第9話

 大会当日。今までにないくらいに本番はリラックスして吹けた。大会の結果は、金賞。それどころか、全体一位となる“新聞社賞”までもらえた。2人でだぜ?

 講評用紙には、二人の息がぴったりとか、一心同体とか、そんな感じのことばが並んでいた。


 この大会を通して、芽依とは今までにないくらいに仲良くなった。何かあった?と聞いてくるやつもいるくらいに。



 



 あの日の夜に何があったのかは、俺たちだけの秘密だ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

Ensemble 柿本 修一 @shuichi_kakimoto

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ