第26話(1/2)

 居酒屋で、あの忌々しい、婚約者を名乗る橋本さんにこれから告白すると言う話を聞いた。

 それは、まだ、婚約者ではない。橋本さんが嘘を私に言ったという事になる。

 

 「二人で寝たらいいのよ」


 母の言葉を思い出し、同時に母から受け取った睡眠薬をこっそりグラスへと入れた。

 後は、タクシーを呼んで近くのホテルへと向かった。

 そして、二人で寝た。


 

 俺はどうして、鈴木専務と一緒に寝ているのだ?

 最後に記憶にあるのは、居酒屋で話をした記憶だ。


 とりあえず、ベットから出・・・?!。


 腕を掴まれた。

 もしかして、鈴木専務は起きている?


 顔を除き込む。


 スース―と寝ている。

 

 一度落ち着いて、状況を整理してみた。

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