鎮魂の旅

「ここがポセイドンの都市、ですかね?」

「何もねぇぞ?」

「でも、気配はするんですよ……。」

 転移で飛んできた先、そこは水面が移る浜辺だった。

 確かに神の気配はする、しかし、肝心の都市や神殿が見受けられない。

「ポセイドン、って海の神様だったよね?」

「確かそうでしたか、ポセイドン神、海を司る神の1柱、と何かの童話か何かで呼んだっ事がありますが……。という事は、海の中、などでしょうか?」

 海は澄み渡っていて、何処までも綺麗だ、と言う印象しか受けないが、しかし、清華は何かを感じ取っていた様だ。

 海をつぶさに眺め、何かないかと確認をしている。

「うーんと、あそこ変だよー?」

「あそこ?」

「うん!なんだか海じゃないの!」

 ふと、蓮が指をさしながら声を出す。

 そちらを5人が見る、その方向には、とても小さな突起の様なものがあった。

 漂流物か何かだろうか、と疑問を持ちながら見ていると、景色が揺らぐ。

「……?」

「わぁ!」

 揺らいだ景色を見ていたら、周りの景色が変化し始める。

 海だと思っていた部分が揺らぎ、まるでそこに最初からあったかのように建築物が出てくる。

 それは青緑色をした石の材質で出来ていて、神殿と呼ぶにふさわしい、都市と呼ぶにふさわしい大きさになっていく。

「凄おい!」

「何だこりゃ……?あれ見たから、って事か……?」

 6人は驚愕する、まるで、透明だった世界が彩られた様に見えた、その神秘さに。

 当然現れた神秘の世界、それがこの都市であるかの様に、心奪われる。

「……。いけない、僕達は敵対者です、気を緩めちゃだめです。」

「そ、そうだね……。でも、凄い景色だね……。」

「思わず、見惚れてしまいました……。これが、神の住まう都市……。竜神様のいた神殿とは、また違う美しさがあるのですね。」

 門や門番は無い、開かれた都市の様だ。

 6人は、武器を握っていつでも構えられる様にとしながら、都市の中へと入っていった。


「あんまり人がいないね!みんな隠れちゃってるのかな?」

「人の気配はするんだけどね。でも、建物の中とかだ。」

 都市の中は閑散としていて、人の気配はまばらにするが、あまりない。

 警戒を緩めず、いつでも戦える様にと構えていたが、そもそも敵がいない様な気さえしてしまう。

 しかし、視線を感じる、何処かから見られている様な、ねちっこい監視の視線を感じる。

「見られてんな、多分。向こうの方じゃねぇか?」

「中央の方ですね。もう時間もあまり無いので、飛んでいきましょうか。」

「竜太君って清風使えるんだっけ?お兄ちゃんが竜太君は魔法苦手だから、って言ってたよぉ?」

「今ならたぶん、6人運ぶくらいなら出来るよ。」

 そう言うと、竜太は清風を発動して、5人を浮かす。

 今は竜太が先導した方が良いだろう、と動き方は教えず、竜太の魔力で6人は移動を開始した。

 視線が切れる瞬間がある、空を飛んでいるからだろうか、と考えながら、6人は神殿へと向かっていった。


「何者か。」

「聖獣の守り手、そして竜神です。ポセイドン神に話があってきました。」

「聖獣の守り手……。つまり聖獣の使いか。貴様らが来た場合、通す様にと我が神から仰せつかっている、通るが良い。」

 神殿の入り口、大きな木の扉の前で、竜太達は人間とも神とも取れない気配の門番に声を掛けた。

 ディンが言っていた、神の気を受け続けた存在は、神に魂が近づいてしまう、と、その弊害だろうか、と竜太は考えた。

 何はともあれ、戦わずに済むのなら有難い、と考え、神殿の中を歩いていく。

「綺麗、だけど……。」

「ちょっちぴりついてんのがわかんな。」

 神殿の中では、人間と神の気配を纏った存在達が、あくせくと動いていた。

 6人を見る目は厳しい、しかし攻撃してくる訳でもなく、見るだけだ。

「神様の気配って、凄いんだな。なんか、竜神の時はわかんなかったけどよ、凄まじいんだな。」

「まるで、いるだけで威圧されておる様な……。」

「そうですね、凄まじい気配です……。竜神様方も、同じ様な気配を纏っていらっしゃったのだとしたら、それに気づけなかったのが不思議な程です……。」

「怖いね、神様って……。」

 4人は、ポセイドンの発している神の気配に、怯えている様子だ。

 アテナの時には感じなかった程、強い気配と威圧感、それが神殿全体を覆っている様に思ってしまう。

 まるで、腹に丸呑みされて、そこで死を待っているかの様だ、と。

「竜太君は怖いのぉ?僕、怖いって思わないなぁ……。」

「僕もあんまり怖いとは思わないかな。父ちゃんの完全開放の時に比べれば、全然だから。」

 ディンの完全開放を直に感じた経験のある竜太と、デインの加護を受けている蓮は、怖いと思わなかった様子だ。

 そもそもがディンの気配が膨大過ぎて、それよりは怖くないなと感じている竜太、そしてデインの力を行使しているが故に、ポセイドンに負けずとも劣らずな気配を纏っている蓮、と言うのは、魔力探知を覚えたての4人とは、少し話が変わってくるのだろう。

「こっちですね。」

「いよいよ……、神との対面か……。」

 神殿の奥、豪奢な扉の前に立った6人。

 扉が開く、探知していて分かったが、ここは海の中の様だ。

 まだ見ぬ神との邂逅、それを緊張した面持ちで4人は迎えた。


「そろそろポセイドンの所についたな。さて、向こうはどう出るか。」

「ポセイドンって神様の事だろ?どんな奴なのかくらい、ディンは調べてんじゃねぇのか?」

 昼食を終えて、暇だからと体を動かしていたセレンと、それを眺めていたディン。

 セレンは、ディンが神々をどう見ているか、どの神が戦士達にとって脅威になるか、聞きたい様子だ。

「ポセイドンは穏健派だよ。表向きは、戦争に備えて準備をしてる、って話だけど、隠れてそうならない策を講じてる、って話だな。神々の中で、一番争いを好まない、そして最も強い神、それがポセイドンだ。」

「つえぇのに、戦いは好まないんか。でもそうだよな、ディンだって好戦的じゃねぇもんな。」

 セレンは、最も強い神、と言うのが戦争を回避しようとしている事実に驚く。

 ならば、神の使徒を送り込んでジパングの村を滅ぼしたのは、どの神なのかと。

「ジパングに使者を送ってきたのは、ハデスだ。ハデスは、冥界の門番をさせられている事を不服に思ってる、どころか世界を恨む程に嫌がってる。だから、クロノスの反乱に乗じて、世界を滅ぼそうとしてるんだろう。あれは、冥府の神と言う名称を、それこそ死んでしまいたい程に嫌がってる。」

「じゃあよ、ゼウスってのはどうなんだ?」

「ゼウスは戦争を仕掛けようとしてる、それは世界掌握の為であって、世界滅亡の為じゃない。全能の神、なんて言われるくらいだからな、野心は誰よりも強いだろう。ただ、世界の滅びは望んでいない、それは、自分の支配する世界もなくなってしまうのと同義だからだ。簡単に千年前の戦争を表すとすれば、豊穣を司り平和を愛した神であるクロノス、父であり絶対的な存在だったクロノスを、幽閉する為に戦争を起こした。でも、他の神がそれを許さなかった、結果として、ゼウスも西の山脈地帯に幽閉された、って所だな。」

 神は神を殺す事が出来ない、と言うのが、この世界のルールだとテンペシアは言っていた。

 神々が殺し合い、世界の均衡が崩れてしまったら、それは世界の崩壊を意味する事になるのだ、と。

 だから、ゼウス達オリュンポス十二神は、クロノスを幽閉する為に戦争をした。

 セスティアにおける神話では、ティタン族の長クロノスは、ゼウスによって殺された、とあるが、この世界での事実としては、そうなっている。

「神々は巨大な魂を持つ、故に神同士での殺し合いを禁じられた。それは、ぶつかり合う魂の大きさのせいで、世界が揺らいでしまうからだ。」

「んでもよ、最終的にはクロノスを殺す事になるんだろ?なら、人間なあいつらならそれをしても良いって事か?」

「人間が神を屠る、それは想定されてなかった事象だ。そんな人間はいない、神を超え得る存在は現れない、それが竜神達がルールを作った時の認識だったそうだ。それに、何も殺すだけが戦争の終結とは限らないだろう?」

 ディンの言葉を聞いて、セレンは考える。

 神を殺すだけが戦争の終結ではない、のであれば、何故戦士達に力を付けさせて、戦争に送り出したのか、と。

「神々を鎮める、それがジパングの戦士達の役割だ。鎮める、それには殺すとは限らない、って事だよ、セレン。あの子達は、それを理解してないだろうけどな。ただ、自ずと理解する日が来る、それはきっと、今じゃないってだけだ。神を殺さず、そして戦争を沈静化させる。まさに、聖獣達の戦士達による鎮魂の旅って事だな。何をもってして鎮魂か、荒ぶる神々の魂を、何をもってして鎮めるか、それはあの子達次第だ。」

「それってよ、神様には勝てねぇって事か?」

「勝つだけの力を身に着けさせた。でも、それがすべてじゃないって事だ。それをあの子達が何処で気づくか、何時気づくか、絶対的に殺す事が出来ない存在を、どう鎮めるのか。それが、この旅の目的地になるだろうな。」

 そう言えば、とセレンは思い出す。

 ディンは、今まで神々を打倒しろとは言っていたが、殺せとは一言も言っていなかった。

 ならば、殺せないと制定されたルールの中で、打倒し鎮める、という意味合いは、何か。

「難いな、あいつら、そこまで頭回るか?」

「どうだろうな。でも、あの子達ならきっと、それを理解出来る日が来るとは思ってる。何しろ、あの聖獣達が選んだ戦士の末裔、魂の生まれ変わりなんだから。自ずと、理解する日が来るよ。」

「教えてやれば良かったのにな、ディンってよ、そこらへん意地が悪いよな。」

「守護者を育てるって言うのは、そういう事もしなきゃいけないって事だな。セレンの感覚は正しいよ、間違いじゃない。ただ、守護者を育てるって事に関してだけ言うと、正解でもないってだけだ。」

 セレンは、戦士達を気の毒に思うが、ディンにとってはそれは当たり前の事なのだろう。

 数多ある世界の守護者達を育て上げ、共に戦ってきたディンの言葉だ、それは間違いではないと思える。

 ただ、真実を知らずに戦ってしまったら、殺すか殺されるかの二択になってしまうのではないか?と。


「そちらが聖獣の使い達か。成る程、千年前の使い達よりも強いと見える。ふむ……。」

「貴方がポセイドン様ですか?」

「いかにも、我はポセイドン、海を司る神である。」

 神殿の奥に通された6人は、青色の髪の毛をして、少し色白な肌をしていると思われる巨人を目の当たりにした。

 これが神、ポセイドンなのか、と6人は認識し、そして、この相手に勝てるのかどうか、と一瞬考えた。

「聖獣の使い達よ、我を打倒する事を考える事なかれ。神に人は勝てぬ、それは摂理であるぞ。或いは、そこなる竜神ならば、我に刃が届くかも知れぬがな。」

「勝てないって、やってみないと……。」

「摂理である、と言っておろう。人に神は殺せぬ、貴様らはそれを知らぬのか。さて、では何の為に力を付けて来たのか、という顔をしておるな。」

 読まれている、そしてそれは真実だろう、と悟る。

 ならば何故自分達は修行をしてきたのか、明日奈の犠牲は、何だったのか、と。

「ふむ……。貴様らは、己が役割を知らんと見受けられるな……。とく語るべくもないが、貴様らの力は鎮魂の力、その力を以て、神々の闘争を鎮めるものであろう。ならば、我ら神を屠れずとも、良いのではないか?」

「殺す為の力じゃない、って事か……?じゃあ、なんで……。」

「明日奈さんが記憶無くしてまで、俺達最上級魔法を覚えたのに、それも意味がないって事……?」

 ならば何故、ディンは明日奈を犠牲にしたのか、そして自分達に修行を付けて来たのか、そして今まで世界を回って加護を受けてきた意味は。

 鎮魂の力、とは一体何なのか。

「我らが父、クロノスは今、魔に侵されておる。それを取り払い、そして鎮魂の奏でを記す、それが貴様らに与えられた役目よ。ならば、千年前の戦士が我らを屠っているだろう?」

「鎮魂の力……、奏でる……。お話が見えてきませんが、つまりは私達の役目は神々を殺す事ではない、と?」

「そう言っておるのだ、娘。鎮魂の儀、それは闘争の末にあるものだ、であるからして、貴様らは力を与えられた。魔に侵されし父を、救う為に。」

 魔に侵された、それは破壊の概念の事だろうか、と隆太は考えるが、そこまでの情報と言うのは、神でさえ与えられていないはずだ、と思い直す。

 なら、魔に侵された、その言葉の意味は。

「貴様らも戦ってきたであろう、魔物と呼ばれる哀れな存在達と。あれらは、我が父を蝕み、そして末弟ハデスをも蝕んでおるのだ。貴様らの武具、それは魔を滅し世界を守る為に、聖獣達が生み出した武具であろう。ならば、神に通じぬのも道理であろうに。」

「魔物に取りつかれた神様を助けて、世界を守る為に、皆さんの武器はある、って事ですか?だから、神様を倒すだけの力は宿されてない、って。」

「うむ。」

 竜太は一瞬、破壊の概念の事を話すかどうか、考えた。

 そして思い出す、竜神の掟を。

 戦士達はその事を聞かされているが、そこにはたどり着いていない、なら、話すべきではないと。

「我がすべきは、冥界タルタロスに掛けし封の1つを解く事のみ。我が兄ゼウスは、この乱を乗じて世界を統べようとしている、ならばそれを止める為に、貴様らを遣わす事になるであろう。ふむ、書状を持つが良い、何もなく向かい無残に灰になるよりは、幾何か良い結果になるであろう。」

「ねぇ!神様って戦わないのぉ?僕達、戦いに来たんだよ?」

「そこなる子よ、貴様は竜神の力を扱っているのであろう?ならば、魔に侵されし者を救うが使命、であろう。我はまだ、魔に侵されてはおらぬ。貴様らと刃を交える理由が無いのだ。」

 蓮は、戦う気満々だった様で、と言うより、全員戦うつもりでここに来たのだ、戦わないと断言したポセイドンの言葉に、ホッとすると共に肩透かしを喰らう。

 ならば、何故アテナと竜太は戦い、そしてディンはアテナを殺したのか、と考えるが、すぐには答えは出てくれそうにない。

「アテナの死、それは我が兄も知っておろう。竜神王なる存在が、この世界に赴ている事もな。であるからして、貴様らを即座に殺す事は無いと見えるな。」

「アテナ神は父ちゃんだから殺せた……。そっか、だからか。」

「どういう事でしょう?」

「後でお話します。ポセイドン様、じゃあ封を解いてくれる、って事で良いんですね?」

「うむ、語るべくもない。」

 竜太は、破壊の概念に関する事なのだから、とここで話をしようとはしなかった。

 ディンがアテナを殺した、殺せた理由も、世界群の外側の存在だから、という話で着地は出来るが、ここで話すという事は、外界の事をポセイドンに知られる事になりかねない、と。

「ポセイドン様、書状が出来ました故。」

「うむ、是非もない。竜神よ、貴様が持って行け、貴様の言葉であれば、我が兄も耳を傾けるかもしれぬからな。」

「ありがとうございます。」

 書状を使いから受け取って、6人は神殿を後にした。

 ポセイドンは、あれだけの力を持っていれば、神を殺す事も叶いそうだが、と考えたが、それは世界の摂理を外れる事になるだろう、と言いとどめていた。


「それで、神様を鎮めるってどういう事?」

「魔に侵されてる、つまり魔物に憑りつかれてる状態なんだと思います。皆さんの役目は、それを取り払う事なんだって、そう言う事じゃないかって考えられます。」

「しかし、破壊の概念が……。」

「それは父ちゃんの役目であって、皆さんの役目じゃないです。ポセイドン様も、破壊の概念の事は知らなかったんでしょう。これは、言ってはいけない事でもあります。竜神の掟、それが何処まで範囲があって、誰が言ってはいけないのかはわからないですけど、少なくとも、僕の口から他の誰かに言った場合、世界が滅びます。」

 転移で都市の入り口まで戻ってきた6人、そこで初めて竜太は、竜神の掟について話す。

 戦士達には言っても問題はない、それはディンが証明しているが、他の誰かに聞かれてはいけない、と言う認識があるのだろう。

「では……。鎮魂の儀、と言うのは……、なんなのだ……?」

「僕達の剣、竜神剣は、魔物を斬って、癒して元あった場所に戻す役割がある、って父ちゃんは言ってました。だから、皆さんの武器でも、同じ様な事が出来るんじゃないかって。」

「うーんと、えーっと。」

 いよいよ、竜太の話に蓮がついていけないと顔に出している。

 竜太は、蓮に通じる様に話す為にはどうすれば良いか、どう説明すれば良いのかを考える。

「えっとね。僕達の剣は、闇を元あった場所に癒して戻す為にあるんだ。竜神剣、それは闇を癒す剣だから。例えば、蓮君の中にあった闇が外に出ちゃった場合、それが魔物になって、それを斬る事で、蓮君の中にあっても大丈夫な様にして、それで戻すんだ。」

「生物なんにしろ闇を抱えてる、ってディンさんが言ってたよな。それを戻す為に戦うって事か?」

「はい、そうなると思います。だから、一番辛いのは次のゼウス神なんじゃないかなって。ゼウス神は、世界を統べようとしているだけで、魔に侵されてる訳じゃない、つまり、魔物に乗っ取られてる訳じゃないって事だと思います。だから、戦う必要はなかったとしても、交渉をしなきゃならないって事ですかね……。」

 世界の掌握を目的としている神、それ相手に交渉もへったくれもない様な気もするが、しかしポセイドンの言葉が正しいのだとしたら、それをしなければならないのだろう。

 次の目的地、ゼウスの都市を目指す前に、少しだけ時間が必要になるかもしれない、と。

 6人は話し合う、交渉を成立させ、冥界の枷を外す為の話を。

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