第26話(2/2)

 えーと。確か、会社で鈴木専務の相談を聞くために、飲みに誘って、それから・・・。


 そこからの記憶が完全にない。

 

 どうやって、店から出て、ここまで来たのか。そして、ここはどこなのか。


 その全てを知ってるであろう、鈴木専務は睡眠中。


 「・・・・はぁ」


 忍びなかったが、鈴木専務を起こすことにした。


 「鈴木専務?」


 「ママ?あと、5分だけ寝かせ―って?!」


 俺の顔を見て飛び起きた鈴木専務。

 この後、鈴木専務に話を聞くも、鈴木専務も酔っぱらっていて記憶がないと言う。



 ホテルの前にて。


 先輩がホテルに連れ込まれてかなりの時間が経った。

 ホテルに侵入を試みるも、ホテル内スタッフに止められて走ることが出来なかった。


 ・・・もうすぐ、夜が明ける。


 「・・・・先輩」

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