杉貫十械 歌詞集

蛾か蝶か

あの灯（ひ）に舞（ま）うは　蛾（が）か蝶（ちょう）か

集（つど）う層（そう）は皆（みな）そう疑（うたが）いながらも

運命（うんめい）の糸（いと）を手繰（たぐ）る　汚（よご）れたその手（て）で

売（う）られても生（い）きざるをえない少女（しょうじょ）

救（すく）いが無（な）い　見（み）えるもの全（すべ）て

避（さ）けて通（とお）る　道端（みちばた）の綺（き）麗（れい）な花（はな）

心（こころ）は　流（なが）れ落（お）ちる

今（いま）もなお　続（つづ）くストーリー

咲（さ）いて行（い）き交（か）う　人（ひと）の群（む）れ

光（ひか）る方（ほう）へ　そして華（はな）を知（し）るように

生（い）き　倣（なら）う　ゆえに一片（ひとひら）

夢（ゆめ）を見（み）る　散（ち）り飛（と）ぶ　この身（み）の儚（はかな）さ

次（し）第（だい）に　閉（と）ざした　その瞳（ひとみ）の色（いろ）

綺（き）麗（れい）に　染（そ）めても　思（おも）いだせない

ぼくらの　出会（であ）いに　嘘（うそ）がないのなら

その灯（ひ）を　信（しん）じて　思（おも）いは果（は）てない　

もし生（う）まれ変（かわ）れば　優（やさ）しい音（おと）の中（なか）

もし生（う）まれ変（かわ）れば　優（やさ）しい色（いろ）の中（なか）

夜明（よあ）け　願（ねが）い　夏（なつ）が過（す）ぎて

一人（ひとり）流（なが）れ　辿（めぐ）る夜（よ）道（みち）で

甘（あま）い匂（にお）い　薄灯（うすあか）りの

傍（そば）で昇（のぼ）る　黒（くろ）い太陽（たいよう）が

嘘（うそ）の無（な）い　私（わたし）の姿（すがた）

照（て）らす歪（ひず）み　軋（きし）む音（おと）が

揺（ゆ）れる声（こえ）　「夜明（よあ）けは無（な）いの」

今（いま）もなお　続（つづ）くストーリー

咲（さ）いて行（い）き交（か）う　人（ひと）の群（む）れ

光（ひか）る方（ほう）へ　そして華（はな）を知（し）るように

生（い）き　倣（なら）う　ゆえに一片（ひとひら）

夢（ゆめ）を見（み）る　散（ち）り飛（と）ぶ　この身（み）の儚（はかな）さ

次（し）第（だい）に　閉（と）ざした　その瞳（ひとみ）の色（いろ）

綺（き）麗（れい）に　染（そ）めても　思（おも）いだせない

ぼくらの　出会（であ）いに　嘘（うそ）がないのなら

その灯（ひ）を　信（しん）じて　思（おも）いは果（は）てない　

動画 = https://sn10.jimdofree.com/music/