第3話~リンク

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  ザザザザザ、、


セン「信者のみなさま、

   おはようございます。」


セン「まだ天然教にご入会されていない方

   いつまで寝てるつもりですか?」


セン「共にシカルベキ時に、

   ソナエマショウ。」



  仮面の男が演説のような動画を

   撮影していた。



セン「さて、さて。

   みなさん体のコントロールを

  どれくらい、できるように、

   ナリマシタカ?」


セン「、生きるという事を、

   自動にまかせてない?

  それが悪いとは言はない。

   でも、君の世界にそぐわない

    でしょう?」


セン「マニュアルで血を回そ。

   マニュアルで成長しな。」



  男はふざけているようで、

   ときより声色をかえて、

  異様な空気を作り出している。



セン「目をとじて、

    

    楽な姿勢でいい。


  なにもしないを、して。」



セン「じっとしている事ができる?


   我慢するんじゃないよ。


  、受け入れて、くらって、その状態。


   その状態を嫌い、言い訳をさがすように


  行動してしまう?」



セン「行動をとめる事で見え始める、?

  

   生きるという動き。


  まずは、感じてゆだねて。


   1日一時間からでいい、、」



セン「みんな弱い。


   足りてる人なんていない。でしょ?


  それが苦しく感じるかもしれない。ケド」



セン「井の中の蛙、

 

   自分をそう思い苦しむ者に、


  いつか、羽は生える。。って、」





セン「と、ここで今日は視聴者からの

   質問に答えるコーナーを、

  特別にもうけたいとオモイマス。」


セン「投稿どうぞ。」




セン「ふむふむ、あなたは何者ですか?

   なにがしたいのですか?」


セン「。はぁ、」


セン「苦しむ事を成長と、

   今日は、お話しましたが、

  苦しむだけが、成長ではありません。」


セン「僕も、誰かに憧れられるような

   人になり。

  その人が苦しみでない感覚で、

   成長できる助けになれたら、と。」


セン「この場で返答するとしたら、

   これぐらいが適当かな。、」



セン「、、、」


セン「ではみなさん。

    また次、会う日まで。

   さようなら。」



  センを傷つけるような投稿が

   溢れていた。


  それを見て突然、

   撮影を終わらせたようだった。


タロ『セン様。』


麻世「セン、おつかれさま。」


セン「麻世。」


麻世「クヨクヨしないっ。」


セン「うぅ、」


タロ『セン様はモロイ。

    麻世様がいてつくづく

   よかったと、思う。』


セン「、なにがしたい?何者ってさ。

   一言にできないそれを、

  わかってもらおうとしてること。

   わかんないの?」


麻世「そうだね。

  、私もセンに会うまでは、

   簡単なのが好きだったよ。」


麻世「ていうか、簡単なままで、

   いたかったな。センのせいだね。」


セン「え、」


麻世「冗談。

   言葉にするのはむずかしいよね。

  言葉じゃないなにかで

    伝わってるはずよ。」  



麻世「それより、気になる投稿が

   あったんでしょ?」


タロ『?』


セン「うん。麻世も気になった?」


麻世「うーん、どうかな?」


タロ『二人の会話には、

   しばしば置いてかれる。

  自分が凡人なのだと、痛感する。』


セン「タロ、この投稿した人に会ってきて。

   お前より格上だと思ったら、

  連れてきて。」


タロ「はい。どちらの投稿でしょうか?」


セン「1043の魔法使い二人。

   会いたいです。


  ってやつだ。イコ&リズ、

   本名なのかな?」


タロ「わかりました。本名かどうか、

   すぐに調べてみます。」


セン「、それはいいよ。

   なんか本名な気がする。」


麻世「タロちゃん、よろしくね。

   イコちゃんと、リズちゃん、。


  アイコンのケーキがおいしそうね。

   、センなにか食べにいこうか。」


セン「いこう。」



タロ「すいません、私より格が高いかどうか

   判断がむずかしいのですが、」


セン「まかせるってこと、

   自分で考えて。」


麻世「セン。


   タロちゃん、自信をもって。」


麻世「自信と覚悟の問題よ。

   覚悟を決めて、責任を背負う。

  そこに立とうとしないから、

   いつまでも立てないのよ。」


タロ「はいっ、」


セン「そこに立ちたい訳じゃない、

   なんていいわけするなよ。

  僕だって好きでそこに立ってる訳

   じゃないんだから。」


タロ「、、甘いものでしたら、

   駅前に新しく~

    ちまたで人気と~」


セン「そういうのはいいからっ。」


麻世『、まちがえたかな?』


タロ「失礼しました。」


セン「、ありがとう。」


タロ『苛立たせてしまう

   自分がふがいない。』


タロ「迅速にコンタクトをはかります。

   いってらっしゃいませ。」


麻世「タロちゃん、

   気にしすぎてはだめよ。

  いってきます。」


タロ『子供のように、あっかんべーをする

    セン様。

  そのやさしさに、答えたい。』



~つづく。


  


  



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