読書文化⑧ 大学生期 漫画文化、その陰で
これは今現在も含むのですが、第2次漫画文化は今も続いています。
この3年で、本棚の漫画量は明らかに増えました。
一方、小説の棚は高校生期からさほど増えていません。
え、じゃあつまり、最近は小説読んでないの? と思うでしょう。
そう。その通りなんですよ。
信じられないですよね。こうして小説サイト使ってるのに。
カクヨムさんに投稿されている話はもちろん読んでいますよ。
けれど、紙の小説はしばらく読んでいないのです。
いかがなものかと思うのですが……。
では、漫画以外の紙の本は読まないのか。
それはNoです。
なぜか。
実は漫画文化の陰で、あるものが謎に地味に栄えているからです。
それが、「新書」類です。
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例えば中公新書(緑の表紙)や岩波新書(赤の表紙)などがありますよね。
歴史やら文学やら科学やら、とにかく色々な分野について、素人でもそれなりに読みやすく工夫されている本が新書だと思います。
大学生になってから、何故かその分野に惹かれたんですよ。
一番最初に買ったのは『ヒトラーとナチ・ドイツ』(石井雄治、講談社現代新書)だったと記憶しています。ちなみに私は日本文学専攻の人間です。
もちろん、これまで難しい本は読んだことがないので、多少戸惑いはしましたが、読むと意外と面白い。
小説に比べたら購入は慎重です(高いし、読むのに時間もかかるため。それに、自分の中で図書館で借りればいいのではという意見があがるため)。しかし、謎の新書文化が、第2次漫画時代の背後で起こっている、それが大学生期現在です。
ちなみに最近読んだのは、磯田道史さんの書いた『天災から日本史を読みなおす』(中公新書)です。それを基礎知識に踏まえて書いたのが、ホラー短編集の中の「忘却の淵」です。ご興味があればぜひ(宣伝)。
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