第3話 ガチャガチャから神様(3)
・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
「・・・・・・」
10メートル程離れて、『やっぱり、何でこんな所にガチャガチャ?』と気になってしまう。
やりたいんじゃない、やりたいわけじゃないのに・・・!!!
なんでこんな所にガチャガチャ??
昨日までは確かに、無かったのに!!
「・・・1万円か・・・・・・」
高いよね・・・高いよ・・・1万円のガチャガチャだよ・・・?
そして、それを人は、魔が差した、というのだと思う。
私が財布から取り出した1万円札は、躊躇いのもなく「本当にいいんですか?」とも聞かない正体不明のガチャガチャに遠慮もなく吸い込まれていった。
え??
あれ??
そういえば・・・
排出口、出てくる口、ない!!!!!
・・・・・・やられた・・・・・・・・・
騙された・・・・・・!!!
気づいた瞬間、貧血を起しそうな程一気に血の気が引き、足元はフラつくし、眩暈がした。
あぁ・・・1万円が・・・こんな物に騙されるなんて・・・
しかも・・・なんだろう、どんなトリック??
白く眩く光に包まれたと思ったら、ガチャガチャ消えてるじゃない・・・
笑えてくる・・・悲しいのに・・・騙されて悲しいのに・・・笑えてきてしまう・・・
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