第129話 ガバ勢と厄災の使徒

「クォクォア……?」


 ルーキたちは整理された洞窟へと足を踏み入れていた。

 これまでの岩を削っただけの通路とは明らかに違う。床も壁も天井も煉瓦で覆われ、内部はまるで古びた神殿のような荘厳さを保っている。


 カンテラに火採りした明かりの具合が作用してか、煉瓦は暗い黄金色を見せ、それがよりこの場所の神秘性を強めていた。


 ふと気づけば、あれだけ苛烈だったスケルトンたちの追撃がやんでいる。この地下神殿の入り口のあたりで右往左往しているところを見ると、彼らには立ち入れない、不思議な力がある場所らしい。


「ここは……ええと…………」とつぶやきながら、シルドが自身の手足に書かれたチャートをのぞき込み、「そうだ。ニテの神殿だ」との答えにたどり着いた。


「何者なんですか? ニテって」


 ルーキがたずねると、シルドはフルフェイスの鉄兜を傾け、


「な……なに? もの? ええっと…………何だったかな? 何だっけ?」


 不安になる返事をしてくる彼に代わり、サグルマが答えた。


「土着の神様みてえなもんだ。オーランには古い時代の遺跡がいくつもあって、この神殿もその一つだな。ニテは信仰すれば嫌いな相手を祟ってくれるらしいが、まあ、人を呪わば穴二つ掘れ、っつうからな。人気はないそうだ」

「ああっ……そうそう。そうだったよ、ありがとう。……ええと……ホネグルマ君」

「サグルマな」

「大丈夫なんすかねえ、この人……」


 サクラの小声でのぼやきを聞き流しつつ、通路を進む。


「おっ、ここだな」


 しばらくしてレイ親父が立ち止まった。

 通路脇に棺がずらりと納められた場所だ。奥には何か、首のない巨像が通路を塞ぐように置かれている。


「ガバ兄さん、何するかわかってるっすか?」

「わ、わかってるよ。この先にある“石の瞳”を一人一つ回収して、そのあとでこの棺桶に飛び込めばいいんだろ?」

「ほー、よく覚えてたっすね。えらいえらい。撫でてやるから頭出すっす」

「やめないか!」


 この石の瞳なるものは、ニテに対する捧げものらしい。これを供えれば神様が喜び、恩恵を授けてくれるというわけだ。スタールッカーにかりうを渡すようなもの――いや、あれはイヤがるだけで、双方が何の得もしない行為だが……。


「よーし、じゃ全員で取りに行くぞ。“番人”に捕まるなよ!」


『行きますよー! 行きますよー! いくいく!』を合図に、一門がどっと走り出す。と同時に、通路を塞いでいた首なし石像が動き出した。


 ゴーレム……のように見えて、実はあれでれっきとした一つの生物らしい。狭い通路にもかかわらず、長い錫杖のような武器を使っているせいか、動きは機敏さを欠いていた。


「へっ、そんなもんが当たるかよ……オラッ、ローリング回避――いってぇ!? ちょっとかすかったじゃねえかよ!」

「でかい図体で道を塞いで……頭に来ますよ!」


 そんな鈍重な相手でもこれだけ人数が多ければ何人かはつっかかったりもしたが、ルーキとサクラはうまく攻撃の隙間をすり抜けて突破。その奥の箱に収められていた石の瞳を取ると、大急ぎで再び番人の横をすり抜ける。


「石棺、石棺! ど、どこに入るか……!?」

「どこでも一緒っすよ! なんか番人がこっち狙ってるんすからさっさと入れ!」


 サクラに小突かれるように壁際の石棺に身を滑り込ませると、そのまま彼女自身も無理矢理中に押し入ってきた。


「ふ、二人は無理では!?」

「ごちゃごちゃ言うなっす! 番人が明らかにこっち来てて他に移る余裕ないんすよ!」

「マジだやべえ! ほら入れ入れ! ぐあっせっま!」

「可愛いサクラちゃんと密着できて嬉しいだルルォ!? 学校でロッカーに二人で入ってぎゅうぎゅう詰めになる名イベントを知らないのかよ!」

「学校RTAはこないだ終わったよ!」


 どうにか二人で石棺に収まる。すると、番人はあっさりとこちらを狙うのをやめた。棺に入っている者はお仲間扱いらしい。


「で、これからどうなるんだ?」

「さあ?」


 ルーキとサクラがみっちり詰まった態勢で首を傾げあった直後、ごり、と重い擦過音が響いた。

 棺が、動いた。


「えっ……ど、どうなってんだこれ?」

「だ、誰かが引っ張ってるみたいすけど……」


 カタカタと乾いた音が混じる。ついさっき聞いた、しゃれこうべが顎を打ち鳴らす音とそっくりだ。つまりこれを引きずっているのはスケルトンなのだろう。


 最初はごりっ、ごりっ、とゆっくり引きずるようだった振動が、どんどん加速し、不吉な音と風を棺の内部に充満させる。


「うわあああああ!?」


 ルーキはサクラと抱き合って恐怖に震えた。


 スケルトンは操られた死体にすぎない。つまり単なるモンスターで、敵。しかし、物理的に攻撃を仕掛けてくるでもなく、棺をただ引っ張っていく姿は、不可解な心霊現象を二人に想起させた。

 抗えないものは恐ろしい。幽霊が怖いのは、普段から修羅場にいる走者でも変わらない。


 幸い、音と振動はすぐにやんだ。ルーキは、棺がさっきとはだいぶ雰囲気が違う場所に置かれていることに気づく。


「ど、どこに運ばれたんだ?」

「確かチャートには“ニテの玄室”とか書いてあったっす……」


 恐る恐る二人で棺の外に出る。

 明かりはカンテラのみ。地下のどこかのようだが、さっきまでの神殿の様式だった室内は再びただの岩窟へと戻っている。いや、岩の色味や空気の重さが、今までよりいっそう“深み”に近づいたことを感じさせた。


 ざあっと音がして、壁の穴から石棺が滑り降りてきた。

 一瞬身構えたものの、棺から身を起こしたのはサグルマ。またすぐ隣の棺からはレイ親父が出てくる。


「サグルマ兄貴、親父!」

「おう、無事降りてきたかルーキ。サクラも一緒か。あんたたちホントに仲いいわね」

「いや、まあ、これはやむにやまれぬ事情が……」


 話している間にも、次々と棺が到着してくる。パーティは無事、番人を切り抜けたようだ。


「よし、全員揃ったな? さっさと誓約を済ますぞ」とレイ親父が声をかけると、全員がカンテラを持ち上げて応じた。


「誓約って何をするんだろうな」


 神殿深部を歩きだしながら、ルーキはサクラに聞いた。


「多分、ニテとかいう祟り神の前で宣誓でもするんじゃないすかね。あなたのために働きます、みたいな。オーランのすべての土着神と誓約するのもトロフィーに入ってるすから、そんな手間がかかるもんでもないと思うっすよ」

「つまり、契約相手をころころ変えるってことだよな。怒られないのかな……」

「んなこと知らんっすよ……」


 やがて先頭のレイ親父たちの足が止まった。

 行き止まりらしい――と壁を見上げたルーキは、完全に言葉を失って立ち尽くした。


 そこには、巨大な骨の集合体がいた。


 数メートルはある頭蓋骨だ。それは様々な生物の骨が寄り集まってできており、時折、眼窩や口から、見たこともない骨格のスケルトンがトカゲのように這って出入りしている。


「こ、これが、ニテ……!?」


 禍々しいと同時に、大量の蟲が蠢く巣をも連想させるおぞましい姿。オーランには他にどんな神がいるのかは知らないが、祟りうんぬんをおいてもお近づきになりたくない相手だった。


 レイ親父が何度か手を叩き、頭を下げる。


「我ら一同、厄災の使徒として使命をまっとういたしたく~。どうかニテの御力を賜りたく~かしこみかしこみ申す~」

『ナニトゾー、ナニトゾー』


 一門も呼応して声を上げる。ルーキも慌てて倣った。

 そして宣誓が済むと、全員でさっき回収した石の瞳をニテの下へと投げ入れる。


 すると、骨の集合体であるニテの顔が、まるで驚くみたいに目を見開き、その後にっこり微笑んだ。


 直後、ドガガガガとすさまじい音を立てて、何かが地面に突き立つ。

 思わずカンテラを向ける。暗くて見通せない天井から降ってきたのは、大きな曲剣だった。厚みのある刃に何かの生物の残骸のようなものがこびりついて柄となっている醜怪なデザインで、おおよそ善良な人間が持つものではない。


 しかし、走者たちは次々にその剣を地面から引き抜いていく。


「ニテの誓約者に与えられるボーナスみたいなもんだ。俺ぁ破動剣があるからいいが、ルーキ、おまえはもらっとけ。見た目よりずっと軽くて強力な武器だぜ」

「サクラは遠慮するっす。長物は扱わない主義なんで……」


 サグルマの助言に従い、ルーキは曲剣を手に取った。


 チャートによれば、通称ニテ剣。大仰な見た目とは裏腹に軽く、片手での扱いこそ難しいものの、両手でしっかり構えれば何の問題もなく振り回せる。加えて、何か禍々しいオーラのようなものも立ち上っていた。レイ親父の“邪刀・宵”やサグルマの“破動剣”と同列の、特殊な武器らしい。


「よーし、みんなニテ剣は持ったか! イクゾー!」

『ホイ!』


 レイ親父の合図に合わせ、一門は慌ただしく石棺へと戻る。ニテは、自分の信徒がやる気を出してくれているとでも思っているのか、終始笑顔だ。


「……まあ、後であいつもぶった切りにくるんだけどね……」


 すぐ隣にいるシルドの兜から、ニチャア……という音と共につぶやく声が、ルーキの耳に冷たく残った。


 再びサクラと石棺に押しこもり、恐らくはニテの僕に引きずられて神殿上部へと帰還。そこから祭事場に戻るのかと思いきや、一門は帰路の途中で脇道へと入り込む。


「さて、運試しだな」とレイ親父がつぶやくと、「ダメそう」「不安しかない」「運カス乙」などと一門たちから嘆きの声が上がる。


(ええと、ここから先のチャートは確か……)


 と移動しながらルーキが思い出そうとするそばから、一門はわき道に入ってすぐのところにあった下り梯子を無視して、暗闇へと飛び降りる。


 慌てて続いたルーキが見たのは、飛び降りた一人目――シルドが、着地と同時に床を踏み砕き、さらに階下へと落ちるところだった。


「えっ、これ運試し一敗じゃ……」


 と思わず口にしたが、違った。

 シルドが下りた先は、焦げたように黒い鎧をまとった騎士の背後だった。彼はぎょっとしたように素早く振り向いたが、シルドがニテ剣で斬りつける方が一瞬早い。


 あの落下は奇襲だったのだ。


「おらぁ!」


 続いてレイ親父が兜割りを放ち(当たった)黒騎士をよろめかせるも、破壊精霊すら倒す刃を彼は耐えてみせた。一刀まで。


「もういっちょう!」


 着地と同時に繰り出された跳ね上がるような逆袈裟を受け、黒騎士は倒れてピクリとも動かなくなった。手にした大斧は、最後まで手放さなかった。


「じゃ……もらいますね……」


 そんな騎士の相棒を、シルドが容赦なく奪い取る。


「使えそうか?」と聞いたレイ親父に彼はうなずき、「ええ……これなら、今回のRTAまでは使えそうです……。これでいきます……」という答えを返す。


「よーし、運試しは俺たちの勝ちだ。大斧ルートで確定!」

「ウソだろドロップしたよ……」

「これは親父が破門では……?」

「やだ……運の揺り戻しが怖いです……アイアンマン……」


 嬉々とするレイ親父に対し、一門はみな懐疑的に声を交わし合う。

 自分が幸運であることに耐えられない。むしろガバっている方が安定する。それがレイ一門の精神的特徴だ。


「ごちゃごちゃうるせえな! これくらい普通だろ普通! 全員集まれ。帰還するぞ!」


 レイ親父は全員を集めると、カンテラの蓋を開けて中に何かの粉末をサッーと流し込んだ。すると光が膨れ上がり、あっという間にルーキたちを覆い包んだ。


「…………!」


 古い死が充満する地下から、光あふれる地上への瞬間転移は、目を閉じていても明々白々だ。肌を伝わる空気、まぶたの裏の明るさ、何もかもが別世界のように違う。


 目を開ければ、“果ての火溜まり”がすぐそばにあった。


 レイ親父が使ったのは“帰還の粉末”と呼ばれるアイテムだ。火採りで回収した火にくべれば、使用者および周辺の仲間を最後に寄った火溜まりへと一瞬で引き戻してくれる。


〈ロングダリーナ〉では精霊サファイアスが泉を使って似たようなことをしてくれたが、ここでは火のエレメントがそれを行ってくれるというわけだ。


「へっ……わざわざ死の王のところにまで行ってきたのかよ。今時ニテ剣ねえ……」


 と、皮肉の中に「俺知ってますけど」アッピルまで含めてくるのは、火溜まり前の石段から一歩も動いていない終わってるおじさんだ。


「何をしたってもうダメさ。もうダメなんだよオーランは。なあ……」


 こちらに野次を向けながら、見回すように巡らせた彼の目が一点で奇妙な動きをするのを、ルーキは見逃さなかった。


 シルドのところで、目を、伏せた。

 何か、やましいことでもあるみたいに。


 なぜ?


 警備隊が皮肉をぶつけたい相手が走者だというのは何となくわかる。やっている仕事はほぼ同じ。通じ合う部分もあるからだ。


 だが、どうしてシルドだけなのか。こっちは全員が走者で、警備隊の苦労もわかっているはずなのに、この地に最初からいて、なぜか地下牢にいた彼だけに、なぜそうした態度を取る?


 そもそも、自分はシルドのことを何も知らない。

 ガバ一門ではあるようだが、ルタで彼の話を聞いたことは一度もない。

 朽ちた地下牢にいたのも謎だ。風雨をしのぐ仮宿にしていたとも思えないが……。


「おい新人、ぼさっとしてんなよ。すぐ出発だぞ」

「あっ、はい!」


 開拓地の人間模様は走者の管轄外。走り終わればすぐ去る土地に深入りはフヨウラ。早足で移動を始めたレイ親父を、ルーキは慌てて追いかけた。


「そーこーをーどーけー!」

「どけコラ! 一門に勝てるわけないだろ!」

「暴力、暴力、暴力!」


 目指すは、他の走者パーティがそうだったように、祭事場から見える水路橋だ。

 その途中の岩場には、簡素な鎧を着こんだスケルトンたちが待ち構えていた。が、一門はこれを破竹の勢いで撃破していく。


 ニテ剣のおかげだった。力を込めずに振り回しただけでも鋭く風を切る音がし、斬りつけた個所からは毒々しい黒いオーラが立ち上る。やはり光の勇者が使うべきものではないが、闇の剣士とか悪魔の騎士になったと思えば問題はない。


 しかし、


「俺たちは厄災の使徒だぞコラ! 祟られコラ!」

「どいつもこいつもガバれ……! もっとガバれ!」

「世界中が最遅なら俺が最速なんだ! 俺は速く走りたいんじゃねえ……一番になりたいんだよォォォ!」

「魔剣に誘われて一門の薄暗い魂が露わに!?」


 ガバ勢と祟り神の相性は抜群だ!


 新RTA心得一つ。人をガバらばガバ二つ。

 人の足を引っ張るのは、自らの足を引っ張るのと同じ。時間の無駄でしかないから、やめようね!


 心の中で戒めを一つ増やしたところで、ルーキは奇妙なことに気づいた。


「何だこいつら、倒してもすぐ起き上がってくるぞ!?」

「いくらアンデッドでもここまでの再生力はないっす! どこかに強力なネクロマンサーがいるんじゃないすか!?」


 ルーキとサクラは、そろって悲鳴じみた声を上げていた。

 ニテ剣は間違いなく強力な武器だった。だが、骸骨剣士たちは倒されたそばから起き上がって向かってくる。


「彼らは……アンデッドでは……ないよ……」と、消え入りそうな声で答えたのはシルドだ。


「彼らは…………まだ生きている」

「えっ!? だってほとんど骨ですよ!?」

「火溜まりの力だ……。暗いエレメントを吸った火が、彼らを限界を超えて復活させている……。彼らは、元は火に守られた警備兵だった……。でも、町のために戦い、何度も復活させられるうちに脳をやられて、理性を失って……逆に、人を襲う亡者になり果ててしまったんだよ…………」

「……!!」

「ためらうのかい……? まあ僕は死にたくないからヤるけどね……」


 シルドがニテ剣で亡者兵士を縦一文字に叩き潰した。


「ガバ兄さん!」

「わかってる! ここまで来て誰がためらうかよ!」


 ルーキは寄ってきた敵を胴のところで薙ぎ払う。


「向かってくる以上は敵だ。敬意を持ってブッ倒させてもらうさ。俺たちは走者だぞ!」

「よう言うた! それでこそ男や」

「じゃけん新入りが露払いしましょうね~。オレもやったんだからさ」

「かしこまり! オラッ、敬意!」


 起き上がろうとした亡者の武器を踏みつけ、ルーキは頭蓋骨を蹴り飛ばした。


 一門の快進撃は、水路橋の内部を抜け、市街地にたどり着いてからも続いた。

 暗いエレメントの発生で荒廃したであろう、どこか陰鬱な色に沈む石造りの住宅地には、志半ばで倒れた亡者兵士たちがうようよいた。


 一門はひと塊となって、それらすべてを押し潰しながら駆け抜ける。

 正に鎧袖一触。


(このニテ剣、マジで強いぞ……!)


 恐らく、こんな序盤から手に入る武器ではないのだろう。それを猛ダッシュとショートカットで強引にゲットし、攻略を楽にする。これぞチャートの醍醐あじであり、見どころさんというものだ。


 こと戦闘に関して、もう困ることはないかもしれない。これ、このままもらってっちゃダメかな――と、ルーキが下心を抱いた時だ。


 彼は、共に早足で移動中の一門の一部から、聞き間違いかと思うような声があがるのを聞いた。


「あー……親父ぃ。悪い、俺らここでリタイアさせてもらうわ」

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