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」への応援コメント

  •  主人公たちには、妻が入れ替わったという確信があるわけですが、その確信が本当に正しいのかはわからないわけですね。思い違いということも多分にありえる。
     入れ替わったのだとすれば、オリジナルはどうなったのか、という問題もありますし。


     "Fallout 4"というゲームには、これと似た問題を突きつけてくる話がありました。
     自分がオリジナルとすり替えられた人造人間だと信じている少女、という。

     本人は人造人間だと信じているけど、少女の両親はオリジナルだと信じているし、人造人間だという証拠も特にない。

     結局、彼女がオリジナルなのか、人造人間なのかはわからないわけですが、その上でプレイヤーは、少女に対して、どう生きるべきかをアドバイスすることになります。

     ゲームはこういうところが有利なんですよね。決断をプレイヤーに委ねることができる。小説だと、どうしても書き手の方で決めなきゃいけないですからね。

    作者からの返信

    おはようございます。涼格さん。
    こちらの作品は、杉浦日向子の百物語を参考にした記憶があります。
    Fallout 4ですか。たまにはそういうゲームもやってみようかな。
    コメントありがとうございました。

  • 随分奇妙な小説ですね。
    結局、後の妻は誰だったのだろう、と考えるのは野暮なのかな?
    私はAIか何か、というオチがつくのかな、と思いながら読みましたが、がんで亡くなるのだから立派な女性ですもんね。
    「女」、この短編集も一筋縄ではいきそうもない予感。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    この作品は杉浦日向子へのオマージュになっているので、杉浦の「百物語」を読むと、何をしたかったのかわかるかもしれません。

    自分的には、素直な怪談・奇談のつもりで書きましたけど、たしかに理屈は通っていないですね。