蓮の未来

「ディンさん、少しよろしいでしょうか?」

「ん?」

 戦士達を送って少し経って、話をしていたディンと外園だったが、2人で話したい事がある様子だ。

 ディンは席を外し、外園と共に茶室へ向かう。

「それで、要件はなんだ?」

「……。蓮君の事ですね。彼を、今のうちに何とか出来ないのか、と。ディンさんが色々と策を講じているのはわかっています、蓮君がそれでも危うい状態にある事も……。しかし、今のうちに蓮君の闇を切り離す事が出来れば、もしかしたら、と思ったのです。他者の闇だけを斬る方法、はあるのでしょう?」

「あるにはある。ただ、それは余程闇に傾いてる場合か、光に溢れてる状態じゃないと、意味を成さない。今の蓮はデインの力を4割程度、つまり4割は光に属してる。ただ、その状態ってのが逆に厄介だ、他者の闇ってのは、光に反応して揺り起こされる事がある。……、だから、今の蓮をどうにかするって事は、蓮を壊す事になる。」

「……。そうでしたか、私だけが聞いて正解でしょうね、このお話は。きっと、リリエルさん達がお聞きになられたら、取り乱されるでしょう。そして、対立の道を選んでしまうかもしれません。それで、破壊の概念がいつ蓮君に手を出してくるのか、はご存じなのでしょうか?」

 外園は、改めて聞いて納得する、ディンが蓮の闇を斬らない理由を、そしてそれは対立を生み出す可能性があると。

今のリリエルや戦士達は、蓮を壊す事を是としないだろう、それこそディンと対立する事になったとしても、蓮を守る道を選ぶだろう。

 そういう理由も含めて、ディンは蓮を斬らないのだろう、と。

「破壊の概念は、竜神王が一番油断したタイミングで、攻撃を仕掛けてくる、と思う。つまり、今乗り移ってるアリナと言う少女を倒して、俺が安心したタイミングで、蓮に乗り移るつもりだろうな。俺がどれだけ気を張ってても、それ以上に狡猾な相手だ、俺の感情の機微に気づいちまうだろう。その時までに、蓮がどれだけ光に心が移ってるか、それが問題だ。どう足搔いた所で、蓮と戦うのは避けられないだろう、なら後は、蓮の光の状態に賭けるしかない。」

「アリナと言う少女……。その少女は、どの様な方だったのでしょう?ディンさんと縁がある、そういった風に捉える事も出来ますが。」

「アリナは、そうだな。昔、とある世界を守った守護者だよ。俺の想い人でもあった。でもアリナの魂は今、破壊の概念によって囚われてる。だから、きっとアリナと俺は戦わなきゃいけない。負けるつもりはない、アリナを救えるのは俺だけだ。……。ただ、蓮がどうなるか、までは本当にわからないんだ。デインの時とまったく同じか、と問われると違うとしか言い様が無いんだ。」

 そういえば、他の世界の守護者に関しては言及をした事がなかったな、とディンは思い出す。

 基本的に他の世界の話や、世界が無数にあると言う話はしない、そしてそれはしてはいけないと言われているのだから、当然と言えば当然なのだが。

外園には話しても問題はないだろう、と判断して、ディンは話を進める。

「アリナは……。アリナは、世界を最期まで憎まなかった、人間に殺されたのに、人間を愛し続けた。そう思ってたんだ、本人もな。でも、どっかで世界を恨む心が、人間を憎む心があった、それを破壊の概念に利用されたんだろうな。」

「人間を愛し、人間に殺された守護者、ですか……。そういえば、ディンさんが依り代にしていたと言う戦士もまた、人間に殺された経験がおありだとか。それで、ディンさんは人間の事を警戒しているのですね、それこそ、今の戦士達がそういった目に合ってしまわれない様に。」

「人間ってのは、自分勝手だからな。この世界でも、戦争を勝ち抜いて凱旋した戦士達を迎えたのが、恐怖と畏怖の念だった、って記録が残ってたよ。ドラグニートとフェルンではそんな事はなかったらしいけどな、ジパングでは、だ。それは外園さんも知ってるだろう?だから戦士達を、セスティアに送ったんだって。セスティアでは魔法を使った戦争は起こらない、だから戦士達も隠居が出来るだろうって。」

 外園は、その話はテンペシアとデインから聞いていた。

セスティアと言う世界があり、ジパングを守護した戦士達は、そこに行って隠居し、千年後の戦争に備え子孫を残す事を決めていた、と。

 その理由も、迫害されかけたと言う理由である事は知っていた、だからディンの話には驚かなかった。

むしろ、理解していた、人間とはそういうものだと、世界とはそういうものだと。

「……。世界は、力を持つ存在に恐怖する、それはどこの世界でも同じなのですね。悲しい事実ですが、仕方のない事なのかも知れません。私も、私が力に目覚めた時、酷く憎んだものです。こんな力を持つ事になったから、村が滅んだのだと。ロザウェルに連れていかれる際、それも仕方のない事だと諦めもしました。弔いも許されない、追悼も許されない、それは私の罰なのだと。」

「外園さんの場合は、ちょっと違うけどな。まあ、恐怖してしまうのは仕方のない事なのかも知れない。でも、理不尽だとも思うな。守っているのは誰だ、救ったのは誰だ、世界を守ったのは誰か。そんな事、考えればすぐに答えが出るはずなのに。それすら出来ない、だから俺は人間が基本的に嫌いなんだよ。」

 外園にとっては、力と言うのは自分の代償、自分の罰。

ディンにとって力とは、持つべき者が持ち、そして守るべき対象。

 認識の違いはあれど、恐怖される対象である事に変わりはない、と考えていた。

「だからこそ、ディンさんは記憶を封じる事を聞いたのですね。戦士達が、いつか恐怖されてしまわない様にと。彼らは優しい、いつか何かあったら、きっと力を使ってしまうのだろうと。」

「そうだな。あの子達は優しい、だからきっと、使わなきゃならない日が来たら、力を使うだろう。魂が力を発現してる今、使えない様にするには記憶を封じ込めるしかないからな。でも、あの子達は選んだ、恐怖されようと、自分の出来る事をするべきだと。なら、後は俺がバックアップするしかないだろう?」

「それもそうですね。それが正しいのでしょう、それこそがふさわしいのでしょう。彼らには、誇りがある。守るべき存在も、守るべき世界も。ならば信じる他ないでしょう、彼らが神々を鎮め、世界を守る事を。……。私は、出来得る事を全てしてきたつもりです。その結果がどうなろうと、戦士達は誇らしいと思います。」

 世界の滅亡を予言した者として、外園は出来る限りの事をしてきた、それはディンも知っている。

 世界を周り、警鐘を鳴らし、そして来るべき戦士達の未来に向け、出来る限理の対策をしてきた。

 その結果の視える未来は変わらなかった、戦士達が戦死する運命は変える事が出来なかった、だが今は違う。

ディンと言う存在、破壊の概念と言う存在の介入によって、未来は視えなくなった。

「私は、少し安心しているのですよ。どう足搔いた所で世界の滅亡の予言は変えられなかった、それを変える要因となったのはディンさんです。破壊の概念と言う懸念は出来ましたが、しかしディンさんなら必ず勝つ、と信じていますからね。」

「勝つさ。いつか、破壊の概念を消滅させるその日まで、俺は戦い続ける。最期にどっちが勝つか、それはわからないけどな。」

「きっと、ディンさんが勝ってくださると信じています。いつの日か、世界を福音をもたらすのだと。私がそれまで生きているかはわかりませんが、その際には祝杯をしましょう。」

 それだけ言うと、外園は茶室を出ようとする。

ディンは何かを思い出したのか、ハッとして外園を呼び止める。

「そうだ、外園さん。外園さんに会いたがってる子達がいたよ。まだ転生してすぐだから、会えるかどうかはわからないけど、会いたがってると魂が呼んでる子達がいた。」

「どなたでしょう?」

「テイラット、アリサ、トリムントス。三人の子供達の魂だ。グローリアグラントをさまよってたから、多分一緒に転生したんだろう。」

 ディンの言葉を聞いて、外園は酷く驚く。

それもそうだろう、ディンに友の名前は話した事はない、あったとしても今出てくる様な名前ではない。

 懐かしい友の名前、自分が弔った友の名前、そして自分が殺してしまった友の名前。

「……。彼らは、私をどう思っているのでしょう。先生、と呼ばれていたのが懐かしいですが、しかし彼らは私の力の発現の代償として死んでしまいました。……。私がアンクウになど覚醒しなければ、彼らは死ぬ事はなかったのです。そんな私が、会ってもよろしいのでしょうか……。」

「きっと、皆外園さんが悪くないってわかってるんだろうな。外園さんに原因がない、だから許すも何もない、って。だから会いたがったんじゃないか?外園さんは悪くないって、伝えたかったんだろう。」

 外園が、どこか怯えた様な、泣きそうな目をする。

 ディンは、外園の心境を痛いほど理解していたから、それは違うと言葉にした。

 今の外園は確かにアンクウ、死を司る未来を視る死神。

だが、それは自分の意思でなったわけでもない、自分の決意でそうなったわけでもない、偶発的とでも言えばいいのだろうか、それこそ破壊の概念の干渉によってそうさせられた身だ。

 だから、弔う事を許されないなどという事はない、会いたいのであれば会えば良い、と。

「この戦争が終わったら、会いに行くのもありじゃないか?なんなら、今からでも会いに行くか?きっと、喜んでくれるぞ?」

「……。この戦争が終わり、私が自由になれたのなら。セスティアに赴く前に、挨拶をするのもありかもしれませんね。しかし、それは今ではありません。私には、私のやるべき事がある、為さなけばならない事がある。それを終えたら、考えましょう。」

「外園さんがそれで良いのなら、それで良い。俺も、終わらせる覚悟をしないといけないな。終わったら、竜神王はその役目を終える。この世界にとって、この世界群にとって、必要の無い存在になる。その時どうするか、までは決めてないんだけどな。でも、いつか終わらせるつもりなら、考えとく必要があるのかもしれないな。」

 外園はそれを聞くと、一瞬だけ悲しそうな顔をする。

 お互い使命を持った身、使命の為に生きている身だ。

それが終わったら、自分達の能力も、自分達の存在も、世界にとっては不要な物となる。

 だから死ぬか、と問われれば2人とも否と答えるだろうが、しかし余生をどう過ごすか、と言うのも考えた事はない。

余生を考える余裕などなかった、ただひたすらに使命に没頭しなければ、生き残る事すら出来なかっただろう。

「……。ディンさんは、長い戦いが終わった際には、どうするのが良いのでしょうかね。愛する人達は先に逝ってしまう、独り遺されると言うのも、お辛いでしょうに。」

「それでこそ、愛する価値がある。そう思ってはいるけどな、寂しい事に変わりはないんだろうな。もしかしたら、世界を旅して回って、何処かで腰でもつけるかもしれないな。」

 人間の何万倍の命を生きる竜神、そしてその竜神の最期の王。

その役目を果たしたら、どうするか。

考えた事はなかった、しかしいつか、そんな日が来てくれる事を祈っていた。


「ウォルフさん、訓練に付き合ってもらってもいいかしら?」

「oh!良いぞ?スナイパーとハンドガン、どちらがお望みかね?」

「スナイパーライフルが良いわ、そっちの方が弾速が速いのでしょう?」

「そうだな。」

 居間でくつろいでいた4人、の中でリリエルが訓練を申し出て、ウォルフと2人で修錬場に出る。

 セレンと竜太はディン達が話を終えて戻ってくるのを待つ、と言って残り、2人だけだ。

「それでリリエルちゃん、話ってのはなんだ?」

「……。ばれていたのね、貴方って本当に洞察力が鋭いわ。」

「竜太達には聞かれたくない、と察したが。」

「そうね。竜太君達には聞かれたくなかったわ。」

 修錬場に立って、空を仰ぎ見ながら、リリエルは話を始める。

「蓮君、どうなるのかしらね。私は、それがわからない。そして、それが怖いと感じているのよ。」

「Umm,蓮の状態からして、破壊の概念に乗っ取られるのは間違い無いと見ていいだろう。ただ、問題はその後だ。」

「乗っ取られたらお終い、と言うわけじゃないのかしら?」

「良い疑問だ。竜神王サンがかつて言っていたな、蓮を光に帰還させる為には、多くの光が必要だ、と。それは、俺達の事だろう、仲間と言う光、そして竜神王サンと言う大きな光。それらが合わさって、初めて蓮は帰還する事が出来るだろうな。」

 それは、蓮とディンの対決は避けられないという事だろう。

もしも、目の前で蓮とディンが戦う事になったら、リリエルはどう感じるのだろうか。

 恐怖、怯え、悲しみ。

そういった感情が、今のリリエルの中に交わり合っている。

「私は復讐者、そしてそれを遂げる為になら犠牲は厭わないと思っていたわ。でも、蓮君が破壊の概念に乗っ取られたら、戦う自信はない……。それだけ、蓮君の事を大切に想っている、それは喜ばしい事なのかも知れないわ。でも、ディン君の足を引っ張る事にもなりかねないでしょう?」

「そうだな。竜神王サンは、やらなきゃならないとなったら、やるだろう。そして、それをリリエルちゃんは是と出来ない。俺も、仲間同士で戦いあうってのは、好まんがね。恐らく、リリエルちゃんや俺達に出来る事は、竜神王サンを信じる事なんだろうさ。蓮を無事に帰還させる為にも、俺達がどっしり構えとかなきゃならん、と言う事だ。」

 リリエルにとって、蓮は弟の様な存在だ。

今まではその感情に蓋をしていた、そもそも気づいていなかったが、旅の中で気づいた、その感情。

 リリエルは、蓮を慕っている、蓮も、リリエルを慕っている。

恋心ではない、家族の様に想っている、だから蓮と戦う事が出来ないと感じていた。

「ディン君は強いのね。家族であろうと、戦うと言うのだから。」

「むしろ逆だろう。家族だからこそ、蓮を破壊の概念に乗っ取られたままにしておきたく無い、世界を滅ぼす存在になってほしくない、と願ってるんだろうさ。だからこそ戦う覚悟を持ってる、それは蓮を殺す行為ではなく、救う為の行動だからな。リリエルちゃんは優しい、それを見てられんと思うかもしれないが、竜神王サンの戦いから目を背ける、それは蓮を救う光を1つ失うって事だろう。目を背けず、見守ってやる事だ。」

「……。私に出来る事、それはこの戦争を正常化させる事だ、とディン君は言ったわ。もしかしたら、全部わかってたのかもしれないわね。私が蓮君に肩入れする事も、蓮君がそうなった場合戦えないだろう事も。全部独りで背負って、私達の敵になる事を考えていたのかもしれないわね。」

 ディンは未来を視る力を持っていない、それは指南役達の共通認識だ。

しかし、ディンのその経験の量、経験値の量と言うのは、戦場に慣れているウォルフや、長い年月を生きた外園よりも圧倒的に多い、そこから出来る推測と言うのも、精度が段違いに高い。

 だから、リリエルがこうなる事、蓮に思った以上に思い入れがある事、そしてその蓮とは戦えないであろう事、全て理解した上で、独りで蓮と戦おうとしているのではないか、と最近になって考えた。

悲しい未来、それを独りで背負おうとしているのではないか、と。

「俺達に何が出来るか、ってのはわからんがな。少なくとも、信じてやる事は出来るだろう?」

「……。そうね。きっと、蓮君は助かる、そう信じてあげないといけないわね。」

 リリエルは怯えていた、それは蓮を失ってしまう可能性にだ。

 蓮を弟の様に慕っていた、それは蓮に伝わっていないのかもしれない、蓮にとってはディンだけが兄弟なのかもしれない。

しかし、リリエルもまた、蓮を弟の様に慕っている。

「リリエルちゃんの想い、伝えたら蓮は喜ぶんじゃないか?」

「……。いつか離れ離れになってしまうかもしれないのに、貴方を弟の様に想ってる、だなんて都合が良すぎないかしらね。ディン君みたいに、生涯関わり続けると言うのなら、言っても良いのかもしれないけれど。でも、私はあの子の傍にいてあげられない、あの子にとっては、指南役と言う認識の方が楽、じゃないかしら?」

「hahaha,若いもんの悩みってのは、時折面白い。たとえ離れ離れになろうが、友や家族の絆ってのは断ち切れないもんだぞ?蓮も喜ぶ、それは双方にとって良い結果をもたらすと思うがね。」

 リリエルは、この想いを蓮には伝えないだろう。

きっと、この先縁があったとしても、元暗殺者に兄弟だと言われても困るだろう、蓮にとってそれは、重荷になってしまうだろうから、と。

 暗殺者をやめる決意はした、これから先は旅でもして生きていこうと思った、しかし、蓮にとってはリリエルが暗殺者だったという過去は消えない。

それは、いつか嫌われるのを怖がっている、とも言えるだろう。

「私は罪を背負いすぎた。それを罪だと思っていなかったとしても、それは罪である事に変わりはない。私がのうのうと生き続ける事を、是としない人間がいる。貴方だってそうでしょう?戦場を渡り歩いて、何度も殺して。血に染まった手で、握ってはいけないものだと思わないかしら?」

「そこは認識の違いだろうな。竜神王サンも言ってたが、俺達ってのは基本的に世界に従事する存在だ。そこで人を殺めたとしても、それは仕方のない事だ。何せ、やらなけりゃやられる、やらなけりゃ世界が滅ぶ、って手合いだ。容赦してたら世界が滅ぶ、ならやるしかない。俺達はなリリエルちゃん、それでも守りたいと願う者の為に、武器を振るうんだぞ。」

「……。私は違うわ。自分の為、組織の命令だから、人を殺してきた。貴方達とは、相容れない存在なのよ。」

「それはこれからをどう生きるか、だろう。リリエルちゃん、愛する者の為に戦う事を、誇らしく思ってるんだ、俺達みたいなのはな。いつか、リリエルちゃんにもわかる日ってのが来るかもしれん、来ないかもしれん。だが、束みたいと願う事は、悪ではない。そうとだけ言っておこうか。」

 ウォルフは、それだけ言うと屋敷に戻る。

「……。」

 リリエルは、蓮の未来を考える。

もしも生還出来たら、ディン達と共に暮らし、幸せになるのだと。

 そこに、その輪に、その関わりに、自分の様な存在がいても良いのだろうか、と。

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