第195話 ガバ勢とギャング道5-SOTUGYOU-
通りの様子がどこかおかしいことにルーキは気づいた。
多くの人が行き交い、その体で押し混ぜる空気の中に、どこか刺々しいものがある。まるでここで何か剣呑な事件があったような。
張り付いて離れない肌のひりつきに、答えを求めてさまよわせた視線が、道端に落ちている白い何かを見つけた。
「歯……のカケラ?」
そのように見えた。
ルーキは近くで掃き掃除している老人を見つけ、声をかける。
「すんません、ここで何かありましたか?」
「ああ……。よくは知らないが、ケンカのようだよ」
「ケンカ……」
繰り返すようにつぶやきながら、ルーキはリズと顔を見合わせる。
ルタの街は血の気の多い人間が揃っている。しかし、この張り詰めた空気の名残の原因がケンカだとしたら相当の規模を予感させる。走者たちは個人で殴り合うことはあっても、徒党を組んで暴れたりはしない。となると――。
「ひょっとして、ここでギャング団同士の抗争があったんじゃ……?」
早くも、ここで恐れていた事態が起きてしまったのではないか。
ルーキが危機感を覚えつつそうつぶやくと、老人はフフッと小さく笑い、
「ギャング団? いやいや、そんな大げさな話ではないと思うな。わしが聞いた限りでは、片方は買い物袋をぶら下げた女の人だったというから、どこかの主婦だろう。ケンカ相手もまあそれ相応なんじゃないかね」
「そっかー」
ルーキは安堵したような、あるいは、相変わらず手がかりゼロを嘆きたいような気持で息を吐いた。
しかし、だとしたらこの微妙な空気は一体何なのか? 気のせいなのか?
その時だ。
にゃーん。
「おや、オヤカタだね」
「ホントだ」
ルーキと老人は揃って商店の屋根を見上げた。
アッシュグレイの毛に、黒毛で左右対称の模様を描いた老猫がいる。
「オヤカタ? 有名な猫なんですか?」
当たり前だが下町の事情にはあまり詳しくないリズが聞いてくる。
「ああ。このへんの親分。たまに突然空から降ってくるから、それにちなんでオヤカタって呼ばれてる」
「普通オヤカタは降ってこないと思うんですけど(名推理)」
にゃーん。オヤカタが空からルーキの腕の中に降ってきた。
「おっとと。急にこれだもんなあ、こいつ」
受け止められたオヤカタは「お役目ご苦労」とでも言いたげにこちらを一瞥すると、腕を軽く蹴って地面に着地する。
にゃーん、にゃーん。
「? 何だかよく鳴きますね?」
リズがしゃがみ込んで目をぱちくりさせる。
「何だろ? 腹減ってんのかな。悪いけど今は何にも持ってないんだよ。さっきから食い歩きばっかしてる気がするけど」
すると今度は、ううう~とうなりだす。
ううう~。ぉぉぉ~。ろおおおおお。ろおおおず。ろおおおず……。
「変な鳴き方だなあ。具合でも悪いのか?」
ルーキが頭を撫でてやろうとすると、オヤカタは手の下をするりとすり抜けて、隣でしゃがむリズに前足をかけた。
「おや、何でしょう」
委員長のシャギーヘアの毛先を前足で揺らしながら、
ろおおおず。ろおおおず……。と、また鳴きだす。
「何だかわかんねえけど、委員長の髪が汚れるからまた今度な」
ルーキが横からそっと手を出し、オヤカタを抱き上げようとすると、
しゃーっ!
べしい! と肉球でルーキの頬を平手打ちにし、彼はぷいと顔を背けて去って行ってしまった。
「猫は気分屋だからねえ」
老人が笑う。爪を完全に引っ込めたままはたかれたので、ルーキとしてもまったく痛くなかった。むしろ気持ちよかったぐらいだ。
「んー……? ん?」
その時、ルーキになぜかひらめくものがあった。
「なあ、委員長。その主婦ってさ……ローズさんとかじゃないよな?」
先日、荒ぶる委員長を止めたのも、買い物袋をぶら下げたローズだった。
「どうでしょうね。母はあまり下町には買い物に来ませんし、何より今はつきっきりで父の看病をしていると思うので……」
「えっ、ハロルドさん具合悪いのか?」
ルーキは表情を曇らせた。
リズの父にしてローズの夫である元伝説級の勇者ハロルドは病の床にある。過去の激戦の古傷が原因だと思われるが、以前会った時からまだ体調が戻っていないのか。
しかしこちらの心配をよそに、リズは少し頬を赤らめながら目を閉じ、
「いえ……本調子でもないのに夫婦そろって二人ではしゃいで、疲れてるだけですよ」
「そ、そう? それならいいけど……」
勇者の一族だ。“はしゃぐ”というのが世界の一つや二つを救うという意味であっても不思議はない。
とはいえ、結局ここでも手がかりはゼロ。
ギャング団は三十人以上の集団だと聞くのに、ここまで尻尾も掴めないとなるともう地下に潜伏されている危険性もあった。
と。
「ルーキ君、あれは……?」
リズがふと何かを見つけた。ルーキが彼女の指し示す方向に目を向けると、こざっぱりして洒落た身なりの若者たちがひと塊の集団になって道を右往左往している。
「……? 何だろ? 見慣れない連中だな」
年齢はこちらとほぼ同世代。
服装は垢抜けており、上下の服のどちらかに必ず黄色が入っているのが共通していた。
「おーい、あんたらちょっといいか」
ルーキは軽く呼びかけてみた。雰囲気や顔つきからして到底ギャング団とは思えなかったが、あれだけの人数なら一人くらい不審な何かを目撃していると思ったのだ。
が、
「ぎゃあああああ!」
「ひいい、ひいいいいい!!」
「いやだあああああああ!!!!」
「ええっ……」
声をかけた途端、彼らは突然叫び出し、のたうち回るようにして逃げていってしまう。
「な、何だ、どうしたんだ……?」
「さあ……。何かひどく怯えている様子でしたが。ひょっとして、ギャング団に襲われて逃げてきた、とか……?」
「なにっ。もしそうなら追いかけないとマズいな。行こう委員長」
「ええ、ルーキ君!」
ルーキとリズは揃って黄色いメンバーたちを追いかけた。
※
時は少しさかのぼる。
「情報によると、このあたりのはずなんだけど……」
〈イエロースギノコ〉のボス、シーク・ハインドは、古びた色合いの家並みを見回しながらつぶやいた。
このあたりは、大開拓時代のスタートに合わせて誕生したルタの中ではもっとも古い区画の一つらしい。とはいえ、王都の歴史に比べれば水たまりの底のように浅く、老舗の大店が軒を連ねるわけでもない、ただ古ぼけただけのストリートだ。
「なあ、シーク・ハインド。ウェイブ一門ってこの街最高の実力者なんだろ? 何でこんなみすぼらしいところに住んでるんだ?」
仲間の一人が聞いてくる。
「住んでるわけじゃない。ただ、このあたりで多く見かけられるそうなんだ。きっと昔なじみの酒場でもあるんじゃないかな」
開拓前線都市はルタの他にも山のようにある。王都圏でそれらの詳細かつ確実な情報を入手するのは困難だ。
(壁にめり込んで吹っ飛んでいくだとか、未来を読んで意のままに操るだとか、空を歩くとか速度を溜めるとか無を取得するとか、そんな非現実的なホラ話ばっかり。ものを知らない昔の人ならいざ知らず、情報の最先端をいく僕ら現代人が信じるかっての)
にもかかわらず、辺境はそんなホラ話を懲りずに中央に流している。どうしてバレないと思うのやら、その単純さに憐みすら覚える。所詮はド田舎中のド田舎者の知性か。
「しかし、さすがにしらみ潰しに探していくのも大変だ。誰かに聞いてみようか」
そう仲間たちに提案した直後、通りの向こうから大きな人の声が聞こえてきた。
「何だ?」
「うるせえなあ。これだから田舎は……」
仲間たちが口々に顔をしかめる中、それは現れた。
「オウリャア! オウリャア! オウリャア!」
「えっ……」
「ファイナリャア! シティリャア! 市長選挙にャア! 是非現市長にャア! 清き一票オウリャア!」
それは、裸オーバーオールで後ろ向きにフライングボディアタックをしながら前進しつつ選挙活動をするマッチョな中年男性だった。
(待ってくれ情報量が多すぎる!)
シーク・ハインドの脳は悲鳴を上げた。
「オウリャア! オウリャア! よろリャア! よろリャア!」
ムキムキマッチョマンの変態は通りの人々に笑顔で手を振りながら、後ろ向きにフライングボディアタックをしながら前に進んで去っていった。
「シ、シーク・ハインド、今のは……?」
仲間が助けを求めるように呼びかけてくる。
シーク・ハインドは冷静さを装いながら一つの見解を述べた。
「た、多分、田舎にありがちな奇妙な風習の一つだ。後ろ向きにフライングボディアタックをしながら前に進んで健康状態をアピールしているのさ」
「な、なあんだ、そうかあ」
「まったく知的じゃないよね。市長があんなに体を鍛えてどうするっていうんだ。戦うわけでもあるまいし」
「もっとエビデンスや政策に基づいたスマートな選挙活動ができないものかな。これだから大人は」
仲間たちとあざ笑いながら、シーク・ハインドはふと思った。
(人間って、後ろ向きにフライングボディアタックをしながら前に進めたっけ?)
その答えを見つける前に、彼にさらなる異様な光景がもたらされる。
「待て、待つんだホミー君!」
切迫した声だった。白衣姿で首から聴診器をかけた、これ以上ないほど医者のテンプレ装備をした男が、何やら上を見上げながら通りの角から姿を現す。
続けて上に飛び出してきたのは、下着姿も同然の女だった。
カッと目を見開き、歯を食いしばった壮絶な形相。元の顔の造作が想像不能な、ある種行き詰まった人間の表情だ。
シーク・ハインドはそれとよく似た顔を見たことがあった。ドラッグのやりすぎで幻覚症状に陥っている人間だ。
仲間たちもこんなチームに属している以上、一度くらいはあの末期的な表情を目にする機会があっただろう。
しかしそれら過去の経験と決定的に異なるのは……。
「ホミー君! 今日はRTAをする日ではない! 落ち着くんだ!」
そのホミーとかいう女が、壁に張り付くようにして走りながら、なぜかずっとシャドーボクシングをしているということだ。
無言のまま、食いしばった歯を剥き出しにし、ひたすら拳を振り回している。
思わずチーム全員がうつむいたのがわかった。あれと目を合わせてはいけない。誰もがそう瞬時に理解したに違いなかった。
「先生、診断結果が出ました」
医者の近くで動きがあった。看護婦らしき女が医者にカルテを差し出している。
「ホミーさんはまったく健康でどこも異常はありません」
『えっ』
それを盗み聞きしたチーム全員が絶句する。
「うむ、やはりそうか」
『えっ』
「しかし、十日に一度の定期健診の最中でさえ大人しくしていられないとは。ガチ勢がみなああだというのはわかっているが、因果なものだな」
「走者にとっては医療などタイムロスでしかありませんからね。さあ、あれだけ元気なら彼女はどう見ても大丈夫です。帰りましょう先生」
医療スタッフたちは笑いながら去っていった。
「シ、シーク・ハインド……。今の人は……?」
仲間が不安げに聞いてくる。
少しは自分の頭で考えろと苛立ちながらも、シーク・ハインドは何とか答えをひり出した。
「き、きっと医者からも見放された末期患者なんだろう。医者たちも体面を守るためにああやって言い聞かせているんだ。あれがガチ勢の普通なわけない」
「そ、そうか。やっぱり大人たちは汚いね!」
「問題に真正面から取り組む責任感ってのがないよな」
「すぐに臭いものにはフタをするんだ」
矛先をすっとずらしてやると、仲間たちはあっという間に納得し、大人たちへの批判を展開し始める。
と。
ドゥエドゥエドゥエドゥエドゥエドゥエ……。
「ん?」
遠くからまた何かが聞こえてくる。
ドゥエドゥエドゥエドゥエドゥエドゥエ!!
ズザーズザーズザーズザーズザー。
カサカサシューシューシューシュー。
シャーロッテ! ジョンソン! シャーロッテ! ジョンソン!
「こ、今度は何だよおっ!?」
気弱な仲間が泣きそうな声をあげる。
それは、もはや何と説明したらいいかわからない超高速奇行集団だった。
とにかく何らかのアクションを超高速で繰り返しつつこちらに迫ってくる。
「わあああ!」
恐怖に駆られた〈イエロースギノコ〉のメンバーが道の端へと逃げ込む。
ドゥエドゥエドゥエドゥエドゥエドゥエ!!
「何だか今日は調子が悪いぜ」
すれ違いざま、彼らの会話が聞こえてきた。
「1フレームを見切れない言い訳か? オニガミ」
「悪夢城でないと調子が出ないのはみんな一緒だ。だろ? シャーロッテ」
「無駄口叩いてないでさっさと出しなさいよホラ!」
たまらず出してしまいます(ジョン・K実況)。
出すしかないですよね(キタゾウ解説)。
(誰だよ!?)
奇行集団が現れてから通りのむこうに姿を消すまでの所要時間はほんの数秒。しかしその短い時間で言葉という言葉をすべて奪われたシーク・ハインドは、
「な、なあ、あれもガチ勢なのか……?」
という恐怖にかすれた仲間の声に「え……あ……」と不明瞭なうめきを返すことしかできなかった。
「に、人間じゃないよあんなの……」
「あんなのと交渉しに行くのか? ボクらは」
たちまち動揺が広がる。〈イエロースギノコ〉は修羅場を経験していないチームだ。そういう危険な役目は、すべて言葉で操ったチョロい連中に押し付けてきた。だから不測の事態に極めて弱い。
こういう時は、リーダーであるシーク・ハインドが言葉の鎮静剤を打つのが常だ。部下たちは頭脳労働用の歯車であり、シーク・ハインドはその統括役だった。
しかし今、それが上手くできない。
(だって、今のをどう言葉で説明しろっていうんだよ!)
そもそも人間はあんなダバダバ動く生き物ではなかったはずだ。マックスルームにせよ、ブルバス・シューツやアッパージにせよ、腕っぷしが強い人間というのは、もっとまともな人類的運動を基本として……。
その静かな混乱の中、通りに新たな人物が現れる。
それを見た瞬間、シーク・ハインドは思わず笑いたくなった。
その美少女たちは三人が三人とも、普通に歩いていたのだ。
彼は嬉々として仲間たちに呼びかける。
「ほ、ほら見ろ。あの格好はボウケンソウシャーだ。知ってるぞ。王都で講演会を開いているのを見たことがある。ガチ勢だからって、誰もかれもが人間を卒業したような異常者なわけじゃ――」
「ちんちんちんちんちんちんちんちんちんちん……」
「611……29R36A7361S1869……」
「ほら見てよこのフェルナンド君……。美しいよねえ。この子が語る世界はさあ……ヒヒッ、ああ本当にこの世はろくでなしなのに、地図にするとどうしてこんなに美しくなるんだろ……。ウヒヒ、誰でもいいから死体がほしい気分だよ。誰かそのへんで死んでないかなあ! 若い子だといいんだけどなあ!」
少女たちはチームの前を通り過ぎていった。
「…………」
『…………』
誰も何も言わない。言えなかった。
今、少女たちが口走っていたことを、誰か一人でも理解できたか?
シーク・ハインドは自問する。
辛うじて、フードを目深にかぶったライトブルーの髪の少女が人間の言葉をしゃべっていることは理解できたが、しかしそこまでだ。話している内容は常人のものではない。
(ここは、違う)
シーク・ハインドはその言葉を腹の底に重く落とした。
(ここは違う。ここはこの世界にある場所じゃない)
理解できるのは――信じられるのは、もはや仲間たちだけだった。お互いに人間であり、言葉を通じ合わせられる存在だと、この街に来る前からよく知っているチームメイトだけだった。
シーク・ハインドは家屋の壁に張り付きながら仲間を見つめた。仲間たちもこちらを見つめ返してきた。
その、ど真ん中を。
ずぶ、ずぶずぶずぶずぶ……。
家の壁から抜け出てきたピンク髪の少女が、横切っていった。
!!!????!!!!!!!!!?!?!?!!???????
自分たちは張り付いているのは、確かに家の壁だった。固形物だ。秘密の扉があるわけでもないし、触っても硬い感触に阻まれるだけだ。
だが……その少女は……いや“それ”は、この壁をすり抜けてきたのだ。幽霊のように。
そして今度は、
「…………!!!!!?????」
まるでそこに下りの階段でもあるみたいに、一歩ずつ、ずぶずぶと地面に沈んでいき、最後には完全に見えなくなった。
シーク・ハインドは何かに吸い寄せられるように、ふらふらと“それ”が沈んでいった場所に立った。
そこは地面だった。何の変哲もない、確かな硬い地面だった。
誰も何も言わない。言えない。
しかし、シーク・ハインドは自覚していた。
自分の――いや自分たちの精神の奥底から、何かがせり上がってきていることを。
そしてもし次に何かが現れたら、自分たちはすべてを吐き出して決壊するだろうと。
果たして、
それは現れた。
最初は、何かが燃えているのかと思った。
しかしそれは、ゆっくりと、こちらに向かって歩いてきていた。
理解できなかった。
それは炎ではないようだった。赤と黒が混ざり合った靄のような何か。近づくにつれ、その集合体であるとわかった。
さらに距離が縮まると、それが人のような形をしていることに気づいた。
二本足で歩き、腕があり、頭らしき部分がある。
さらに近づいてくる。
シーク・ハインドは凍ったまま瞠目する。
それは靄の塊ではない。
人間だった。
その人間に靄がまとわりついているのだ。いや、その人間からオーラのようなものがひたすら放出されているといった方が正しい。
その勢いがあまりに強すぎて、本人の姿は、時折あるオーラの揺らめきの隙間からしか見えない。しかもごく一部のみ。全体像はまるで不明。
大柄のようでもあり、小柄のようでもある。
黒髪だったかもしれないし、そうでないかもしれない。
細くて白い肩が見えたような気もするし、そうでないかもしれない。
性別すら定かではない。
それが、近づいてくる。
一歩歩くごとに、地面が揺れるようだった。が、すぐに思いなおす。揺れているのは、震えているのは自分だと。自分たちだと。
手足が動かなかった。なんとか言う事を聞く眼球が、指の先から手汗がぽたぽたと滴っていることを目撃する。
気づけば、シャツもズボンもびしょ濡れで体に張り付いていた。
冷たい。このままでは火傷してしまいそうなほど冷たかった。
シーク・ハインドはさらに視線を動かした。
仲間を見る。
信じられるもの。理解できるものを求めて。そこに何か一つでも救いがあるかのように。
仲間たちも彼を見た。
そしてシーク・ハインドたちはお互いに目撃する。
そこに、死人の顔をした自分たちが立っていることを。
「ウ、ウァ、ウァギイイイアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」
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