ここまでの登場人物 ここまでのあらすじ 魔法についてのここまでの情報

登場人物紹介 ここまでのあらすじ ここまでの魔法情報

アレイエム周辺図  ペイントの自作ですのでお恥ずかしいですが、物語を楽しむ上での一助になれば。

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ここまでの登場人物紹介です。(1756年現在)


【アレイエム王国】


【ニールセン王家】


●ジョアン=ニールセン 第1王子  6歳  転生者。前世の死因は隕石直撃。ネーレピア世界のアレイエム王国第一王子として転生。転生前は50過ぎのオッサンで仕事はケアマネジャー。仕事柄おばあちゃんの知恵袋的な知識や、老人の話に合わせて会話する必要があったため、昔の生活や価値観には詳しい。性格は軽口を叩くが根は真面目。本人は気づいてないが前世の仕事の影響で疲れ気味で諦観強し。6歳なのに枯れている。でも6歳の体に引っ張られて年相応な部分も出てきている。いいことだ。

 転生時の特典として「簡単に死なない身分保障」「同種族の中でも強靭で優れた体」「何となく雰囲気で考えを伝える力」の3つを貰った。 んがふっふ。


●ダニエル=ニールセン 国王  28歳  パパ上。まだ若々しい、小麦色の髭が似合うプリンス顔をしている。コタツの魔力から抜け出せない。理と利を考え迅速に決断できる英邁な君主。でも小さい頃は母に甘えて夫婦の営みを邪魔していた過去がある。優秀だった兄ディランがおイタをしたため廃嫡になり、繰り上がりで王太子に。その後父の戦死を受けて国王に就任した苦労人なのだ。結構剣の腕がある。


●イザベル=ニールセン 正妃  29歳 旧姓ホーデンバーグ(ハラス王国王女) イザベル母さん。アレイエム王国のハラスとの貿易、内務の一部と社交界の取り纏めなどをしている。嫁いできた頃は連れてきたメイド長の陰に隠れていたらしい。その後お祖母ちゃんのご指導ご鞭撻によりニールセン家の良き嫁御となったそうな。パパ上の執務室のコタツ布団を作った、が殆どは侍女のレオニーにやらせた。 


●ラウラ=ニールセン 第二妃  27歳 旧姓ハース(アレイエム侯爵家)  ラウラ母さん。ジョアンを産んでくれた人。今でも時々ジョアンと一緒に添い寝をしてくれる優しい人。ジョアン発案の国営コタツ工場の事務長に就任させられ、舞い込む注文を捌くのに四苦八苦しておられる。早く以前のように家族の食事を考える余裕が欲しいと思っている。サンルームの花の世話と、ジョアンとの語らいが癒し。治癒魔法が使える。


●アデリナ=ニールセン 前正妃  59歳  旧姓ツェルナー(元アレイエム侯爵家 現テルプ王国王族)

 ツェルナー侯爵家からニールセン王家に嫁いだが、その後実家のツェルナー侯爵家が反乱を起こし独立してしまったという何じゃそりゃーな状況に追い込まれた。が、反乱に組した貴族を切り崩し、反乱を何とか収める方向に持って行った。その後ダニエルとイザベルの政略結婚を取り纏め、王家の安定を図るなど辣腕を振るう。ある意味女傑。息子のディランのおイタで、育て方を間違ったかと悩み、今のニールセン王家の家族の在り方を方向づけた。


●ジャルラン=ニールセン 第2王子 5歳  ジョアンのことが大好きな甘え上手な弟。正妃イザベルの子でジョアンに遅れること半年で産まれた。何か最近クレクレしか言ってない気がする。でも言って聞かせればきちんと理解できる聡い弟。同世代の子供が兄しかおらず、無意識のうちに兄と自分を比較してしまって悩んでいるようだ。


●アードルフ=ニールセン 前国王 故人  アデリナの実家ツェルナー家が起こしたテルプ騒乱で、息子のディランがおイタした貴族家の寄騎の逆恨みで戦死。




【ニールセン王家 関係者】


●ゲオルグ=リーベルト伯爵 宮中伯 第一騎士団長(王宮警備担当) ジョアンの乗馬教師 ナイスガイ。 息子のハンスは第二騎士団でアレイエム市中警備を楽しんでいるらしい


●エルウィン=レーマン伯爵 宮中伯 第1騎士団副団長 まだ出てない 次の章から出るかも


●ラルフ=レーマン ジャルランの乳兄弟 まだ出てない 次の章から出るかも


●アルバート=コナー男爵 宮中伯(ニールセン王家より爵位授与) 元イグライド国立学会に所属していた蒸気機関の研究者 それ以外にも冶金とか色々研究してるらしい。多分ラウラ母さんが知ったら余計な事をジョアンに吹き込むんじゃねーよ、と思われるであろう人。


●エック 庭師頭 ジョアンに付き合わされて何でもやっている。今後は何があっても生きてさえいれば食っていけるだろう、そんな人。 


●エルマー 料理長 料理が絶品らしい


●イライザ メイド長(イザベル付) 何か怖そうな気がする


●ドノバン=アーレント ジョアンとジャルランの家庭教師(魔法も含む全教科担当)伯爵家3男 元はオーエ教本道派の修道士として学問を修める 枢機卿が過去の魔女狩りで非人道的な実験をしていたことに恐怖を覚え逃げる。その後オーエ教改革派に所属 最近蒸気機関の研究にハマっている


●レオナ アデリナ付侍女  侍女の性格は主人に影響を受けるのだろうか


●レオニー イザベル付侍女   侍女の性格は主人に影響を受けるのだろうか


●ピア ジョアン付メイド ジョアンがダメ人間になるのではと心配するほど身の回りの世話が上手いメイド。孤児院から7歳の頃王宮に引き取られてメイドとして働いている。あてがいとしての役割も担う予定だったが、取りやめになった


●カーヤ ジャルラン付メイド 多分ピアと似たような生い立ちでジャルランのメイドに付いている。腕白なジャルランに手を焼いているであろうが、どうだろうか。あてがいとしての役割も担う?




【ニールセン王家に出入りした人】


●アーノルド 時計職人 何か凄くいろんな歯車を組み合わせてジョアン発案の蒸気機関を動くようにしちゃった人


●ヘルマン 国営コタツ工場 工場長 元木工ギルド事務方。材料仕入れや輸送の手配など、コタツ工場の稼働を全力で支えている。




【ニールセン公爵家】


●ディラン=ニールセン 公爵 33歳 ダニエルの兄 おイタをして廃嫡された人 すごく有能だったらしい




【ハールディーズ公爵家】


●ジャニーン=ハールディーズ 5歳 渋柿を食べた人


●ガリウス=ハールディーズ公爵 金髪で髭が顔を覆っており右の額から左の頬にかけて向こう傷がある身長2m越えの大男。国で1,2を争う剣の使い手。妻と娘にデレデレ


●ジュディ=ハールディーズ 公爵夫人 ジャニーンの母 気品溢れる淑女




【謎の人たち】


●トリッシュ 床から生えたペ○シマン アカシックレコードの無駄使いが好きな謎の存在 何かこの世界ではそれなりの存在らしい 謎


●自転車に乗った女子高生 隕石落下の巻き添えで死亡 ネーレピア世界に転生したらしい 謎






【名前だけ出てきた人】


● バルトロ=シヴァーニ オーエ教本道派枢機卿。 魔女狩りをして魔法をずっと使わせる実験に手を染めた人


●オーエ・ヒート 1700年以上前の人物。巨大宗教オーエ教の創始者兼オーエ帝国最高指導者。ジョアンはオーエ・ヒートが転生者だったんじゃないかと疑っている。蒸気機関車を作らせようとはしたが、ブラシやたわし、洗濯板は作らせなかった。解せぬ。 





これまでのあらすじ


【????との対話】


 気が付いたら謎の空間にいた主人公。

 床から生えたような謎の存在と対話する。

 謎の存在が言うには主人公の死因は隕石の直撃。

 体はバラバラのため普通に元の世界へは戻れない。

 トリッシュと名乗る謎の存在はリクルーターで、主人公に3つの道を示す。

 1・3つの転生特典を授かりトリッシュのいる世界へ転生する

 2・元の世界に幽霊として戻る

 3・このまま何もしないで謎空間に飽きるまで留まる

 トリッシュは3を勧めてくるが、主人公は1を選択する。



【幼い頃の幸せな記憶って大事よね】


 「簡単に死なない身分保障」=王家の第1王子への転生

 「同種族の中でも強靭で優れた体」=物覚えがいいのを実感

 「何となく雰囲気で考えを伝える力」=今のところまったく役立っていない

 の3つを転生特典として貰った主人公。

 18世紀ヨーロッパに似た世界ネーレピアにあるアレイエム王国の第一王子、ジョアン=ニールセンとして生を受ける。

 ちょっと珍しい生活習慣のニールセン王家で、まだ5歳のジョアンは家庭教師のドノバンに付いてもらい歴史や地理を勉強したり、庭で秋の作物を焼いて食べつつ魔法の勉強をしたり弟をなだめたりする。



【寒さとの闘い】


 アレイエム王国の冬は普通に寒さが厳しい。

 王宮内の暖房手段は、薪を暖炉で燃やす、それのみ。

 寒さに耐えかねた主人公ジョアンは、自分の土魔法を使って湯たんぽの作成を思いつく。

 家族分の湯たんぽを作ろうとしたジョアンは魔法の使い過ぎでフラッと一瞬倒れる。

 家庭教師のドノバンから、魔法の発動には体力が必要で、眩暈などの症状は魔法の使い過ぎの症状と教えられる。

 湯たんぽの作成と同時に庭師頭のエックとその部下の庭師に石造りの王宮内でも使える掘りゴタツの作成を依頼していたジョアン。

 1週間後に完成した掘りゴタツは王家の家族をメロメロにした。

 湯たんぽと掘りゴタツの成功を受け、王である父ダニエルに蒸気機関を使った室内温水暖房と浴室を作る許可をもらったジョアンは1年後にそれを完成させる。

 湯たんぽ、掘りゴタツの普及のため特許制度を作ったアレイエム王国。

 国営でコタツの製造工場を建て、生産を開始する。

 副産物として洗濯板、たわしも特許を取り製造を開始。



【4歳はまだ子供だよ】


 後に婚約者となる公爵令嬢のジャニーン=ハールディーズと知り合った主人公ジョアン。

 ジャニーンはお転婆娘だった。

 そんなある日、ジョアンのお付きのメイドのピアが自分の性体験の練習相手、あてがいとしての役割も担わせれていると知ったジョアン。

 前世の知識と経験があるジョアンだが、今はまだ性に目覚めてはおらず、またピアの将来のことを思いピアのあてがいを母イザベルに断ろうとするジョアン。

 母イザベルが言うには現国王ダニエルの兄ディランが王太子だったにも関わらず、年上の貴族夫人に惚れて問題を起こしたためそうした処置を取っているという。

 ジョアンはニールセン王家の皆で揃って食事を摂るという変わった習慣も、ディランのような過ちを自分たちに繰り返させたくないという親たちの意向だと知り、その意向を汲みながらも、ピアのあてがいの件は断る。



【子供の悩み】


 最近弟ジャルランの元気がないことに気づいたジョアン。

 ジャルランの家庭教師を兼務しているドノバンからの話によると、ジャルランはジョアンと自分を比べて自分が劣っており追いつけないと焦っているらしい。

 そんな中、遊びに興じているジャニーンをジャルランが無意識の八つ当たりで怒ってしまう。

 母イザベルに事情を話す中、前世でのトラウマに囚われたジョアンは自分が転生者だと告白しようとするが、寸前で母ラウラに止められる。

 母ラウラの治癒魔法で落ち着いたジョアンはジャルランの現状を母たちに話し、自分たち兄弟以外の同年代の子弟と関わる機会を増やした方がジャルランにとって良いのではないかと伝える。

 それを受けてジャルランと話す母たち。

 次の日、ジャニーンの謝罪を受けて、ジャルランはジャニーンと和解する。

 ジョアンが7歳になったらジョアンもジャルランも剣を習うことになり、ジャルランには乳兄弟が付き一緒に色々学ぶことになった。




〖魔法について 現時点までにわかっていること〗


 ●この世界は魔法が存在する。


 ●魔法は貴族や富貴な商人、教会関係者などのある程度身分の高い者しか発動例がない。


 ●魔法は発動に詠唱は必要なく、起こる現象をしっかりイメージすることで発動する。


 ●発動のイメージが持てない初心者は簡単な詠唱をすることでイメージを定着させ発動する


 ●魔法の作用機序は解明されていない


 ●連続での使用は10回程度が普通で、それを超えると眩暈やふらつきが現れる


 ●魔法の発動には魔法使用者の体力(栄養?)が必要で、眩暈やふらつきを感じても連続で使用し続けると飢餓症状となり死に至ることがある


 ●魔法で起こせる現象はあまり大したことがない


  ・火魔法 可燃物に着火することができる


  ・水魔法 コップ1~2杯程度の水を作り出すことが出来る。霧吹きのように出すことも可


  ・風魔法 人を瞬時によろめかせる程度の風を数秒間起こせる。風量の調節は可能


  ・土魔法 土を1~2m掘り起こしたり、土で1m程度の物を形作ったり、1m程度の土を出現させたりできる


  ・治癒魔法 外傷等の治療のみ行えると言われているが、精神的な傷も癒す効果がある様子。あまり使える人がいない。発動に魔法使用者の体力を使う他、治療対象者の体力も必要。治療対象者の自然治癒力を高めているのではとジョアンは考えている。


 ●魔法はあまり大したことができないため、ネーレピアの文化が停滞していたこともあって、殆ど研究もされておらず、生活の中で使おうとする者も貴族階級には殆どいない。


 ●オーエ教教会関係者は40年程前まで魔法の使用を独占しようとし、オーエ教信者以外の魔法使用者を魔女と呼んで迫害していた。その後こうした迫害を良しとしない者たちが改革派を立ち上げ、それまでのオーエ教は本道派と呼ばれる。




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