それぞれの想い

「ぜぇ……、はぁ……。」

「修行時間35分か、また少し伸びたな。」

 ピノを加えて8人での修行、それが始まってから3日が経った。

ピノは上手く無限の若木の種を増殖させ、それを他の戦士達に渡して連携を取っていたのだが、それでも魔力を使う事に変わりはない、疲れはする様だ。

 ただ、元々が女神だったというだけあり、魔力の総量というのは戦士達より多いらしく、竜太といい勝負をする程度には体力もあった。

「私、こんなに、符を使ったの、初めてだよ……。」

「俺も……、もう、無理……!」

 明日奈は、持っている符をすべて使い切るという初めての経験に、符術も体力と霊力を消費する為、疲れるという事を初めて理解した。

 奥義を使っても疲れるだけだった、程度の消費しかしてこなかった明日奈にとって、それは新しい発見であると共に、多大な疲労をもたらした。

 四神の守り手達も、限界まで魔力と体力を使って修行をしていて、もう一歩も動けないという感じだ。

「じゃあ、今日はここまでにしよう。明日からは精神的な修行というか、精神統一がメインになる、今日で肉体的な修行は終わりだな。」

 ディンはそういうと、そういえば掛けていなかったなと思い出し、人差し指と中指を立てて結び、魔力を練る。

『竜神王の加護』

「お兄ちゃん、どうしたのぉ……?あれ、なんだかあったかいなぁ……。」

「俺が掛けられる最大限の加護を掛けたんだよ、蓮。これで、デスサイドの瘴気にもやられないはずだ。」

 ディンが唱えると、8人の体が光り、そして暖かい感覚が胸のうちから湧いてくる。

デスサイドの闇、その濃さは竜神の加護を以てしても、耐えきれないと判断したのだ。

「父ちゃんが王の加護を使うって……、相当だよね……?」

「そうだな。敵がそれだけ強い、というか闇がそれだけ濃いって事だ。デインのあの闇の渦程ではなかったとしても、それなりにはな。だから、この魔法を掛ける必要があった、ってわけだ。」

「暖かい、力なのですね……。しかし、今は……。」

「今は休憩すると良い。少し動ける様になったら、しこたま飯を食って、休むんだ。」

 ディンはそういうと、夜風に当たりに修練場を出ていく。

 8人は呼吸を整えながら、まずはこの場から動く体力を、とその場で動かず休んでいた。


「……。」

 間に合うだろうか。

ディンが探知している神の気配は、それ相応には膨れ上がっている。

 破壊の概念の干渉もあってか、本来なら動く事が出来ないはずとされているタルタロスから、動けてしまいそうな程には。

「お前ならどうするんだろうな、アリナ……。」

 ディンがまだ若かった頃。

正義感に溢れ、世界も人間も守ると思っていた頃に、価値観が変わる瞬間というのがあった。

 それは、悠輔の死であり、アリナの死。

2人の死者によって、ディンの価値観は大きく変わってしまったといえるだろう。

 たった2人、世界群には何千億、何兆という命がいるにも関わらず、世界より守りたい者を優先する様になった、その理由。

竜太にも話していない、誰にも話していない、その理由。

「俺は……。」

 間違っているとは思っていない。

世界は穢れている、人間は醜い、その意見を変えるつもりは毛頭ない。

 だが、そんな中でも、光を失わない者、光に溢れ愛されている者達がいる。

世界の守護者然り、その従者然り、そして光に生きている者然り。

ディンが世界を見放せない、突き放せない理由は、そこにあった。

「……。」

 世界を愛して。

それはもう出来ない、それが出来なくなってしまう程度には、ディンは色々と経験をし過ぎた。

 人間を愛して。

それは出来る、しかしそれも一部の人間だけだ、どんな人間でも愛せる訳ではない。

 世界を守って。

それは自分が生きている限り、続ける事だろう。

ディンの宿命、使命、運命、生きている理由、生かされている理由。

「皆は、どういう選択をするんだろうな。」

 世界を渡り、元の世界に戻ったら。

もしも、人間に害を為す様な存在になってしまったら、ディンは立場上敵対する事になる。

 それは、殺す事になるか、記憶を封印する事になるか、どちらかを選択しなければならないという事だ。

戦士達がそういった選択をするとは思っていない、しかしそれも考えておかなければならない。

 嫌な役目だ、とディンは自嘲気味に笑う。


「ふぅ……。」

「お風呂がこんなに安心するって、向こうにいた頃は思わなかったね。生き返るー!」

「お風呂、ちょっと苦手!でも、お兄ちゃんが一緒に入ってくれてたから、入れる様になったんだ!」

 少し時間が経って、男性陣は風呂に入っていた。

隣の女性風呂には清華達が入っている、この世界でも男女で風呂が別というのはありがたい。

「なんで風呂苦手だったんだ?」

「えっとね。お風呂って、お父さんにいじわるされる場所だったから……。苦しいのに、お風呂にお顔をぐーって入れられて……。」

「そうか……。それは、辛かったろうな……。」

 蓮は、皆忘れがちだが虐待を受けて育って来た。

水に顔を沈められ、ぎりぎりの所で引っ張られ、それを繰り返され。

そんな事が日常だったのだ、今があるのが奇跡と言えてしまう程に、それは過酷な人生だっただろう。

 そんな蓮が笑顔を失わない理由、それは何なのか、とふと大地は疑問を浮かべる。

「大地さん、どうかしたぁ?」

「いや、何もないが……。」

 不思議そうな目をしている大地の視線に気づいた蓮が問いかけるが、それは聞く事でもないだろうと大地は濁す。

 どんな過去があって、どんな仕打ちを受けてきていたとしても、今こうして笑顔でいられる事に感謝するべきだ、と。

「でもねでもね!お兄ちゃんと一緒になってから、苦手な事減ったんだよ!算数も苦手だったけど、お兄ちゃんがちょっとずつ教えてくれたんだ!」

「算数、数学かぁ。もう、半年くらい勉強してないもんね、俺達。俺も元々苦手だったけどさ、こっち来て体動かしてる方が合ってるっていうか、なんだろ、俺勉強苦手なんだなって、改めて思ったよ。」

「僕も勉強は苦手ですね……。集中力が続かないっていうか、落ち着きがないってずっと先生に言われてましたよ。でも、戦闘になると不思議と集中力が続くんですよね。」

 修平と竜太は、同じ勉強が苦手という問題を抱えていて、同じ様な悩みを持っていた様子だ。

 お互い顔を見合わせると、くすくすと笑い始めてしまう。

「気ぃ抜けてるんだな、今。俺勉強よりダンスの方が好きだったしな。ダンスの先生にはよ、褒めてもらってたな。」

「俊平君のダンス、見てみたいな。戻ったらさ、有名になる為に頑張るんでしょ?俺、応援してるからね!」

「僕も見たい!」

「良いぜー?世界一のダンサーになってよ、オヤジ達をびっくりさせてやんだ!」

 もうだいぶんダンスから身を離しているが、しかし基礎身体能力は以前より段違いに上がっている、ダンスも簡単に上手くなるだろう。

父親が自分に厳しかった理由を知り、和解をしようとは考えていたが、それとこれとは別問題らしい。

 俊平は家を出て、ダンサーを目指すという目標を捨てていない、それは自分の得意分野だからだとかではなく、初めてなりたいと思った夢だからだ。

 忍びとして修行をしていた頃、才能がないと弟子達に言われ続けた日々、自分でも才能がないと嘆いていた中で、初めて知った楽しさがダンスだった。

だから、俊平は家を継ぐつもりはない様子だ。

「良いなぁ。俺、帰ったら実家継ぐつもりだし、そうなるとあんまり遊べないだろうしなぁ。じいちゃんなんて、一年中休みなく現場出てるんだよ?俺だって週に一日は休んでるのに、凄いよねぇ。」

「河伯流、それは一子相伝の技だって話でしたけど、他の家の人が継ぐとかはないんですかね?」

「無かったんじゃないかなぁ。ずっと、俺の家の家系の人が継いでるって話だったよ?だから、父ちゃんが死んじゃったから、俺が継がなきゃって。それに、父ちゃんから教えてもらった事、あんまりなかったから。河伯流は、父ちゃんの遺してくれた財産だと思ってるんだ。」

 修平は、綾子を守るという言葉の意味を考えているだけで、実家の家業を継ぐという気持ちは変わらない様子だ。

河伯流、出自は千年前だと調べていたらわかった、とウォルフが言っていたが、それはディセントからセスティアに渡ったタイミングで河伯流を創設したからだろう、とディンは話していた。

 出自が不明なはずの修平や俊平達の先祖がどうやって社会に迎合していったのか、とリリエルが聞いていた事があったが、それは四神の力が関係している可能性がある、と。

「竜太はよ、将来の夢とかってねぇっていうか、思いつかねぇって言ってたけどよ。野球選手、目指してみるのもいいんじゃねぇか?能力は封印したり開放したり出来んだろ?」

「うーん……。ずるしてる、って思われるのも嫌なんですよね……。僕は世間には顔を出してないですけど、やっぱり近場では噂になってましたし、知ってる人は知ってますから。だから、目標とかって言われると、難しいんですよ。僕もいっそ、父ちゃんの仕事手伝おうかなって。それなら、能力を使っても問題がないですし、人の役に立てますしね。」

「難しいのだな……。しかし、出来る事があるのではないか……?」

「そうだよ!竜太君、ひたむきっていうか、素敵な子だし、いろんな人に好かれると思うよ?俺だって、こんな子が戦ってたんだ!ってびっくりしたけど、でも竜太君の事、好きだもん!」

 竜太には、というかディンにもだが、不思議と人を惹きつける魅力の様なものがある、と戦士達は感じていた。

 ディンに関してはディンの生来持つ魔力が関係しているのだが、竜太はそれを引き継いではいない、つまり純粋に好かれているという事になる。

竜太はそれを知っていたが、知らずのうちに能力として持っているだけなのではないだろうか、と懐疑的だったが、最近ではそれも考えなくなってきたと言うべきか、自然と人の意見を聞ける様になって来ていた。

「うーん……。悩みますね……。」

「さんざん悩むのがいいと思うぜ?だってよ、将来こっからなげぇんだ。」

「それもそうですね、暫くして答えが出たら、頑張ってみようと思います。」

「応援してるよぉ!」

 お湯につかりながら、暫しの休憩。

これから先休憩をしている暇があるか、これから先こういう話をする時間があるか、それはわからないが、この時間を大切にしたい、と皆思っていた。


「ふぅ、疲れたぁ……。」

「明日奈さんの符術というのは、魔力ではなく霊力を使う、と仰られていましたが、霊力とは何なのでしょう?」

「えっとね。霊力って、本来生物が持ち合わせてる、魔力に似たものなんだって。でも、使える人はほとんどいなくて、私の一族くらいしか使える人は残ってなかった、ってクェイサーは言ってたなぁ。なんだっけな、神様に仕える能力だから、特別なんだって。」

 明日奈は、使った事がないが、と前置きをして、話を進める。

「私、神様と契約してるんだって。私の一族は、1人につきひと柱の神様と契約を結んでて、それで、その神様の力を借りる事が出来るんだ、って言ってたなぁ。でも、私のいた世界とは違う世界だし、使えるかどうかなんて試した事ないんだよね。神様の力を借りる、ってよっぽどの事でしょ?だから、まだ使った事ないんだ。」

「あたしがいるくらいなんだし、出来るんじゃない?でも、明日奈はどうしてこの世界に来たのかしらね。だって、生まれた時は違う世界にいて、それからセスティアに行って、それでこの世界に来たんでしょ?なんでかしら?」

「ディンさんは知ってる、って言ってたけど、クェイサーは教えてくれなかったよ?でも、聞くのちょっと怖いんだ。だって、捨て子だったとかだったら、ちょっと寂しいもん。でも、お父さんには感謝してるんだ。ある日突然、目の前に現れた赤ん坊を、拾って育ててくれたんだもん。お父さんがいなかったら、今頃私、施設で育ってたんじゃないかな?」

「明日奈さんのお父様、住職の方でしたか?しかし、明日奈さんがこちらに来た事をご存じではないのでしょうか……。」

 明日奈の父、住職の男性は、ディンから明日奈は生きているとだけ聞かされていた。

そうやすやすと、他の世界に行った、とは言えないのだろう、だから生きているとだけ伝えていると明日奈は聞いていた。

 父に会いたいと思わなくもないが、この世界で戦争が起きようとしている、そして明日奈の力が必要になる日が来るかもしれない、というクェイサーの言葉から、この世界に残る事を選んだのも明日奈自身だ。

 それもそうだ、世界が1つ滅んでしまったら、この世界群は存在出来なくなってしまう、滅んでしまうという事は、父もいなくなってしまうのだから。

それを是と出来なかった明日奈は、この世界に残る事を選んだ、この世界で戦って、父を守ると決めたのだ。

「お父さん、元気にしてるのかなぁ。大地君見てると思い出すんだ、ちょっと口数が少なくて、それでも優しくて。」

「素敵なお父様なのですね。大地さんもお優しい方ですし、少し想像が出来てしまう気がします。」

 思い出しながら笑う明日奈と、早く会えると良いなという感想を持った清華。

ピノもセスティアに行きたいと言っていたし、この戦争が終わったら一緒にセスティアに行って、というのもありかもしれないな、と明日奈は考えていた。

「たださ、私がこっち来たのって、ちょっと前なんだよね。15年くらい経ってるんだ、そっちだと1年しか経ってないって言ってたけど。だから、お父さんにあったら、覚えててくれてるのかなとか、私だって気づいてくれるかなって、ちょっと不安なんだ。」

「……。そっか、明日奈って、少し過去に飛んじゃったんだっけ。なんでかはディンも知らないって言ってたし、ホントになんでなんでなんだろ?あたしもそうだけどさ、この世界ってなんだか不思議よね。清華達のご先祖様っていうのも、セスティアに行ったんでしょ?」

「はい、そう聞き及んでいます。私達のご先祖様は、セスティアに隠居したのだと。理由までは聞いていませんが……。」

 ディセントで迫害と畏怖の対象として扱われる様になったから、とはディンも伝えていなかった。

それは、戦士達がこの世界に残るという選択をした場合、同じ事を経験させる可能性を考えての事だろう。

 悲しい歴史だ、凱旋した戦士達に待っていたのが、恐怖と迫害、畏怖という組み合わせの感情の眼差しだったのだから。

それに気づいた竜神達が、ジパングの四神達と意見を合わせ、世界を渡る権能を一度だけ与え、ジパングの先祖達は、セスティアに隠居した、という歴史がある。

 ただ、その事実はジパングのどこにも遺されていない、千年後にまた戦争が起こると予言されていた為、その時代の戦士にその禍根を遺さない為に、という気遣いからだ。

「千年前に予言されてた戦争に、それに関わるはずじゃなかったリリエル達……。不思議よね、なんでそうなったのかって、ディンしかわかってないんでしょ?」

「ディンさんが言ってたのは、竜神王はずっと、破壊の概念、っていう存在と戦ってきたんだ、だったかな?清華ちゃん達が知ってる、クロノスっていうのがそれらしいよ?」

「破壊の概念……?おおよそ検討のつかないお名前ですが、ディンさん程の実力者の一族がずっと戦ってきた、という事は、相当強いのでしょうか。それとも、制約の様なものがあって、世界を滅ぼそうとしている、とか……?リリエルさんが仰られていました、運命を狂わされたのだ、と。その結果、この戦争に加わる事になった、とも。」

「ディンは言葉っ足らずなのよ!あたしの事だってそうだけど、あいつ隠し事多いんじゃない?世界の制約もあるのかもしれないけどさ、それにしたって、言ってない事の方が多いんじゃない?」

 ピノの予想は概ね当たっている、ディンは基本的に疑問を持たれないと話さない。

必要最低限の情報は与えるが、それ以上の事は自分で考えて疑問を持て、がディンの信条の様で、聞けば答えるがというのが基本的なスタンスなのだろう。

 だから、明日奈の一族の事も話していないのだろう、だが、何かを知っている素振りは見せている。

ただ単に、明日奈が聞くのを恐れている、というだけの話なのだ。

「自分の出自って、知っておきたいけどね。」

「ちょっとは聞いたんだ。私の一族は滅んでて、お母さんが私をセスティアに送ったんだ、って。でも、それ以上の事は聞いてないんだ、なんだか、怖くって。」

「怖い、ですか……。私も、自分の出自を聞いた時には驚きましたが、不思議と恐怖はありませんでしたね。むしろ、納得がいったという事のほうが、多かった様な気がします。」

 清華が自身の出自、つまり先祖の事を聞いたのは、この世界に来てからの話だ。

父は話をしていなかったし、伝承が伝わる前に戦争になった為、父も話す機会を失ってしまっていたのだろう。

 ただ、何故女の身でありながら剣道に身を置いていたのか、そして全国的に有名といわれる程に実力を持っていたのか、という疑問が解消された、という印象が強いのだろう。

 湯船の湯を肩にかけながら、清華は納得していた顔をしている。

「清華達って、特別強く出来てるんでしょうね。きっと、ご先祖様達が力を遺してくれた名残、とかじゃない?俊平なんかはさ、俺弱いから、とか言ってたけど、十分強いわよ?」

「世界の為に戦い、世界の為に生きた。それって、なんだかディンさんに通じるものがあるよね。ディンさんだって、なんやかんや世界の為に戦ってるでしょ?守護者、っていうのがどんな人達かはよくわからないけどさ、そういう人達の為にも、ディンさんは戦ってるんじゃないかな。」

「私達の為?でしょうか……。人間を嫌い、人間を疎んでいる、というお話でしたが、私達を育ててくださっているのは、そういう理由なのかもしれませんね。」

 ディンが人間を嫌っている、と最初に聞いた時は、清華はたいそう驚いたが、しかし今では、なんとなくその理由もわかる気がする。

 セスティアにいた頃、ディンを悪く言う人達は沢山いた、それこそニュースなどでも、悪の頭領の様な話し口の人もいた。

 そんな人達に、殺されてしまった守護者がいる、というのは、人間を嫌うのには十分な理由なのではないか、と。

 しかし、ディンが世界を守っているのは事実だ。

その理由を清華達は知らない、聞いてみようにも、答えてくれるかもわからない。

 だが、聞かない事にはわかるものもわからない。

清華は、後で聞いてみようと頭の片隅に入れながら、湯船を出てシャワーで汗を流した。

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