第6話 行動開始


 西暦一九九九年

 ロシア連邦


「安心していいよ刀子」

 彼女が教えてくれた、彼女の母国の言葉で私は語りかけた。彼女の意識は遠く、もうその耳には私の声は届いていないかもしれない。天井の木目は映っていないかもしれない。手を握る感触は伝わらないかもしれない。

 それでも私は、傍に居てさえいれば、あるいは傍に居なくとも、自分の意思が彼女に通じると信じていた。

「私に任せてくれ」

 多くを語らう猶予は無く、彼女の精神は肉体を離れようとしていた。私は言葉の代わりに、意思が伝わるように彼女の手を強く握った。彼女の瞼が、重そうに降りてくる。その時は近い。

「だから……君は休んでいいよ。刀子」

 彼女は深く、長い、冬のような眠りについた。その瞼を私は最後まで閉じさせた。

 そう長い時間を、私は彼女の傍で過ごさなかった。彼女の手と手を重ねて胸の上に置くと、私はベッドを離れてリビングを通り、外へ出た。車のトランクに載せて運んできたガソリンタンクを引っ張り出し、私は彼女をその場ごと消し去る準備をした。

 ただ一つ、確かな決意を胸に秘めて、私は燃え上がる彼女の家を後にした。



 西暦二〇〇〇年

 大日本帝国

 大日本帝国陸軍釧路基地


 雲田刀子の名を借りた、その少女は目を覚ました。短く、浅い眠りだった。敵地の深奥に居て安眠など叶うはずがなく、彼女が覚醒したのは入眠から三十分後のことだった。ショートスリーパーである彼女にとって三十分の睡眠は常人の二時間の睡眠に匹敵するが、安らぎには程遠かった。休息というにはあまりに、このじめついた地下牢とスカスカのベッドは劣悪だった。屋根があればいいというものでもないな、と彼女は思った。

 重い扉が開く音。震動。廊下の電気が点いた。三人の足音が見回りに来る。雲田はベッドに横になったまま、見回りが房の前に数分滞在し、去って行くのを待った。電気が消え、扉が閉まった。

 暗闇のなかで、雲田は起き上がった。ベッドに座った彼女は、独房に渦巻く闇を眺めた。真の闇のなかで、脳の活動の大半を司る視覚は無力だった。無を見るとはつまり何も見ていないということであり、彼女は瞼を開けていながら、死者のように何ものを目に映すことができないのだった。

 雲田の心拍数は正常だった。見回りが独房の前を通る時も、鍵原と相対した時も、雲田の心拍は変わらなかった。意図して興奮したり、アドレナリンを分泌した時や、運動した時にしか雲田の肉体のリズムが変わることはなかった。

 雲田の最も優れた武器とは、恐怖を持たないことだった。死に対しても、彼女は恐怖を抱かなかった。己の死も、他者の死も。恐怖を持たないことは、それだけ彼女の精神をクリアにした。命のやり取りをする人間にとって最も足枷となる恐怖から解き放たれている雲田は、常に真の集中力を発揮することができた。

 恐怖が無いことは、彼女が生まれ持った欠落だった。そしてそれを疑問に思ったことが彼女には無かった。であるからこそ、彼女は優れた殺人の道具として選ばれ、育てられたのだ。

 闇というベールを瞼の代わりに目の上に被せ、雲田の感覚はより鋭敏になっていた。雲田は自分の胃のあたりを手でさすると、ぐっと指で押し込んだ。ごぷっと、喉から空気が昇る音を発し、雲田は胃に収納していたある物を吐き出した。

 死を恐れないということは、殺されることに怖じ気ないというわけではない。最たる利点とは、他者を殺めることに躊躇いが一切無いということだった。



 西暦二〇〇〇年

 大日本帝国 釧路市


 朝七時、第18歩兵連隊隷下特別護衛小隊は釧路基地を出発し、獣人イリスの護送を開始した。

 智東中佐の指揮下にある特別護衛小隊は二十名から成り、隊員は高度な訓練と実戦経験を積んだ上等兵以上の兵だった。護送の編成には五台の車両が用いられた。

 先頭を高機動車が走り、その次を軽装甲機動車、真ん中を96式装輪装甲車、その後ろに再び軽装甲機動車と高機動車が続いた。全ての車両に四名の隊員が乗車し、96式装輪装甲車の後部乗員席に鍵原大尉と獣人イリスが乗った。当然ながら、隊員はいずれもフル武装だった。

 軽装甲機動車は双方ミニミ軽機関銃を搭載し、迷彩柄の戦闘車両が並んで走る様は過剰なまでの迫力を持ち合わせていた。この編成は智東中佐の判断によるもので、獣人を長距離移送させるのに適当な防衛力だった。

 本来ならば空輸が望ましかったが、『信ずる者を救う会』が一か月前に稚内港で確認されたという情報を得た智東中佐は、それを断念した。つい一年前に『信ずる者を救う会』が軍用ヘリを携帯型地対空ミサイルで撃墜するという事件が長野県で発生していたためである。ようやく捕まえた貴重な獣人を、イカれたイレスト系過激派組織に飛行機ごと墜とされてはたまらない。

 各車両と装備の入念なチェックを終えた。特別護衛小隊小隊長の米林少尉は、隊員たちにゴーサインを下し、自らは先頭から二両目の軽装甲機動車に乗り込んだ。

 ゲートが開き、守衛と敬礼を交わしつつ一団は釧路基地を出発した。

 一団は釧路外環状道路を渡り、大楽毛から国道240号を通って西を目指した。札幌までの最短距離約300キロメートル、その道のりはおよそ三時間半。全車は時速60キロをセーブし、道東自動車道からは一般車のスピードと合わせつつ時速80キロで走る予定だった。全長六メートル、タイヤの数は八つにも及ぶ96式装輪装甲車は、その巨躯でありながら最高時速は100キロにも達した。

 本来、96式装輪装甲車は一個人の護衛に用いるような車両ではない。札幌獣兵研究所、ひいては智東中佐にとって最重要警護対象であるイリスを、完全に無事に札幌まで送り届けるための、特例中の特例だった。実際、特別護衛小隊が釧路まで96式装輪装甲車を駆ることに不平を漏らす将校は、智東の周囲に少なからず居た。

 96式装輪装甲車の後部乗員席には、鍵原とイリスの他に武装した隊員が二人待機していた。隊員たちの充実した装備は、戦地に赴くそれに匹敵した。ボディアーマーにヘルメット、89式自動小銃、隠密に邪魔となる軍刀の代わりに多用途銃剣。骨伝導イヤホンを身に着け、いつでもどの隊員とも連絡を図れるようになっていた。彼らの装いは前線の記憶を想起させ、鍵原の内心を昂らせた。

 二人の隊員に挟まれて座るイリスは、羽毛に覆われた特徴的な耳が目立たないよう頭からジャケットを被せられ、手足を拘束されていた。手錠と足枷には、イリスの肢体が傷つかないようにクッションが挟まれていた。

 イリスは泣き腫らした赤い目で、正面に座る鍵原をじっと見ていた。彼女と目が合うと、鍵原はくすりと笑った。

「札幌までは長いです、のんびり私とお話でもしませんか? イリスさん」

 パーキン含む秘密教会の人間を全員処刑したと聞かされた時は狼狽していたが、現在のイリスは落ち着きを取り戻していた。知性を帯びた目で、イリスは鍵原を見る。が、鍵原が期待した怒りや憎しみの感情は、イリスの瞳の奥に燃えていなかった。

 出発してから長らく沈黙していたが、我慢できなくなった風に、イリスが口を開いた。

「雲田さんは?」

 か細く掠れた声で、イリスがまず訊いたのはそれだった。

「雲田さんも殺したの?」

 鍵原は真実を告げても支障無しと考え、ありのままを返答した。

「いいえ、彼女は生きていますよ。あなたとはまた別件で、彼女は重要な参考人物ですので、丁重に扱っています。今も基地の独房でぬくぬくしているのではないでしょうか。そろそろ朝食が届く時間ですしね」

 絶望に伏していたイリスがぱっと顔を上げた。その顔に希望が溢れるのを、鍵原は許さなかった。

「ただ、檻から出ることはありません。あなたと顔を合わせることも、二度と」

 イリスの顔から徐々に喜色が消えていった。ゆっくりとまた俯き、イリスが口を噤むのを鍵原は眺めていた。雲田と真反対に、感情をそのまま表情に剥き出すイリスは実に弄び甲斐があった。

 鍵原とイリスを乗せた一団の車両は、道道222号を抜けて北海道横断自動車道へと入った。広大な自然に囲まれた道路が延々と続く、長い道のりが始まった。

 札幌獣兵研究所の初の視察に心躍らせる鍵原に対し、イリスにとっては永久に等しい苦痛の時間でもあった。



 大日本帝国陸軍釧路基地


 三十代後半の男である山上兵長と、三十路手前の女の有明上等兵、この中では最も若手の青年である中堂一等兵は、定刻通りに半地下の収容施設へ赴いた。三人とも、89式小銃に9ミリ拳銃、軍刀と基本装備を揃えており、およそ常識の範囲ならば収容施設を訪れる装いでは無かった。こういった場所には武器の持ち込みが厳禁されるのが常だからだ。

 午前七時。独房に収容中の雲田の朝食を載せたトレイを中堂が運び、両サイドを小銃を握った上官二人が固めた。独房に辿り着くまでは身構える必要はなかったが、雲田相手に油断は許されないという鍵原のきつい言いつけを、山上たちは忠実に守っていた。

 重い扉を開くと、三歩先さえ見えない暗闇が現れた。有明が壁を手で探り、スイッチを押すとコンクリート剝き出しの、じめついた長い廊下を蛍光灯が照らした。蛍光灯はどれも古く、完全に切れているのが一つと、点滅しているのが二つ以上あった。廊下に入ると、山上は鉄扉をしっかりと閉じた。

 数十メートルある長い廊下の一番奥にある独房に、雲田は収容されていた。食事はパンとベーコンが数切れだけで、フォークや箸の類を渡すことは禁じられていた。先日、鍵原は雲田に本を貸す旨を口にしていたが、もちろんそれも許されなかった。皿は凶器にもならない、柔らかいプラスチック製だった。

 半地下の廊下に三人分の足音がこだまする。いつ来ても、何かが出そうな不気味な空気だった。三人は決して、通路の半分より檻側に近づかなかった。彼らは雲田が不審な振る舞いをした場合、いつでも89式の銃口を突きつける気構えでいた。

「む?」

 先頭を歩く山上が太い眉毛を歪ませ、眉間に深いしわを刻んだ。雲田の独房に、彼は目を凝らした。半歩後ろに続く有明と中堂も、すぐに異変を察した。

 鉄格子に人影が張り付いていた。それは雲田が鉄格子にへばりついて、朝食を心待ちしているわけではなかった。独房内に居る、雲田しかありえないその人影は外に背を向けており、そして足は床から浮いていた。

「なんてこった」山上が目を丸くした。

 山上と有明は血相を変え、檻の前に駆けつけた。雲田はベッドのシーツを縄状に巻いて、鉄格子の上部に巻き付けて首を吊っていた。トレイを廊下の床に置いた中堂が、遅れてやって来た。雲田の体を89式の銃口でつついてみたが、ぴくりとも動かなかった。

「くそ! 前回の見回りでは何ともなかったはずだぞ!」

 深夜も含め、一時間おきに交代で三人一組が独房を見回りしていた。夜の見回りは別の三人が担当していたが、特に報告は上がって来ていなかった。

 有明と中堂は廊下と、隣の檻を見回した。怪しい影は無く、雲田は自ら首を吊ったとみてよかった。

 山上は雲田の下半身と真下の床に、失禁の跡を認めた。首を吊ってからかなり時間が経っている。くそ、前回の見回りが終わった後すぐに首を吊ったのか?

 雲田が反抗を見せた場合、その場で射殺することを鍵原大尉は認めていたが、そうでない限り、雲田のことは必ず無事で保護するようにも命じられていた。山上たちが勝手に拷問や暴行をしてはならないのはもちろんのこと、自傷行為や自殺も防がねばならなかったのだ。

 山上たちは、おそらく鍵原ですら、よもや雲田が自殺しようなどとは思ってもみなかった。相手は山狩りオオカミを単独で仕留めた剛毅の傭兵だ。或いは、だからこそ、脱出不可能と判断し潔く命を絶ったとでもいうのだろうか。

「下ろすぞ」山上は速足で独房に歩み寄り、乱暴に扉の錠を開けた。

 中堂は廊下に残り、来た道に89式を構えた。山上と有明は急いで独房内に入った。雲田の足は床から二十センチも浮いていた。ツナギの股から裾に染み込んだ尿は乾いていた。雲田は目を固く閉じ、口から舌が飛び出ていた。雲田の姿を一目見て、山上は彼女の命を諦めていた。

(なんてことだ、鍵原大尉に大目玉を食らってしまう。まだ助かるか? くそ、念のため草薙曹長のもとに運ぶか……)

 山上は素早く雲田に近づき、右手の脈を測った。手首に指を押し当てながら、山上は有明に「シーツを切れ」と命じた。有明は89式を肩に提げ、腰の軍刀を抜いた。

 もう駄目だと思った雲田の手首の動脈が脈打っているのを、山上は感じた。まだ助かるかもしれない、と山上の胸に期待が膨らむと同時に、何故まだ生きている? という疑問が浮かんだ。

 ふと顔を上げ、雲田の顔を見た。

 いつの間にか瞼を開いていた雲田の目と、目が合った。

「あっ——」

 有明がシーツを切断し、雲田の体が落下した。雲田は脈を取っていた手を振り払うと、落下と同時に山上の頭を両手で掴み、膝に彼の顎を思い切り叩きつけた。ゴキィと鈍い音が鳴り、山上の顎が曲がった。

「!?」

 床に着地すると、雲田は山上の後頭部と曲がった顎を手で挟み、首を半回転させた。

 有明は咄嗟に、抜いていた軍刀で雲田に突きかかった。雲田は絶命した山上が倒れる前に襟を掴み、有明に向かって突き飛ばした。

 有明の軍刀が山上の胸に刺さり、背中まで貫通した。廊下に居る中堂は、山上の顎と首が折れる音を立て続けに耳にし、ようやく独房の方を振り向いたところだった。その時、雲田は鉄格子を利用して高くジャンプし、有明にダイブするようにして殴りかかっていた。

 全体重を乗せた拳が、有明の顔面を直撃した。有明は軍刀を手放し、よろめいて背後の壁にぶつかった。軍帽が落ちた。おびただしい鼻血を流しながら、彼女は89式を構えようとした。その腹に、雲田が鋭い蹴りを入れた。踵が胃に深く食い込み、有明は嘔吐した。

 中堂が「動くな!」と怒鳴り、89式を独房へ向けて構えた。盛大に吐きながらも、有明は89式のグリップを握り雲田を撃とうとした。雲田は有明の89式の銃口を掴み、照準を逸らさせた。がむしゃらに有明が引き金を引き、銃弾が鉄格子に当たって火花が散った。中堂は流れ弾を避けるために身を躱し、事なきを得た。

 吐瀉物で汚れた有明の顔に、雲田は肘打ちを入れた。振り抜いた肘をもう一度反対に引き、今度は喉に一撃した。有明の喉から、空気を絞る奇怪な悲鳴が飛び出し、後頭部がコンクリートの壁に激突した。有明の目がぎゅるんと上を向いた。

 雲田はその場で半回転し、有明の肋骨にさらに肘打ちを見舞った。力が抜けた有明の手から89式を奪い、負い革を彼女に背負わせたまま、雲田は廊下にいる中堂を銃撃した。中堂も、雲田を撃った。

 中堂の三点バーストは、鉄格子と房内のコンクリートの壁と、雲田の右肩に当たった。雲田は射撃前にフルオートに切り替えていた。雲田の銃弾をほとんど余すことなく浴びた中堂は、引き裂かれた胴から血を噴き出して天を仰いだ。

 死に際に中堂が引き金を絞り、銃弾が廊下の蛍光灯を粉砕した。砕けた蛍光灯の白い粉末を浴び、中堂は壁にもたれて倒れた。

 雲田は有明の肩から負い革を剥ぎ取った。有明は意識を取り戻し、ひゅうひゅうと息をして、血走った目を雲田に向けていた。雲田は有明の顔に、容赦なく三点バーストを浴びせた。顔を失った有明は間もなく死亡した。

 右肩を見ると、肉が銃弾に抉られて血が滴っていた。弾は掠っただけのようだ。雲田はシーツを切り裂き、包帯代わりにして肩に結び、止血した。

 半地下なので音はさほど外には漏れないはずだったが、銃声に気づいて誰かが駆けつけるかもしれない。急ごう。

 雲田はツナギを脱いだ。彼女は体に巻いていた細いワイヤーを解いた。

 それは死を偽装するために雲田が用いたアイテムだった。

 仕組みというほどのこともなく、雲田がやったこととは実に単純だった。雲田は体に巻き付けたワイヤーを襟から出して鉄格子に通し、また襟に戻し袖を通して先端を手に握ることで、浮いた状態を保っていたのだ。シーツは首吊りしているように見せかけると同時に、ワイヤーを隠してもいた。

 人の脳はいとも容易く錯覚に騙される。雲田が予め作っておいた失禁の跡を目にした時、山上たちは相当な時間経過を疑わなかったはずだ。実際に雲田が首吊りを装ったのは、彼らが来るほんの一分前だった。もっと注意深く観察したならば、違和感に気づいたはずだ。彼らはシーツに紛れたワイヤーさえ見えていなかった。先入観とは、それほどまでに人の目を曇らせる。

 ただし、鍵原大尉が同伴していたなら、この偽装は通用しなかっただろう。鍵原大尉の存在の有無は、雲田にとって賭けだった。

 雲田は汚れたツナギと下着を捨て、有明の軍服を剥ぎ取った。流石に下着まで借りるのは気が進まなかった——こいつが性病を持っているとも限らん——ため、そのまま軍服に袖を通した。有明は雲田より少し大きかったが、気になるほどではなかった。

 腰に軍刀を差し、89式のマガジンを死体から回収して、きっちりと軍帽を被り雲田は独房を後にした。廊下の壁に弾痕があるので、死体を隠しても意味がない。雲田は戦闘の痕跡をそのままに、廊下の出口へ向かって走り出した。


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