世界観はいろいろと細かな設定があって、とても興味深いです。
説明が多くて話が進んでいないというのはありますが、魔法の存在を、キノコを焼いて食べるイベントで説明しているのがいいですね。
ただ、失礼を承知で、子育て中の身の上として申し上げますね。
耳障りであればごめんなさい。
主人公が3歳児としてはあまりにも不自然かな……。
大人びるというより、思考が大人。
前半はいいんですけど、おとーさまとの「交渉」は、3歳児にはちょっと……。
だって「保育園児」ですからね、3歳児って。
クレヨンしんちゃんよりさらに年下。食う寝る遊ぶに加えて、ほんのすこしの我慢ができる程度。
デパートで走り回り、ぶつかりこけて泣きわめく年頃、それが3歳児。
これは神童と崇め奉られ同時に忌避され、腫れ物を扱うような状態になるのではと、我が子やその同級生と比べてしまいました。
じつは、転生者の記憶を持っていない弟くんの方がさらに恐ろしいんですけどね。
2歳児って、まだオムツつけてる年。それで、この知能レベル。
これ、話の前半に限って言えば、小学1年生と幼稚園児、くらいなら、まあ賢い子たちかな、くらいで行けるんですけどね。
ひょっとしてこの世界、一年がわたしたちの2年分くらいあるか、あるいは2倍のスピードで成長するんですかね?
作者からの返信
狐月 耀藍 さん 手痛いご指摘ありがとうございます。
子育て中の方のご意見ですから非常に重みがあります。
確かに3歳児としては相当早熟というか大人びたことを言っております。
そこは転生前の記憶があるということでひとつ、と甘いことを考えておりましたが、弟の方がやばみと言われると確かに……
小学1年生と幼稚園児なら行ける、ということであれば7歳と6歳くらいでしょうか。
言い訳をさせていただけば、この話の前にこの話の主人公が18歳の時の短編を書いて出しており、そこに書いた出来事に合わせるにはこの年で、みたいな決め方だったので、かなり致命的なミスですね。
しかし、ここまで来てしまったからには全裸で踊ってるようなもんなので致し方ないです。
最後まで全裸踊りにお付き合いいただき、揺れ方をご堪能いただければと思います。
恥ずかしッ!
アデリナお祖母さんがめちゃくちゃに好きです。いいですね、このお方……
現王陛下に対しても、甘やかしたり媚びたりせずに毅然としているの、すごく好きですし、人間的にも立派で。
王が優秀なのも、この人がいてこそなのかもしれないと思います。
弟君も可愛いですし、お母さんも素敵な人みたいだし、ひとまずのところ転生は成功みたいですね。
それにしても、前世の記憶がある3歳は強いですね……お勉強中の台詞が、もう完全に大人レベルで、これはもう教える側もびっくりですよね。
なにもかも順調に見えますが、でも、波風たたない人生はきっと物語にならないも思うので、これから何かが起こっていくんでしょう。それが楽しみなような、怖いような、複雑な心境です。
作者からの返信
ジョアンの転生したニールセン王家、確かに皆いい人ばかりです。
これというのもアデリナお祖母ちゃんが現王ダニエル、現正妃イザベルにしっかり厳しく教育したからです。
決して偶然みないい人だったわけではなく、アデリナお祖母ちゃんが今の王家の形を作り上げたんですが、そうするだけの理由もありました。
それについてはこの後のパートで追々語られます。
前世の記憶を持つ3歳の主人公は確かに言動が大人びています。
大人びた言動の理由は、主人公が非常に周囲を気遣う思考をしているからなんですが、これは前世の職業、ケアマネだったことが大きな要因になっています。
ケアマネについてはお年寄り、そのご家族、使う複数のサービス事業所、市町村の担当者など、多くの関係者の意見や利害の調整をしなければならないのですが、その個々の意向の調整をするにあたって、相手の感情を逆撫でしないよう、感情を読み寄り添う力と言動をする必要がありまして、彼はもうそれが精神に染み付いているのです。
もう少しエゴイスティックな性格であればもう少し気持ち悪がられてると思います。
あと、転生時にもらった特典3番目の「何となく雰囲気で考えてることが伝わる力」が上手く作用してるはず、と思っています。
If様、またお時間のある時にお越しくださいませ。
斑猫です。
あの会話をしたジョアン君3歳児だったんですか。あれだけ理路整然としていたらまさに神童ですね(白目)
作者からの返信
ここは作者が意図せず弟がごねちゃったんですが、ちょっとここで違和感を感じられる方も多いようです、やっぱり。
ジョアンに関しては転生して意識も知識も前世のものを持っているというか、中身は50過ぎのオッサンなのでこんなもんと許してくれる方もいますが、転生者でもない弟の方がジョアンと同等に会話できることがおかしいらしいです。弟の方が天才だと。
そう指摘されて確かに、と納得しました。
ただ、特に改稿はせずこのままにしてます。書籍化する時に考えます。
する当てもないですししませんけど。