好きな人のために悪の組織に加入したけど、好きな人が光堕ちした。

作者 わだち

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★★★ Excellent!!!

この作品は、トコトン頭が悪い。
……いや、悪い意味ではない。とにかく、この作品は愛に全振りしているのだ。

経験したことはないだろうか。
本当にすごいものを見た時、「尊い」としか言えなくなるようなことを。
素晴らしいものは、愛は、時に人を馬鹿にする。愛とは熱病なのではないか、と読んでいて思った。

勢いで進む、ハイテンションなストーリー。
ともすればハチャメチャで、しかしその全てが「愛ゆえに」と言えてしまうほどの圧倒的熱さがある。
これほどに熱い作品に出会えるとは。電子の海も、温暖化が進んでいるらしい。

特に好きなのは、下っ端戦闘員たちの話。
だが、登場キャラはみな尊く、最高度に好きになれる。中でも主人公はダントツだ。

ネット小説でなければ、この作品は生まれていなかったように思う。であれば、このサイトには、そして作者には感謝を言わねばならない。
同時に、ネットの海を漂う私以外の全ての人に、この作品を知ってほしい。
いや、分かるのだ。確かにこの作品のノリについていけない人がいるのは分かる。だが、その気持ちごと攫っていってくれるだけの熱がある。



「愛」の熱病に侵されたければ、ぜひ読んでほしい。
この熱病における最も深刻な症状はただ一つ。馬鹿野郎になることだけだ。