第25話(1/2)
「鈴木専務。あの、この書類の―—」
「・・・・」
「鈴木専務!」
「えっ。あ、はい?」
ここ最近、珍しく鈴木専務が凡ミスを連発している。
まだ、大きなミスにはなっていないが、この調子が続いてしまうと、いずれ大きなミスをしてしまうだろう。
「鈴木専務。飲みに行きましょう」
「・・・・ごめんなさい。今はそんな気分じゃないの」
断られてしまった。が、ここで引き下がろうとはしなかった。
明らかに何かを悩んでいる様子の上司。
その悩みを聞くのも部下である俺の仕事であると思ったからである。
「どんな愚痴でも聞くんで、仕事が終わったら飲みに行きましょう」
「そこまで言うなら、分かったわ。飲みに行きましょう」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます