第2話 仲良くなった?
自己紹介しておこう。俺の名前は氷川ゆき。16歳で、さっき話した通り早瀬高校に今年入学する。兄弟は、ひとつ下の妹で氷川結という、義理の妹がいる。当然というか全然なついてくれない。話しかけるのも必要最低限のみになっている。兄として正直悲しい。
次は両親。俺の実の母、父がいて性格が似てる。この詐欺?事件の原因になった、いわゆる抜けてる性格で、卒業式の日を間違えたり(小学&中学だぞ?)飲食店に行ったら間違えてお酒だされできりがない。そこだけは妹も同意してるみたいだ。
それでなぜか今は美少女(仮)に連れ去られてる最中だ。
引っ張られて約十分、ひっぱていた子の顔が、青白く気分悪そうになった。体弱いのだろうか。
「これ飲むか?」
一応駅で買って、飲まなかった二本目だ。一本目はさっき飲んじゃったけど。
「あ、ありがとう」
「べついいよ。というか君は、体が弱いのか?」
「・・・」
あっ今はだめってことか。まだ飲み終わってないしな。にしても何年生だろう。高1(俺と同じ)か、それとも中3くらいかな。
「ちなみに敬語を使って」
「は、なんでだよ」
「だって私、高2であなたより上だから」
いや明らかに年齢は俺と同じくらいだろ。ん?でも妹よりも胸の部分が、、、
「変態」
唐突に言われて、結構ダメージを食らった。しょうがない、男だもん
「誠に申し上げございませんでした。本当に申し上げございませんでした。ですのでさっきのは忘却の彼方に捨ててください」
やばいとっさに謝ってしまった。だけど、今より誤解を受けるのはもっと嫌だ。
「・・・・・・許す」
良かったあ。すごく考える時間長かったな。許されなかったらどうなっていたことか
「名前、」
「え?」
「私の名前、、、瀬川」
ああ自己紹介か。そういえばさっき言ったからか。
「でも下の名前はないんですか?」
「言うことを聞いてくれたら、教える」
条件付きでなんか怖そうなのきた。しかし胸を見てし待った以上、その分の罪を帳消しにしてほしい
「はい。わかりました」
「えっ」
、、、、いや何動揺してんだよ。えっまさか聞いてくれる人いたの?みたいな感じでこっちを見つめてくるな。なんか、なんか恥ずい
「じゃあ、ついた先で何があっても逃げないで。」
「はあ、ってどうゆうことですか!?」
気にしないで、と忠告みたいなものを言って立ち上がった。少しきつそうだから、肩を持とうとしたら嫌がられた。なんかだめだったのか
色々あって(2,3回道に迷ったのはなぜだろう?)やっとついた所が、
「ササラギ、、、アパート?」
道端であった女の子に無理やり連れてこられたのはわかるけど、そこは想像以上だった。そこは、、、
ボロかった。
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