第52話 このダンジョンって?
カツヨリ達のレベルはこうなっている。
リコ 人族 女 12歳
Lv 45
HP 95
MP 155+80
力 45
防御 45+60
魔力 230+96
素早さ 52
運 52+10
魔法 風 Lv 7 火 Lv 7 回復 Lv 5
スキル
<私は魔道士> <MP自動回復中> <MP消費削減中> <並列思考> <魔法合成> <魔法創造>
固有スキル
なし
リリィ 人族 女 16歳
Lv 48
HP 131
MP 119+22
力 100+10
防御 100+34
魔力 100+36
素早さ 75+30
運 53+10
魔法 風 Lv 5
スキル
<投擲Lv 5> <剣技Lv 3> <連続魔法> <魔力操作Lv5> <二刀流Lv2>
カツヨリ 人族 男 16歳
Lv 53
HP 530
MP 480
力 530+10
防御 450+60
魔力 430
素早さ 300
運 250
魔法 xxxx
スキル
<状態異常防止Lv8> <魔法ダメージ削減Lv8> <剣技Lv10> <抜刀技Lv10> <二刀流Lv7> <射撃Lv6> <体術Lv8> <加速Lv6> <HP自動回復中> <魔力操作Lv5> <状態異常無効>
固有スキル
剣神 女神の加護 勇者の影 魅了
どんどん上階に進んでいき水場に着いた。すでに購入したポーションやドロップアイテムのポーションは使い切ってしまっている。理想をいえば、リコの回復魔法でHPを回復し、MP自動回復で補う、それがうまく回ればポーションいらずで永遠に回復できるのだがこのダンジョンの敵は甘くない。出し惜しみしているとすぐにダメージを負ってしまう。カツヨリもリリィも魔力を武器に纏わすのにMPを使うので実際にはジリジリ消耗して行くのだ。
強くなった3人はCランクの魔物相手なら瞬殺できる。ただしこれは1対1の場合であって、敵が複数出てきたり連携されたりするとダメージを負ってしまう。
さらにBランクの魔物も結構な数で遭遇するため、MPの消耗が激しいのだ。カツヨリは2人に、
「水場はここを過ぎるとないよな?みんな水を飲んで回復して、水筒を満タンにしておこう」
と言うとリリィが休みながら疑問に思っていた事ををつぶやいた。
「ダンジョンはコアとったのに魔物は減らないんだね」
「すぐには減らないんじゃない。新しくは生まれにくくなったかもだけどすでにいる魔物はいなくならないでしょ?そうよねお兄ちゃん」
「リコの言う通りだな。リコも水を飲んでおけ。一休みしたら行くぞ。この先は俺たちが転移してきた、ほら、あの蛇とかトカゲとかいるエリアだぞ」
『ええーーっ!またあそこ通るの?』
リリィとリコがハモって叫ぶ。後半は結構慣れてたぽかったけど、やっぱ女の子だね。
「今付けてる指輪もあいつらのが多いだろ?正確な効果はわからないけど相当いい効果あるんじゃないか?またいいアイテム落とすかもよ」
「お兄ちゃんがダンジョンコア持ってるからドロップアイテム出ないんじゃない」
あ、そうか。結構魔物倒したのにドロップアイテム出なかったのはそういう事ね。てことは帰りは経験値だけか。
休憩後そのまま上階を目指す。弱い魔物が多かったが1回だけメガカマキランが出てきた。前回はなんとか勝った感じだったけど、今回はリリィの毒手裏剣で腹を傷つけ、毒で弱ったところをカツヨリが腹を切り裂いた。3人とも自分が強くなったのを実感していた。ただ、タラさんみたいなのもいるから自信過剰にはならない。ダンジョンでの経験で得た最大の教訓は油断しない事だ。
そして、最初の岩場に着き蛇やトカゲを倒しながら進んでいくと上層への階段が見つかった。あれ?
「ここに階段無かったよな?」
「お兄ちゃん。ここは転移してきたところだよ」
「そうね。覚えてるわ。私が思うに例のコア取った時に起きた振動で階段ができたんじゃないかな?このダンジョンの敵って強すぎるでしょ。コング見たいのがゴロゴロいるし、こんなダンジョンがラキーヌ村近くにあったら誰も生存者いないんじゃないかな」
リリィは自論を語り出した。ラキーヌ村のダンジョンの10階層のボスが強くって生還者がいないのは、ボス部屋に転移の罠が仕掛けてあってこのダンジョンに飛ばされるのだろうと。ラキーヌ村のダンジョンに出る魔物は弱くて入りやすいけど、一歩間違うとここに飛ばされて魔物に殺されてこのダンジョンの餌になってしまう。
「たぶんだけどこのダンジョンは森の中の例のダンジョンなんじゃない?さっき魔族が上にも冒険者が来てるって言ってたし、私達はダンジョンから出れない間にギルドが来たんじゃあないかな?」
それもあるな。カツヨリは転移したのがラキーヌ村近くのダンジョンの下層だと思っていた。ただ魔物の強さで考えるとリリィの言う通りかもしれない。じゃあ、ここは何階層なの?
悩んでいても仕方ないので階段を登ることにした。階段を登るとそこはボス部屋だった。
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