第38話

 ・・・ホテルに来てしまった。


 橋本さんに言いくるめられて、ラブホテルまで来てしまった。

 

 「着きましたね。早速、中に入りましょう」


 さっきのデート中より、上機嫌に橋本さんは言う。


 「やっぱり、こういうのには順序を―」


 「先輩。私は先輩の事が本当に、本当に好きなんです」


 「・・・そうか」


 ここまで、俺の事を好きと言ってくれるとは。

 俺は覚悟を決めた。その間に橋本さんはモニターで、部屋を選んび終わって、部屋の鍵を受け取っていた。

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