第24話 ゴックン……

 その後、僕も残りの今日の分の仕事を済ませ家路に急いだ。



 徹夜を覚悟していたので嬉しいはずだが、ナゼか自転車を漕ぐペダルは思いのほか重たい。



 家に着くと玄関のドアを確認した。カギが掛かっている。

 僕はグルッと裏に回り、裏木戸から家の中へ入った。



「ただいま……」リビングへ行ったが、アランの姿は見えない。


「あれェ……」お風呂に入っているのだろうか。

 バスルームを確認するが、入った形跡はあるが居ない。

 もう風呂から上がり、寝てしまったのだろうか。



「ン……」

 ゲストルームのベッドを覗いて見るが、そこにも姿が見えない。


「どこに行ったんだろ……」

 コンビニか、どこかへお菓子でも買い出しへ行ったのだろうか。



 仕方なく僕は2階の自分の部屋へ上がった。


 部屋のドアを開けると明かりが点いている。

「ン……」

 部屋に誰かがいるようだ。



「あ……!!」

 僕のベッドに美少女が横になっていた。

 もちろんアランだ。



 風呂上がりなのだろう。


「ゴックン……😳」

 むき出しの真っ白な太腿がなまめかしい。







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