第6話 魔法との出会い

ツカサは真面目に本を読み込んでいた。


本を初めて開いた時知らない文字が読めたのはすごく驚いたツカサだが、小説ではよくあることだったのを思い出しこういうものだととりあえずは深く考えないことにした。


ところどころ意味がわからないところもあったもののなぜか読める本を読み進めることで様々なことがわかり、ツカサは夢中になって本を読み漁った。


魔法の使い方、どんな魔法があるのか、魔物の倒し方、<継承者>とは、etc…


特に魔法の使い方は複雑で、ツカサはテスト勉強以上に熱心に暗記することとなった。


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〜魔法の使い方〜


・まず体内に流れる魔素の存在を認識する。

普通なら5歳くらいの時に認識できるよ。


・体内の魔素を放出し、<操作領域>を作る

操作領域がないと魔法を発動することができないよ。

また相手に魔素量で圧倒的に勝っていれば、高密度の操作領域で相手の操作領域を打ち消すことができるよ。


・自分の<操作領域>内で魔法陣を構築し、魔法を発動する

大規模の魔法を発動させるためには、その分だけ構築する魔法陣も大きくなり、その魔法陣を構築させるためには大きな操作領域が必要となるよ。


・<操作領域>内で魔法を操る

自分の操作領域内に限り、発動した魔法を任意の方向に放ったり留めたりすることができるよ。

操作領域を出た魔法は操作領域内で与えられた指向性に従い動くよ


*相手に直接影響を及ぼす魔法は自分の操作領域内に対象がいることに限る

精神に直接影響を及ぼす精神魔法や肉体を強化する強化魔法などが存在するよ。


――――――――――――――――――――


しかし相変わらず手錠は付いているので、ツカサは魔法を実践することはできず、ひたすら知識を蓄えているだけの生活だったが、ロボットがご飯を持って来てくれるし、椅子もあるのでここな生活が割と気に入っていた。

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