第27話
「鈴木専務。本当に何も覚えてないんですか?」
「うん」
いつも強気の鈴木専務が、かなり弱気になっている。
「別に責めてる訳じゃないんですよ。実は自分も記憶がなくて」
状況から考えて、昨日着ていた服はそのままだし、部屋も荒れてはいない。だから、行為などはやっていない。と思っている。
コンコンっと部屋がノックされた。
「お客様、もうすぐチャックアウトの時間になります。延長をご希望の際はロビー申し付けください」
ホテルの出入り口にて。
まだ、先輩はホテルか出て来ない。
かくなる上は、スタッフ全員を倒していくしかない。
そんな覚悟をしていると、先輩がホテルから出て来た。
私の先輩を連れて行った、ドロボー猫と一緒に。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます