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昔、小説の指南本を買ったことがある。その本に書いてあった言葉のひとつが『99の真実、1の架空』というものだ。
どういうものかというと説得力の強い設定――つまり現実に即した設定の中に少量の嘘の設定を持ち込むことで、その嘘の設定にリアリティを与えるというもの、らしい。
その言葉を思い出して二次創作のことを考えてみる。二次創作は既に存在している世界の拡張だ。本家本元の世界には出てきていないけど、作者が見たいと思ったことを詰め込んだ、言ってしまえば元となる話と対比した場合の『嘘』だ。
では、
そうしてできあがるのがリアリティのある二次創作というやつなのではないだろうか。
どうしていきなりこんなことを書いているのかと言えば、好きな作品の二次創作の設定を少しだけ思いついたからなのだが、まあそれは本当に設定だけだし、書いたりはしないのだろうなぁ。
棚から引っ張り出した小説の指南本、久しぶりに読んでみようかな……。
あぁ、それにしてももう眠くなってきた。
というわけで、おやすみなさい。
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