お仕事関係の方は大丈夫でしょうか。
落ち着かれたらでOKですので、どうか焦らず。
さて、転生者と転生先の両親との関係、心の在り方って、あまりクローズアップされてきてこなかったテーマですね。
やる夫スレだと、まあ、あまり触れられないというか、そこまで掘り下げられないしなぁ。
なかなか微妙な問題ですね。
他人であり、家族。
でもそもそも、家族というのも最初は他人からスタートだしなぁとも思ったりします。
リューズとご両親の間に理解が芽生えることを祈ります。
一方で、この世界で魔法を使えるとは、どういうことなんだ、と。
もしかして平民の方たちは、やり方を知らないだけで、それを知れば……ということなのかな、と愚考したりします。
面白かったです。
ではではノシ
作者からの返信
最終話は途中まで出来ています。実は帰還6を最終話にしようとして書いていたんですが長くなってしまったので分割しました。それでも長いんですが。どうもキャラクターの会話を書くのが自分は好きで、それ故に長くなりがちで困っています。 全ての謎は解き明かされませんが、また続編は書くのでその中で明かしていきたいと思っています。
転生者の心の動きについては、今の現実に完全に見切りをつけ抜け出したいと望む人以外は前世を簡単には斬り捨てられないんじゃないかと常々思っていたので、前世に残した者や物の葛藤は書きたいと思っていました。ジョアンは妻リョーコに対しての未練ですし、リューズは祖母のこと以外は転生する理由がなかったのにトリッシュに上手く絆されてしまったという面が強いので、両親についての葛藤はあって然るべきかなーって。ただ、もう元の世界には戻れないので、いかにネーレピア世界でジョアンとして、リューズとして生きていこうと思えるか、書けるといいなと思います。
魔法については自分なりに原理的なことは考えています。ぶっちゃけある条件を満たせば平民出身でも魔法は使える、ということになっています。その原理に基づいてアレイエムの魔法学園が設立された、というところまで書きたかったのですが、これもまたいつか続編で触れることになると思います。
業務の隙をついて何とか最終話を今週中には出したいと思っております。
リューズの葛藤や決断も良かったです。その後の転生者との人間関係についてのお話も興味深くて面白く読めました。
平民が魔法を使える話はこれから波紋を呼びそうですが、第二部以降のお話になるのでしょうか。
作者からの返信
前話もそうですが、転生者とその親の関係というのはどういうものだろう、というのは転生モノを読んでいて以前から気になっていた部分でした。その辺りに触れた転生モノって「無職転生」しか読んだことがありませんでしたから、自分なりに書いてみようと思って書いたのがこの近辺の数話になります。自分なりの解釈です。
多分、前世があるからと言って今世の周囲にマウントを取るような言動をしない限りは、ちょっと変わった子供として受け入れられていくのではないかと思いました。ただ、前世の記憶を持つ者の心中では葛藤があるのだろうと。そこは旨く書けたのかはわかりませんが、何か感じていただけたのであれば幸いです。
魔法に関しては、ぶっちゃけ「武官のダイク」第2話で触れています。作用機序全ては解明されていませんが、この世界の平民は魔法を使える程に栄養が行き届いていないだけなんです。
平民でも魔法が使えるようになるためには、しっかり食べ物をバランスよく食べ、栄養を蓄える必要があるのですが、それができるのはこの時代やはり1部の富裕層だけです。
多くの平民が魔法を使えるようにするためには、農業革命と流通革命が必要ですね。それを為政者の一人として進めるのが魔法学園卒業後のジョアンの役割となっていくと思います。