすべきいたいけな少女しょうじょ――じゃなくて、くちをすぼめるとしこいたヒゲ親父おやじ


「……!」


 ギエエエエエ!!


「な、なんスかなんスか!」

なんさわぎ!?」

「こっ、このエロヒゲ親父おやじおれの! くちびるを!」

「だからうばってねえって……! おい!」

「アアアア、このっ! このっ!」

「いてっ、いてっ! ちょ! るなるな!」

おれのファーストキスがあああ」

「ぎゃっ、ぎゃくエビがた反対はんたい! 反対はんたい!!」

「あ、ちょ、ちょ! ジャン! ケンカはめて!」

 突然とつぜんひびいたさけごえにあわててけつけてみるとレイレイがジャンの足蹴あしげでぼっこぼこにされているところだった。

 あわてて二人ふたりをひっぺがし、レイレイをよしよしする。(そうじゃないだろ! というジャンのツッコミはいま限定げんていこえない)

「レイレイ、大丈夫だいじょうぶ?」

「あーん、ソフー! きみてくれなければおれァ、今頃いまごろそらほしだったよー」

「ふ、ふんだ! テメェみたいなエロヒゲ親父おやじ、さっさとお星様ほしさまになってろ!」

「よしよし、いたかったね」

「あーんいてよソフー! キスしろってアイツがったからこたえたのにアイツったらエロヒゲ親父おやじとかうんだぜー? もう最悪さいあくー!」

「えー! それは可哀想かわいそうに……」

「だからそっちじゃねぇだろ、ソフィー! 被害者ひがいしゃおれほうだ!」

きしめてー! なぐさめてー!」

「はい、ほら、ぎゅー」

 そうやってハグをした瞬間しゅんかん、レイレイがジャンにかってまたしたをべーっとすもんだからいけない。

「このエロヒゲダメ親父おやじメガアアア!!」

 もう戦争せんそうである。

「イダダダダ!」

観念かんねんしろ! ひと彼女かのじょに!」

「ちょ、ジャン! めてったら! レイレイはわたしんだのよ!」

 ってはいった瞬間しゅんかん周囲しゅうい沈黙ちんもくはしる。

「え?」

「だって、どんなにあっためてもからだつめたいままだし、全然ぜんぜんきないし、心配しんぱい心配しんぱいで……くすん、わたし、どうすればいかからなくって……ひっく」

「あー、かないでかないで。おれわるかったから」

「しくしく」

 こらえてもいてもてくるなみだむねがどんどんいっぱいになる。それにあわてたジャンがあたまをよしよしとなでてきた。おおきなあたたかい。

「ほ、ほら。ソフィーの看病かんびょうのおかげでこんなに元気げんきだ!」

介抱かいほうしたのほとんどおれだけどな」

「やっぱソフィーはすごい! こんなに元気げんきだ、ほらほら!」

元気げんき?」

「うん! ほらソフィーげてぐるぐるまわれるぞ! ホラ!」

「わ、ちょ! あ、アハハ! やめ、てよ! アハハハ」

 いながら本当ほんとうにやるあたり、男子だんしだなってかんじがする。

 でもおかげで心配事しんぱいごととかなみだとか全部ぜんぶんじゃった。安心あんしんしたはずみにおもわずかれはらきつく。

「ちょ、ソフィー!?」

かった、きてて。かった!」

「ソフィー……」

「おねがい。もう無理むりなんかしちゃだめ。い?」

「う、うん」

「あ! そうだ、ジャンにせたいものがあるのよ!」

 そういながらうしかくしたティアラをせると、本当ほんとううれしそうにかがやかせた。

「え、えー!? え、すっげ、すっげ! え、どこで!?」

「あのあとジャンが気絶きぜつしちゃって遺跡攻略いせきこうりゃく大変たいへんだったんだけど、なんとか出口でぐちまでたどりいたのよね」

「ふむふむ」

「そしたら出口でぐち付近ふきんあたらしいショーケースに」

「へぇ! もうだめかとおもったけど……神様かみさま本当ほんとうにいるんだなぁ」

「ちょっとベールはやぶけちゃってるッスけどね」

「でも、十分じゅうぶんきれい」

 ディーディーとドンクも会話かいわじってあらためてティアラをみんなつめた。

 ローズの宝石ほうせきひかり反射はんしゃして、周囲しゅういにピンクのひかりすじはなつ。ティアラにちいさくかざられたきらきらのダイヤがこれまたきれい。

「そうえば」

と、ドンク。

なんだ?」

「これ、おれたちはじめての獲物えもの

「……あ」

「……ホントだ!」

「おれたちはじめてのおたから!」

「しかも大手柄おおてがらじゃないッスか!? 王国一おうこくいちのおたからッスよ!」

「やっべ、ケロッとしてたから気付きづかなかったけど! 俺達おれたちじつすごいことしてんじゃん! やっべ!!」

 三人さんにんっておおはしゃぎ。

 ほほましくって、ほほましくって。口元くちもとおもわずほころんだ。

「やー、ソフィーがこっちにてからことばっかだ! ありがとな、ソフィー」

 ふとこっちをいたジャンがって満面まんめんみでそうってくる。ほっぺが条件反射じょうけんはんしゃあつくなった。あ、あつくなるな! バカ!

 ずかしさにおもわずはなして自分じぶんのほっぺたをおさえる。

「……どうした? だった?」

「そういうニブちんはきらいよ!」

 地味じみにショックをけた船長せんちょうかたをニヤニヤわらいながらたたくレイレイ。また戦争せんそうきてた。

「まーまー! 三人さんにんともッス!」

「どーどー」

「「ん?」」

暴力反対ぼうりょくはんたい……」

 今度こんどめてきたのはドンクとディーディー。

「せっかくいモンゲットできたッスし、おまけに遺跡いせき攻略こうりゃくできたッスから! こう、ぱーっとやらないッスか!?」

生還せいかん、ばんざいかい。したい」

「ん? んー、そうだなぁ」

 レイレイのくびをしめながら(真似まねしちゃだめだよ、絶対ぜったい!)ジャンがちょっとかんがえる。

「ま、今日きょうぐらいはいだろう」

「や、今日きょうこそはッスよ!」

「ははは、そうだな!」

「待って! あ、あのさ!」

 そこにどもたちおもってびこんできた。一斉いっせいそそがれた視線しせんがちょっとずかしいのかもじもじしてる。

「なあに?」

 視線しせんわせてくとリオがほか二人ふたり目配めくばせをし、それからあらたまって

「ぼ、ぼくらも仲間なかまれて!」

あたまげてきた。

「え」

ぼくら、海賊かいぞくになってほかやつ見返みかえしたいんだ!」

「アイツら、ボクたちのことあたまおかしいってってくるの!」

「どうして? こんなにたちなのに」

「リオは射撃しゃげき天才てんさい、ピオは動物どうぶつはなせる……らしくて」

はなせるから!」

「ぼくはこのとおり、機械きかいとかのマニアです」

いじゃないの。なんでだめなの?」

「でも勉強べんきょうそっちのけで熱中ねっちゅうしちゃうから友達ともだちだけじゃなくて先生せんせいおやまで意味いみがないっておこったりわらったりするんです」

「ふぅむ……なるほどなぁ」

たしかに、勉強べんきょう大事だいじだよ! モチロン!」

 リオがってはいってくる。

「――それは、それはかってるんだけどさ……。意味いみがないってばっさりわれちゃうとさ……」

いや、なんだね?」

 三人さんにん三人さんにんともくやしそうなかおでこくりとうなずく。

「も、もちろん一生いっしょうじゃなくていんです!」

「そりゃたりまえだ」

「ちょ、ちょっとのあいだだけでいんだよ?」

「だから、その……自分達じぶんたち価値かちのある人間にんげんだって証明しょうめいできるまで、その……そばにいさせてしいなって」

 そこまでってだまりこくった三人さんにんてからジャンのほういた。

「どうする?」

「どうするッスか? オヤブン」

「……」

「この子達こたち、オレたちのことたくさんたすけてくれたッス」

足手あしでまといは、ないとおもう」

「……」

 ディーディーとドンクもジャンのかおをのぞきこむようにしてつめた。

「ジャン……」

「……」

「……」

「……っはあ、そんなつめるな。かったよ、三人さんにんまとめておれいてこい! 食料しょくりょう調達ちょうたつ時間じかんだ!」

 その言葉ことば三人さんにんがきらきらっときらめく。

「ええっ! いの!」

いやか?」

「「「いやじゃない、いやじゃない!」」」

「え、うれしいです! 本当ほんとうに!」

いのちたすけてもらったってのに、なんにもかえさないんじゃぁ、うみおとこがすたるからな! それに――」

「それに?」

「お前達まえたちなんだかむかしおれてるようながしてさ」

「オジサンに!?」

「んー、なんかフクザツー」

なん複雑ふくざつなんだよ! かっこよかっただろ!」

「えー、そりゃおじちゃんだからでしょー」

ったなぁ!?」

 いま冗談じょうだんめかしてけらけらわらっているけれど。言葉ことば最後さいごほうかれひとみなんだかさびしげにもえた。それに気付きづけたのはわたしだけだった。

 そのうらにはなにかくれているのだろう。

 直後ちょくご、そんなさびしさなどかったかのようなテンションで「よーし、いまから市場いちばくぞ!」とはしるジャンの背中せなかをしばらくはぼうっとながめていた。

「ソフィー、はやく!」

「アネキー!」

姉貴あねきー」

「う、うん! かった、いまく! ――あ、レイレイは?」

「ん?」

「どう? 一緒いっしょる?」

「お、そうだよレイ! おまえなよ! 今日きょうだけは特別とくべつサービスだぞぉ、なんたって今日きょうおれらは大手柄おおてがらだからな!」

 ジャンがにかにかわらいながらる。

「タダめし?」

なにいてんだよ」

「タダめし?」

「……タダめしだがな、ひと条件じょうけんがあるぞ」

「……なに?」

「ティアラをるわけにはいかないから、各人かくじんノルマがある」

「「「ええええ」」」

 レイレイだけでなく、ほか全員ぜんいん一緒いっしょ反論はんろんこえげた。

「な、なんでッスか!」

優雅ゆうがものは」

「ったりめぇだろ! これはソフィーのティアラだぞ! そんな大事だいじなのるわけにはいかねぇだろうが――!」

 そうった瞬間しゅんかんわたし視線しせんかんったジャンのかおになる。

「ち、ちげぇし。気分きぶんだし! はつ宝物たからものかざっておきたいタイプだし」

「ふふふ」

「な、なんだよ」

「ありがとね」

 おかしくなってわらいかけるとまたになって「さきくからな!」とこうにはしってった。

 こうなったらほかのメンバーも最早もはや文句もんくえず、ニヤニヤわらいながらあとった。

 のこったのはわたしとレイレイだけ。

「……あれ、かないの?」

「んやぁ、タダめし魅力的みりょくてきだけどねぇ」

「じゃあけばいじゃないの」

「タダばたらきのほういやだからかなーい」

 ずこっ。

 冗談じょうだんきでズッコケてしまった。

「それにおじさん、これからちょっと大事だいじ用事ようじがあるからさぁ」

 そういながらすぐそばのしげみをちらりとやる。――いや、にらんだ。のほうただしいのかもしれない。

「また感想かんそうおしえてよ。それではらいっぱいにする」

いの? こんなにくしてもらったのに」

「いーのいーの」

「っていうか、感想かんそういたらぎゃくにおなかっちゃうでしょ」

らないの? おいさんのごはんみんなしあわせ」

 そういながらすっと左手ひだりてってきて、唐突とうとつこうにキスをした。――おしろ貴族達きぞくたち女王様じょおうさまにする特別とくべつ挨拶あいさつだ。

 まれてはじめてのだれかからのキスにほほあかくなる。

「また会おうぜ、王女様おうじょさま

 かっこつけてかれもりおくへとえてってしまった。

 また、呆然ぼうぜんとするばかり。

 なんか、ずるいもする。


「レイ、レイ……」

「おーい、ソフィー!」

「は、はーい!」


 * * *


 ウィークスむらほどちかく、もりなか


「いるんだろ」


 レイのするどこえもりひびく。かぜがぞわぞわともりをなでた。

かってる。遺跡いせきなかまでつけてたんだろ? ――てたんだぜ、ずっと」

 静寂せいじゃくばかりがひろがり、なにこえないがそれでもレイはつづけた。

てこいよ!」

 そうった途端とたん背後はいごしげみがガサガサとれ、仰天ぎょうてん。すぐにき、拳銃けんじゅうかまえた。

だれだ」

「こんばんは」

 たのは金髪きんぱつみどりあかのオッドアイ。優雅ゆうが物腰ものごし

「おまえは……」

一人ひとりもりなか、どうしたんですか? 演劇えんげき練習れんしゅう?」

 ――教育係きょういくがかりのフィリップ。

 意外いがい人物じんぶつ登場とうじょうおもわずのどがごくりとった。

「おまえか? おまえがつけてたのか?」

「ん? なんあとを?」

「……アイツらのあとを、だよ」

 にこやかに応対おうたいつづけるかれすこ不気味ぶきみさをかんじながらも拳銃けんじゅうかまつづけた。

海賊かいぞく。……お前達まえたちさがもとめるお姫様ひめさま一緒いっしょだぜ?」

「ふふ、やはりそうでしたか」

「お前達まえたち一番いちばんのおたからぬすまれたぞ!」

「……」

「もっとあせらなくて――」

 そこまでいかけたときなにかをさとったようにレイのエメラルドグリーンのひとみがハッと見開みひらいた。

 それは最悪さいあく可能性かのうせい

「まさ、か……」

 ――ヒュ。

「……!」

 その瞬間しゅんかんうなじになにほそはりさり、それに気付きづいた途端とたんあたまがぐわんとれるのをかんじた。視界しかい二重にじゅうにぼやけてからだもふらふらする。

 っていられない!

「く、そ……!」

 あわてて拳銃けんじゅうかまなおすもときすでおそし。

 そばにひかえていた十何人じゅうなんにんもの人達ひとたちかこまれ、じゅううばわれたうえ、おさえこまれてしまった。

「あなたはぎたんですよ」

「てめ……ら……」

情報屋じょうほうや人材じんざいだ、私達わたしたち一緒いっしょてもらいますよ」

 そこでうしなった。


かったのですか、フィリップさまころさなくて」

「ああ。ひめのティアラがよごれてしまうだろ? それにっていることは全部ぜんぶあらいざらいいてもらうさ。そのためにもきていてもらう必要ひつようがある」

「なるほど」

 そばで不敵ふてきわら側近そっきんにつられるようにフィリップも口元くちもとみをかべた。


私達わたしたち大手柄おおてがらってわけさ」

「さすがフィリップさま


 かれらの背後はいごで「クライシス王国おうこく」のはたがはためく。

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