第101話 帰還4




 ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ……リン……


 しばらくするとスプリンクラーから放出される水と、けたたましく鳴っていた非常ベルが鳴りやんだ。


 さっきの警備員が切ったのだろう。


 非常ベルが鳴りやんで更に30分程経ってから、さっきの警備員と、耐火装備ではなく通常の制服を着た消防署員二人が姿を現し、小会議室の中の点検を始めた。

 俺は焦っちゃいけないと思いつつもジリジリしていた。


 頼む!

 俺を家に帰してくれ!

 妻の携帯電話に連絡してくれ!

 お願いだ! 妻に会わないと死んでも死にきれない!


 警備員と消防署員2人は、点検を進めながら時折レーオくんとホワイトボードをちらちらと見ている。


 消防署員2人のうち、若い方の署員には何となく見覚えがある。


 えーっと、誰だっけ、思い出せ思い出せ……


 あ、俺の家がある分譲地のブロック違いのところに住んでる、地区の会合で何度か顔を合わせた若夫婦の旦那さんの方だ。ええーっと、名前は……確かミズタニさんだったと思う。


 ミズタニさん、お願いしますお願いします!

 うちの妻に連絡してください! お願いします!


 俺は必死に願い続けた。


 3人は変わらず時折俺の方をチラチラ見ながらも点検を続けていたが、やがて終わったようだ。


 「火気もありませんし、感知器の誤作動ってことで問題ないようですね。まあ本当に火事じゃなくて良かったですよ。では我々はこれで」


 消防署員2人のうち、年嵩の方が警備員にそう伝える。


 ああ、行かれてしまったら……頼む、ミズタニさん、年嵩の人、警備員、誰でもいいから妻に電話を……


 「ヤマモトさん、仕事中ですがちょっと時間もらっていいですか」ミズタニさんが年嵩の署員に口を開く。


 お願いだミズタニさん、俺の妻に電話をして下さい。お願いします……


 「警備員さん、あそこに置いてあるマスコットって、あのホワイトボードに書いてある人の物なんですか?」とミズタニさんが聞いてくれる。


 ああ、有難う、有難うございます!


 「ええっと、私らはよくわからないんですよ。私らは施設管理はしてますが、サッカークラブの運営とかは運営会社の方とボランティアの方でやってるんで。

 ここは試合の時にボランティアの方が使ってる部屋ですから、多分お客さんの忘れ物だと思いますけど。

 私も気にはなっていて、連絡した方がいいのかなって思ってたんですが、でもあんなにはっきりホワイトボードに連絡先書いてあるのに連絡してないってことは無いんじゃないのかなって思ってたんですがね」と警備員が答える。


 「いや、実は書いてある人の名前って、家の近所の人じゃないかって思うんです。ほら、ヤマモトさん、7日前にうちの署にも応援要請来たじゃないですか、あの河川敷の事故の」


 「ああ、隕石に人が2人巻き込まれて捜索した件か。凄惨な現場だったけど……あの件と何か関係ある人なのかい?」


 年嵩の消防署員、ヤマモトさんがそう聞き返す。


 「ホワイトボードに書いてある名前の人が俺ん家の近くに住んでる人と同じ人だったら、隕石に直撃された人の奥さんですよ。突然あんな有り得ないことで旦那さんを亡くすなんて、ってウチのやつも同情してるんです。よく亡くなった旦那さんと一緒にこのスタジアムに試合を見に来てたみたいなんで、もしそうだったらこの忘れ物も一応形見じゃないですか。それがわかったら渡してあげたいんです。

 ちょっと電話して、確認してみてもいいですか?」


 有難うミズタニさん! 本当に本当に有難う!


 ミズタニさんはヤマモトさんの許可を得ると自分のスマホを取り出し、ホワイトボードに書いてある俺の妻の番号を押した。


 しばらくコールしているがすぐに妻は出ないようだ。

 知らない番号からで警戒しているのだろうか。だが非通知以外は一応妻は携帯に掛かって来る電話を取るようにしていた。


 頼む、もうしばらく鳴らしてて下さいミズタニさん! すぐ諦めないで下さい、お願いします!


 「あ、突然すいません、ヤマザキリョーコさまの携帯でよろしいでしょうか? あの、私ヤマザキさまのお宅の隣のブロックに住んでいるミズタニと申しまして……はい、ミサトは私の妻です。ええ……いえこちらこそ……

 本当にすみません、この度はご愁傷様でした、手伝いも碌にできず、はい……はい……落ち着いたらまたミサトと一緒に顔を出させていただいてご冥福を祈らせていただきたいと……ええ……

 それでヤマザキさん、今日お電話したのは、実は私仕事でサッカースタジアムに来ておりまして、忘れ物の保管場所にヤマザキさんの携帯の番号が書いてあって、そこにぬいぐるみが置いてあったんですよ。ヤマザキさんの忘れ物ならお渡ししたいと思いまして……はい、ボランティアさんの控室に……

 やっぱりそうですか! 

 でしたら許可貰って、お宅までお届けします、はい。お宅にはおられるんですね?  

 はい、わかりました。

 昼休憩の時間になりますし大丈夫ですよ、ええ。

 では伺いますので……いえ、お気遣いなく。 はい、よろしくお願いします」


 無事ミズタニさんは俺の妻に連絡してくれた。


 有難う……本当に有難う……


 「やっぱりその奥さんの忘れ物でした。ヤマモトさん、届けるのに付き合ってもらっていいです?」


 「まったくミズちゃん勝手に約束するんだから。昼休憩使ってくから、メシ食ってる暇そんなにないぞ、いいね。後で急な出動で空腹で動けないとか言ったら、訓練メニュー追加だからな」


 ミズタニさんはヤマモトさんの許可を取ると、俺=レーオくんを手に取る。


 「警備員さん、お手数ですがクラブに連絡して、忘れ物の主が見つかったので返しといたって伝えておいてくださいね。

 では、これで失礼いたします」


 俺はミズタニさんの手に握られ、小会議室を後にした。






 スタジアムから俺の家までの10km。


 市内の混雑があるものの20分で俺の家に着いた。


 車内ではヤマモトさんが何でわざわざ届ける気になったのかミズタニさんに尋ねていた。


 ミズタニさんの返答は、「何かこのぬいぐるみが奥さんの元に返してくれってずっと言ってた気がしたんです。

 それと会合で顔合わせるくらいしか一緒になりませんでしたけど、亡くなったヤマザキさんって、何か他の人と違ってギスギスしてなかったんですよね。うちの地区って古くからの住民と新しく家を建てて移って来た人と、意見が割れて対立しやすいんですけど、ヤマザキさんが役やってた時って、双方の意見をやんわり受けてやんわり折衷案出すって感じで、罵りあいとかにならなかったんですよ。どっちの意見もきちんと汲むっていうか。だからですかね、せめて何かしてあげたいなって」


 ああ、仕事だけじゃなく地区の役員の時もけっこう神経すり減らしてやってたけど、こうやってわかってくれる人がいたって知ると、苦労も報われる気がする。


 やがて3日ぶりの俺の家の前に車が停まる。


 もう既に忌中の提灯も、花も片づけられて、玄関はいつもの装いだ。


 昨日か今朝か、少し雪が降ったようで日の当たるところは溶けているが、玄関の上の庇にはまだうっすらと雪が積もっていた。


 ミズタニさんが俺を持ち、家の呼び鈴を押す。


 玄関のドアが開き、中から妻が懐かしい姿を現す。

 今日はもう喪服ではなく、普段着だ。


 ミズタニさんが俺の妻に見つけた時のいきさつなどを伝え、俺=レーオくんを妻に渡す。


 妻は俺=レーオくんを両手で優しく受け取り、ギュッと胸に抱いた。

 

 俺はやっと、やっと妻の元に戻れたんだと、妻に抱かれて実感した。

 レーオくんに涙を流せる機能が付いていたなら、俺は泣いていただろう。


 妻はミズタニさんに用意していた菓子折りを謝礼にと渡した。

 ミズタニさんもヤマモトさんも固辞していたが、業務外という事で妻は渡すことに成功した。


 妻は重ねてお二人に礼を伝えると二人は車に乗って帰路につく。


 有難う、ミズタニさん、ヤマモトさん。

 ミズタニさんはいいご近所付き合いを、今後もよろしくお願いします。


 Uターンして戻って行く二人に俺はそう祈った。


 妻は俺=レーオくんを抱きかかえたまま家の中に入ると、リビングの祭壇があったところに設置された葬儀前の物よりも簡素になった後飾り用の祭壇に、俺=レーオくんを置いた。


 そして線香に火を付けると鐘を俺の実家に習い3回叩き、手を合わせた。


 妻が祭壇に祈っている間、俺も妻との過去を思い返した。


 当時の職場の同僚の看護師の紹介で出会い、創作居酒屋で豪快に男前に飲み食いする面白い女性だと思ったこと。

 正直容姿は整ってるけど俺の好みとはちょっと違っていたこと。俺はタレ目気味の丸顔の女性の方が好きだったが、妻はやや釣り目気味でシャープな顔立ちだった。

 何度か一緒に飲むようになり、俺の職場の悩みを親身に聞いてくれたりして、凄く俺の心情を理解してくれたことで段々と惹かれて行ったこと。

 初キス初エッチもなし崩しにして、付き合ってくれとは言ってないこと。

 そして初キスも初エッチも俺からしたはずだけど今にして思えば妻に上手く誘導された気がすること。

 付き合って半年で同棲したこと。

 妻が殆ど料理をしたことがなかったこと。でも持ち前の負けず嫌いですぐに俺よりも料理ができるようになったこと。

 毎月生理痛がひどくて生理の重い2日目は仕事を休んで一日寝込んで嘔吐してしまうこと。

 突然意識を無くして病院に連れて行った時は普段の気丈さが影を潜めて気弱になってしまったこと。

 俺もハッタリで、いつでも助けるよなんていってしまったこと。

 同棲して1年後、自宅アパートの寝室で寝る前にっていうムードも何もないシチュエーションで妻にプロポーズしたこと。

 用意していた指輪を左手の薬指にはめてあげると、あの気丈な妻が泣き出したので驚いたこと。

 思えばはっきり自分の気持ちを妻に伝えたのは初めてだった、と気づいたこと。

 家賃を払い続けるより、同額払って自分たちの家を買おうって相談したら、すぐに同意してくれたこと。

 一緒に過ごす中で、段々と男と女じゃなく夫と妻になっていったこと。

 互いに多くの会話をしなくても、何となく二人で一緒に居ると居心地が良いこと。

 そして子供を諦めるように医師に言われ、泣いた妻をただ抱きしめたこと。

 どうしても許せないことが職場であって、吐き捨てるように思いを吐露した俺を、夜そっと後ろから抱きしめてくれたこと。

 新型感染症が流行し出して、互いに対人の仕事だからと家庭内感染しないように生活スタイルを少し変えたこと。

 新型感染症のせいで、久しぶりに計画した夫婦の旅行を中止にせざるを得ずに落胆していたこと。


 色々あった。


 思い返すと、俺は妻に何かしてもらうばかりで、妻に何をしてあげられたんだろう。本当に木偶のボーだ。

 俺は妻と一緒に生きてこられて、幸せだったと思う。

 妻は幸せだったんだろうか。


 祭壇の前の妻はまだ手を合わせて祈っている。


 俺はレーオくんから抜け出し、また窒素の体を作ると、俺の体内の窒素を勢いよく動かした。

 ほんの少しでも、室温よりも俺の窒素の体を暖かくしたい。


 そして俺は妻の後ろ側に回り込むと、後ろから妻を少しだけ暖かくなったであろう窒素の体で包み込んだ。


 顔まで包んでしまうと妻が呼吸できなくなってしまうので、顔は除いて妻の全身を暖かい空気で包む。抱きしめることはできないけれど、せめて少しでも温もりを感じて欲しい。


 妻を包み込んだまま、俺は妻への感謝を想った。


 リョーコ、今までずっと俺と一緒に生きてきてくれてありがとう。


 俺はリョーコのおかげで、リョーコと知り合った以降の人生は凄く幸せだった。

 子供が出来なくてリョーコが悲しんでいた時、大して力になることもできなかった。ゴメン。

 もしかしたらリョーコは俺なんかと一緒にならない方が幸せだったんじゃないかって何度も思ったけど、でも、俺はリョーコと一緒に過ごせて本当に嬉しかったんだ。

 リョーコの幸せを俺は分けて貰ってたのかも知れない。

 ありがとう。

 これからは、俺のことはゆっくり忘れて行って、リョーコ自身が幸せに過ごして行って欲しい。

 俺はまた違う世界に生まれ変わるけど、リョーコの幸せをずっと祈ってる。


 「何言ってんのよ」


 ふいにリョーコが声を出した。


 「あなたと一緒に過ごして、私が幸せじゃなかったって思ってるの? そんな訳ないじゃない! あなたと一緒に生きてきて、あなたのお陰で私は色々と自分でも思ってもみなかった自分を発見できて、そんな日々が毎日凄く幸せだったわよ……」


 そう言うとリョーコは祭壇に置いていたレーオくんをまた取り上げて抱きしめる。


 「昔からお母さんにさんざん言われても全然わからなかったけど、自分が作った料理を美味しいって言って残さず食べてもらえるのって、すごく嬉しいんだって、貴方と暮らして初めて思った。 

 今までずっと仕事でも人に負けないように蹴落とされないようにって肩肘張ってて、そんな自分を自分らしいんだって思い込もうとしてたけど、そんなに他人と張り合わなくていいんだって気づかせてくれたのも貴方だった。

 何かイベントが無いと他人と一緒に楽しく過ごせないって思ってたけど、ただ毎日一緒にいるだけでも満たされるんだって気づかせてくれた。

 大雑把な私が普段気にも留めない細かいところの掃除をあなたがやってくれて、それにも甘えてた。

 体調が悪くなって心細い時も、いつもさりげなく心配して世話をしてくれた」


 リョーコはレーオくんを抱きしめ、言葉を紡ぎながら涙を流している。


 「……子供が出来なかったとき、本当は最初私のせいじゃないって思ってた。男性不妊が原因のことも多いって先生が言ってたし、だから体外受精すれば子供ができるって……

 でも、結局私のせいで何度も赤ちゃん流れちゃって、こんな私は女失格だって自分でも思い込んじゃって……

 それでも貴方はただ黙って抱きしめてくれたし、女として愛してくれた……こんな私でも貴方には必要とされてるんだって嬉しかった……

 その後もTVで子供の話題が出るとさりげなく局を変えたり……お義父さんお義母さんが触れようとすると他の話題に話を変えたり……凄く私を気遣ってくれてるのはわかってたのよ……」


 リョーコの涙がレーオくんに落ちる。


 「だから、だからあなたのことを忘れるなんて出来ないよ……」


 そう言ってリョーコはしばらく泣き続けた。


 俺はリョーコの涙を拭ってあげることも出来ない。


 でも、リョーコに、出来るだけのことはしてあげたい。


 俺はまた俺の体を構成する窒素を動かし、多少でも窒素の体を暖かくし、さっきと同じようにリョーコの体を包み込んだ。


 そして、右手を伸ばしてリョーコが抱きしめているレーオくんの中に右手を入れ、中の窒素を伸び縮みさせてレーオくんの手足を少しピコピコと動かした。


 リョーコが、レーオくんの動きに気づいてレーオくんを見つめる。


 俺はレーオくんの顔の部分の表情を動かしてレーオくんを笑顔にする。


 リョーコさん、僕はレーオくんだよ。

 リョーコさんが僕を忘れて帰ったから、僕は凄く寂しかったんだ。

 だから親切な人に頼んでリョーコさんのところまで戻ってきたんだよ。

 僕はリョーコさんが大好きなんだ。

 リョーコさんのおかげでこうやって動くことが出来てるんだよ。


 そしてレーオくんの表情を変えて、真顔に見えるようにする。 


 だからリョーコさんが悲しい顔をしてると僕も悲しいなあ。

 リョーコさんが悲しい時はしかたないけど、リョーコさんは笑顔が似合ってるよ。


 またレーオくんの表情を笑顔に変え、少しレーオくんの手を動かす。


 リョーコさんの笑顔、旦那さんは物凄く好きだったみたいだよ。

 見てて幸せになるんだって言ってた。

 だから、これからもみんなをリョーコさんの笑顔で幸せにしてあげて欲しいな。



 ……ごめんな、リョーコ、こんなチャチな一人人形劇みたいな茶番しか思いつかなかった。

 でも、リョーコが幸せに暮らして欲しいってのは俺の心からの願いだ。

 リョーコの笑顔が素敵だってのも本当だ。

 それに、リョーコも俺と一緒にいて幸せだったって言ってくれたのも、俺は本当に嬉しかった。

 生き物の魂って、次の世界に前世の記憶を忘れてすぐ生まれ変わるらしい。

 だからリョーコがこの世界を去る間際に、いい人生だったって思いながら旅立ってほしい。

 俺はまたどこかの世界でリョーコの魂と一緒に暮らすことが出来たら、こんな幸せはないよ。

 ものすごく低い確率だけど、でも知り合いだった魂って引き合うんだって言ってる奴がいたから、無いわけでは無いと思うんだ。

 俺は多分もうそんなに長くここに居られない。

 最後の思い出に、レーオくんにキスしてくれないか?



 俺がそう思うと、リョーコは涙を拭って、レーオくんの口にキスをした。


 あ、ちょっと待って、準備するからもう一回。俺がどうぞって言ったらキスして。

 ごめん、そんな正確に伝わってるとは思わなかったんだ。


 「……もう、相変わらず準備するのはギリギリなのね。何か食べに行こうって時も、いっつも出かける時間ギリギリに着替えてるんだから。こっちは焦っちゃうわよ。次の世界では準備はきっちりするようにしてね、周りに迷惑かけないように」


 わかった、本当に時間にルーズでごめんなさい。


 「準備しないともうしないわよ?」


 リョーコがいたずらっぽく言う。

 リョーコの気分が少し晴れたようで、本当に良かった。


 俺は意識の部分をレーオくんの中に移した。


 排煙装置から必死に逃げたおかげで、窒素の中の意識の移動は苦も無く出来るようになっている。

 もう長くは留まれないので、いくら上達しても無意味だけれど、今、この瞬間のために出来るようになっていて良かったと思う。


 はい、じゃあキスして。


 俺がそう思うと、リョーコはゆっくりとレーオくんの口に口づけた。


 もう二度と感じられないと思ったリョーコの薄くて柔らかい唇の感触を感じながら、俺は幸せを噛みしめていた。


 意識がリョーコの唇の感触に集中する。


 俺の窒素の体はいつの間にかほどけ、レーオくんの中に宿る俺の意識も多幸感の中に溶けて行く。


 俺が最後に見たリョーコの表情は、レーオくんを見つめるいい笑顔だった。




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