第4話中編-3-
すっかり飲みすぎてしまった
もう深夜3時
エリカさんは相当強いのだろうか、慣れてるのだろうか
僕の何倍も呑んでるけれど、酔いはしているものの元気一杯だ
夕間もエリカさんに付き合わされ飲んでいるがほろ酔い程度
「ふー、今から新規さんとか来たらちと辛いな、表の電気消してくる」
そう言うと夕間は表の看板の明かりを消しに行き、ドアに掛けてあるopenのプレートをcloseにひっくり返した
「あーラーメン食べたいなー」
俗に言う〆のラーメンだろうか
「パスタならあるけど流石にBarにラーメンはないよ」
夕間は笑いながら答えた
「食べ行くー?」
「俺はいいや、店片付けて帰るよ。此太連れてって」
「ふーん、じゃいこっか此太ちゃん。〆のラーメンは普段の3倍美味しいよー」
会計を済ませながらエリカさんは、イスからピョンと跳び跳ねるように降りると急かすように言った
「行ってこい行ってこい。夕方帰る前に飯食いに寄ってけよ。早めにあけとくから」
夕方?何言ってるんだ夕間
それを聞くより早く、「此太君早くー」と、エリカさんの催促の声がしたのでから返事で僕は店を出た
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます