拾壱章 最後の準備

ジパングに戻って

「ここは……?」

「外園さんの家だ。時間がないから、転移で戻ってきたんだ。」

 グローリアグラントから消えた一行がたどり着いたのは、懐かしい外園の邸宅だった。

ディンの転移で飛んできて、これからどうするのか?と6人は疑問を浮かべる。

「セレンは武器を造ったな。それなら、後はそれを奉納して力を得る事が大事だ。君達にはそれぞれの四神の祠に行ってもらう、そこで四神と魂を共鳴させて、武器を得て、そしてマグナに行くんだ。」

「とうとう、神々の闘争へと足を踏み入る、という事ですね……。それで、魂の共鳴と言うのはどういうことなのでしょうか?」

「君達の武器、セレンが千年前の四神の戦士達が使っていた武器を基に、武器を作ってもらった。それと四神の力を合わせて、武器と力のレベルをあげるんだ。」

「四神との共鳴……。それは、神と共に歩む、という事か……。」

「そうなるな。これからは一蓮托生、聖獣達と君達は切っても切り離せない関係になる。これまでは逃げる事も出来たかもしれない、運命から逃げて、戦いを放棄して世界の滅亡に任せる事も出来たかもしれない。でも、これから先は、もう戦うしかない。今度こそ、死ぬか世界を守るかの選択肢しか無くなるんだ。最後に問う、君達は神々の争いを鎮め、世界を守る覚悟はあるか?或いは死が、或いは救いが、待っているかもしれない。ここから逃げる、っていうのなら、それも致し方ないと言えるだろう。でも、ここから先、何があってもそれは許されない。それが、聖獣達と共鳴するという事だ。」

 最終通告、そう4人は受け取った。

 ここで引き返さなかったら、もう戻れない。

ここで引き返すのであれば、世界は滅ぶだろうが、戦いには参加しなくて済む。

 二択、選択肢はきっと、それ以外に無いのだろう。

「……。俺達、そんなに意思弱く見えっか?俺達だって、覚悟してんだ。そりゃ、ディンさんに比べりゃ弱ぇし、覚悟だって薄いのかも知んねぇ。でも、それでも俺達だって、世界を守りてぇんだ。」

「そうだよ。俺達にしか守れないんでしょ?なら、俺達が戦わなきゃ、誰も守れない。俺はもう、そんな思いをしたくない、誰も守れずに死ぬのなら、誰かを守って死にたい。」

「私もです。確かに、私達はディンさんに比べれば、竜太君に比べれば、リリエルさんやウォルフさん達に比べれば、脆弱なのでしょう。きっと、世界を守るのも、私達だけでは絶対に出来なかった程に、弱いのでしょう。しかし……。しかし、私はこの世界に来て、感じました。世界は醜くも、美しいのだと。私は、美しいと思える世界を守りたいのです。それは、ディンさん達が見てきた酷い悲しい世界とは違うのかもしれません。けれど、それでも。」

「……。儂は、儂達は、戦わなければならぬ運命だった……。だが、この心は、誰にも強制はされていない……。儂は、儂達は、己の意思で、戦うのだ……。」

 4人は答える、それは決意の言葉だった。

 ディンの様に、世界群と言う様々な世界を守護している存在からしたら、それはちんけな決意なのかもしれない。

しかし、自分達なりに覚悟をして戦ってきたのだと、力をつけてきたのだと、そして守りたい物があるのだと。

「僕も頑張るもん!お兄ちゃんの為にも、みんなの為にも!」

「……。その覚悟、確かに受け取った。今日は休むと良い、明日、それぞれの祠に転移で飛ばすから、そこで四神との共鳴を執り行うんだ。皆、強くなったな。」

 ディンは少し、寂しそうに笑う。

 いつもそうだ、いつだってそうだ、守護者達は、こうして己が意思で戦い、そして世界を守り、時には殺され、時には疎まれ、恐れられ、それでも世界を愛し続ける。

どの世界の守護者達も、それは変わらない、それこそが守護者足り得る証なのだろう、と。


「清華さん、また強くなったわね。」

「リリエルさん……。私は、役目を果たせるのでしょうか……。守りたいと願っている、それは偽りではありませんが、しかし、本当に守れるのか、と不安になってしまうのです。」

「……。それはわからないわ、私には神々を探知する能力なんて無いもの。でも、信じているわ。きっと貴女達なら、世界を守ってみせるって。私には醜いとしか思えない、汚らわしい事だらけのこの世界を、貴女は美しいと言った。なら、守って見せるのが貴女のやるべき事、そしてそれを信じるのが私達の役目。そうでしょう?」

 茶室で話をしていたリリエルとウォルフ、セレンと外園の所に、7人が顔を出す。

それぞれが話したいことがあるだろう、と4組に解散した、リリエルと清華は寝食を共にした部屋に来ていた。

「ディン君がね、私がもしかしたら守護者かもしれない、と言っていたのよ。闇の中で失われない光、それは或いは守護者の素質かもしれない、って。私は驚いたわ、だって、世界を憎んでいる私が、守護者なわけが無いでしょう?でも、ディン君の目はまっすぐだった、言葉に偽りはなかった。私は復讐者、それ変えられない事実。でも、世界を見て回ろうと思ったの、この戦いが終わったら、色んな世界を回って、美しいと思える最期を迎えたい、そう思ったのよ。だから、貴女を信じているわ。きっと、世界を守って見せるって。」

「リリエルさんが、守護者……。しかし、その言葉にも納得が行く気がします。ならば、最初からディンさんを脅迫して、情報を得れば良かったのですから。ディンさんの方がお強い、とは仰られていましたが、ディンさんのご家族や、竜太君を人質にとって、交渉をすれば情報は得られたのでしょうから。ですから、リリエルさんが私と同じ守護者だというお話も、あながち間違いではないと思います。」

「……。言う様になったわね、貴女。褒めているのよ、勘違いしないで頂戴。……。世界は美しい、貴女は今でもそう思うかしら?」

「はい。醜くも美しい、と思っています。確かに、ディンさんの様に世界を守りながら人間に恐れられる、それは悲しい事です。竜太君も、そしてデインさんという方も。しかし、それでも世界は守るべきだと思います。命を賭ける価値がある、守りたい物がある。それが、私の答えです。」

「なら、守るだけね。迷う事はないわ、貴女は正しいのだから。私のお墨付きなんて貰っても困るでしょうけど、貴女の行動は誇りに思えるものだと思うわ。」

 リリエルは、自身の心境の変化を、心地良いものだと感じ始めていた。

自分が守護者だったのかもしれない、と言われて、世界を守る存在と言う事に嫌悪感を示すのではなく、むしろそれを肯定的に感じ取っていた。

 そして、今こうして清華達を育てている事、それが役目なのだと理解していた。

運命、と言うのはあまり好かないが、運命だったのだろう、と。


 セレンの工房に足を運んでいたセレンと俊平、俊平はまだ炉が暖かい事から、セレンはつい最近まで工房に籠って、武器を鍛造していたのだろうと考えていた。

「セレンさん、武器間に合ったんか?」

「おうよ、間に合わせんのが俺の仕事だかんな。あんな武器に触れて、それを鍛造し直すなんて、オヤジが聞いたらめんたま飛び出るかもしんねぇな。俺は満足いく仕事をした、後はおめぇらが何とかするっきゃねぇからな。」

「……。もし負けちまったら、世界が滅ぶんだろ……?セレンさんも、その一端ってゆーか、その一部に組み込まれてるってのに、怖くねぇのか?」

「怖い、か。確かに怖ぇな、恐ろしい。俺が世界の命運を分ける武器なんて鍛造する、そんな事考えた事もなかったからな。世界守るやつらにオヤジが武器を鍛造する、それをアニキが見て覚えて、跡を継ぐ。そんな事考えてたからよ、まさか俺にお株が回ってくるとは思えなかったな。でもな俊平。意思を継ぐ、ってのは、大事な事なんだぞ。俺も、意思を継がなきゃなって思ったんだ、それはきっとオヤジ達だけじゃない、世界の意思を継ぐ、人々の意思を継ぐって事だ。」

「……。そうだよな、怖がってる場合じゃねぇんだよな。俺達がやらなきゃ、誰も出来ねぇ。そりゃ、最初はびっくりしたし、怖かった。でも、今はちげぇ。俺達も覚悟したんだ。」

「その通りだ、俊平。俺達は一蓮托生、一緒に世界背負っちまった仲間だ。怖がる気持ちもわかるけどよ、それ以上に守りてぇんだ。」

 セレンは、プリズから帰ってきて以降、工房で独り武器を鍛造していた。

 鍛造しながら、色々な事を考えたのだろう。

家族の事、世界の事、破壊の概念の事、自分の事。

 そして出した結論が、意思を継ぐと言う事だったのだろう。

「意思を継ぐ……。俺達もさ、大地の意思だったりよ、朱雀だったり、竜神だったり、いろんな奴の意思を受け取ってんだもんな。確かに、大事にしなきゃならねぇ。セレンさん、俺達、必ず勝つからよ。安心して見守ってくれ。」

「そう言われると安心だな。あの戦いにビビってた小僧が、こんなに成長するってのは、いい感情なんだな。オヤジ達も、多分そう思っててくれるよな。」

 自分に言い聞かせる様に、セレンは頷く。

きっと、まだしこりは残っているのだろう、自分独りを遺して逝ってしまった家族に対して、思う事があるのだろう。

 しかし、それは俊平に話すべき事ではない、と感じていた。

それは、今鍛造した武器の重荷を余計に背負わせてしまう事になるのだから、と。


「修平君、面構えが変わったな。」

「ウォルフさん、傷はもう大丈夫なんですか?」

「あぁ、問題無いな。後の事は君達に任せる事になる、俺が出張る事ももうないだろう。」

 修平は、緊張した面持ちでウォルフと話をする為に、修錬場に来ていた。

 外の方が静かだ、考えも纏まるだろうと、ウォルフが提案したのだ。

「俺、何もわかってなかった……。世界の事、妹の事、俺自身の事……。だから、ウォルフさんが俺を迎えに来た時、心底驚いたんですよ。ディンさんが戦ってた、それは知ってましたけど、まさか俺が戦うことになるなんてって。覚悟も出来てなかった、ただ傷つく人を見たくなかったからって、やってきたんです。でも、それじゃ世界は守れない、何かを守るって事は、何かと戦うって事なんだって、この旅で嫌と言う程教えられました。」

「そうだな。守るって事は、戦うって事だ。敵がいて、味方がいて、そして環境があり、世界があり。俺達の舞台ってのは違うさ、しかしな修平君、俺達の認識ってのは、あながち違いもないのかもしれないな。」

 まだまだ子供、ルーキーもいい所だ、と思っていた修平が、いつの間にかこんなにも成長していた事に、喜びを覚えるウォルフ。

 後は生還するだけ、生きて神を鎮め、世界に帰るだけだと、少し安心もしていた。

「俺はロートルになるんだろう、君達ルーキーが戦場でどう生き、どう死んでいくかを見守るのも、ロートルの仕事の一つだ、なんて話もあったな。死んでく様まで見るつもりはないがね、お前さん達が生還出来る事を、そうだな、俺の神サマにでも祈るとしようか。」

「ウォルフさんのいう神様って、どんな神様なんですか?ディンさん達とは違うんでしょう?」

「Umm,気まぐれで臆病、陰鬱で豪胆、矛盾をはらんだ神サマだな。この世界を生み出した神に、縁があるんだとか、そんな話だ。まあ、お前さんが気にする様な相手でも、相手を出来る様な存在でもない。今は捨ておくと良い、それよりも集中すべき事があるだろう?」

「そう、ですね。今は世界を守る事に集中しないと、守れるものも守れなくなっちゃいます、よね。あ、ウォルフさんって、この戦いが終わった後はどうするんです?リリエルさんとかも。」

「リリエルちゃんは旅に出ると言っていたな。外園君もセスティアに行きたいという話だ。明日奈はどうなるか、ピノちゃんはどうするか、セレンは元居た世界に戻るだろう。俺はそうだな、この世界群からは外れた存在だからな。あまり長居は出来んだろう、それこそ、俺の所の神サマがなんとか踏ん張って、初めて俺はこの世界で存在を許されているからな。二度と会う事はない、と思ってもらって構わんだろう。」

 寂しい、と修平は感じた。

せっかく出会えて、成長のきっかけを作ってくれたウォルフと、もう二度と会えないという事が。

 成長を見守ってほしかった、それは或いは親に対する感情の様な物だろうか。

「そうなんですか……。なら、俺の成長を頑張って見せないとだ。だって、ウォルフさんは俺にとって師匠ですから、師匠に立派な所見せないと、安心出来ないでしょう?」

「ほほう、立派な心構えだ。戦場ってのは、ルーキーがいつだって最初に死んでいく、お前さん達が死ぬ所ってのは、目覚めが悪くなりそうだ。死ぬなよ、修平君。」

「頑張ります、きっと。」

 修平は、遠くない別れに憂いながら、しかし今はしなければならない事がある、と気持ちを切り替える。

 今までは、ずっと感情を引きずっていたのだが、それもこの旅の中で鍛えられた、ある程度の気持ちの切り替えは出来る様になった。

それは、防衛本能かもしれない、人間と戦う、人間を殺すという事から、本能的に意識を逸らしているだけかもしれない。

 しかし、それが戦場においては大切だ、戦う相手の事まで考えていたら、戦場では心が死んでしまうだろう。

それを知っていたから、ウォルフはあえてその事に触れなかった。


「……。戦い、それは避けられぬのだろうな……。」

「どうかしましたか?」

「人間を相手にする……、それは、あの地で嫌と言う程経験したつもりだったが……。しかし、マグナと言う国へ赴いた際には……、人間と戦う事が、殆どなのだろう……?」

「そう、ですね。この国のあの村を滅ぼして、清華さん達が戦った人達、マグナの使者。彼らは、妄信的に神を信じ、そして命を奪い合っている、って聞いてます。もしもマグナの神々を討つっていう話になったら、戦いは避けられないと思います。」

「竜太よ……、お主は、怖くはないのか……?」

 竜太と大地の寝室にて、話をしていた二人。

 怖い、大地は人間と戦うのを酷く怖がっていた。

ウィザリアでは、もう戦うしかなかったと言うのもあり、あまり考えていなかったが、根本的に争いを好まない大地は、人間とは戦いたくないのだろう。

「そう、ですね……。確かに、セスティアでは人間を殺す事は道理に反する、法律に反します。でも、この世界でそれは通用しない、っていうのも確かです。だからって、人殺しをしていい理由にはならない、それはそうです。でも……。戦わないと、守れない。誰かを守るという事は、誰かと敵対する事。誰かを救う事は、誰かを殺す事。父ちゃんが言ってた、昔の話です。僕が今よりもずっと弱かった頃に、父ちゃんが教えてくれた事。父ちゃんは、ずっとわかってたんです、立ち向かう事は、誰かを傷つける事に他ならないって。」

「……。ディン殿は、強いのだな……。そして竜太、お主も……。儂は、恐ろしいのだ……。儂が討った人間の断末魔が……。眠りにつくと、聞こえてくる様なのだ……。」

「きっとそれは、大地さんの優しさです。苦しいかもしれない、耳を塞ぎたくなるかもしれない。でも、そこから眼をそらしちゃったら、駄目なんだと思います。僕も、人と戦うのは辛いです。だって、人間は魔物と違って、会話が出来るんだから。でも、それが出来ない人間がいる、それが出来ない相手がいる。その時には、もう戦うか逃げるか殺されるかの選択肢しか残されてないんです。でも僕達が殺されたら、世界は滅んでしまう。命を天秤にかけるわけじゃないですけど、選ばないといけないんです。」

 竜太も、昔は人間を相手にする事を恐れていた。

いつかディンに連れられ外界に行く、と言う話は聞いていたが、人間とは戦いたくない、言葉の通じる種族とは戦いたくない、とずっと考えていた。

 しかし、それは出来ないという事も、痛い程知ってしまった。

多くの人間を救い守る為には、敵対する人間と戦わなければならない、殺さなければならない。

だからこそ、ディンはセスティアにおいて、人間に対する基本的な武力行使を禁止したのだ。

「本当は、殺さずとも済む方法を探したい、それを諦めたくはないんです。いつかは、きっとそうやって手を取り合って生きていける世界にしたいって。でも、今は出来ない、する方法を僕は知りません。だから……。だから、戦うしかないんです。僕は強いんじゃありません、僕も怖いんですよ。」

「そう……、なのか……。しかし竜太よ、お主は……。」

 人間と戦う事を、何処かでそれをしない事を諦めているのではないか、と大地は感じた。

 人間と争わない事を捨て、命を取捨選択する、それは恐ろしい事だと、セスティアでも戦争のニュースを見て考えていた大地にとっては、竜太の考えが少しわからない。

 それしか方法がない、と言えばそこまでなのだが、それをする覚悟があるのか、と問われると、今でも確立は出来ていない。

「きっといつか、人間同士が戦わなくて良い世界を。それは僕の夢で、いつか父ちゃんが夢見た事だって聞きました。だから、僕が受け継ごうと思ってるんです。いつかは、人同士が争わなくて良い世界が出来る様に、皆が笑って生きていける様にって。甘っちょろい考えだって、リリエルさんとウォルフさんには言われそうですけどね……。」

「きっと、見つけよう……。今は、仕方のない事だとしても……。儂は、諦めたくはないのだ……。」

「僕もです。一緒に見つけましょう、大地さん。いつか、戦争も争いもない世界を、って。」

「うむ……。」

 大地は、竜太はこの旅の中で大きく成長したな、と考えていた。

旅を始めた頃とは、まったくの別人に成長したのだと。

 精神面では未熟、まだまだ年上の自分が支えなければと思っていたはずなのに、いつの間にか自分が支えられる立場になっていたな、と。

「そろそろ夜ご飯ですかね。行きましょう、大地さん。」

「うむ……。」

 きっといつか。

 世界を平和にしたい、争いを産まない世界にしたい。

それは甘い考えなのかもしれない、実現不可能な事なのかもしれない。

 だが、夢見る事までは諦めない、諦めたくない、いつかは。

そう竜太は考え、大地と共に部屋を出た。

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