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 日記を書き始めて三日目にして、あるひとつの問題に直面してしまった。

「夜、帰りが遅いときは書くの面倒だなぁ……」

 そう、社会人にもなると必然的に夜が遅くなってしまう日もあるのである! わたしは女子高生だけど! OLとかじゃないんだけど!

 そういうわけだし、今日の嘘日記は簡単な物にしようかな。そもそも昨日の内容なんて嘘日記以前に日記の体裁すら成してなかったしね。それに比べれば今日のこの書き方は日記っぽいんじゃない? 女子高生らしい導入じゃないけど。

 じゃあどういうのが簡単な内容なのだろうと考えてみれば文字数が少ないと言うよりも考えをそのままつらつらと書き殴っている内容が『書くのが楽』という類いのものなのかもしれない。ほら、そこに物語性を入れようとするとやっぱり短いなりにも前後の関係性とかそういうのを意識しちゃうんだけど、こうやって頭の中に浮かんだ言葉を出しているだけだと本当に対して考えなくても言葉が浮かんでくるし。

 まあ……嘘って感じはしなくなるけどねー。

 でもこれはこれでありなんじゃないかな。楽だし。一応なんか言葉を出すっていう目標みたいなのはクリアできるわけだし。

 そんなこんなを話している内にもう何文字行ったかな? 500文字ちょいかぁ。短いけど今日はこんなものでいいかなぁ。明日も仕事――間違えた、学校あるしね。例え身だしなみに対して気を遣わないわたしみたいな地味な女子高生だったとしても平日の夜は早く寝なくてはいけないんだよ!

 それじゃあおやすみなさい!

 あ、でもこれから小説の続き読もうかなって思ってるからまだ寝ないけど。

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