このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(4文字)
銀色の街を、銀色の髪の死神が駆け廻る。死神には特殊な能力があり、悪を躊躇なく抹消していく。アリスは胸で十字を切って祈る。愛するひとの無事を、そして世界の未来を。世界観や情景描写が卓越していて、目の前に現れます。死神の飛び抜けた戦闘シーンと、奇妙な悪と、クセのある天使とのやり取りも、とても魅力的です。死神は愛するひとと、世界を救うことができるのか……!?
オーゼムさん、くせになります。
暗くて、ヨーロッパ風の町が舞台の話が好きな人におすすめです。
心静かに読める作品ですね。アリスと死神、白い景色や美術館、天使など作者の繊細さが窺える作品です。