第34話 新しい服

 巨大生物と戦って一ヶ月が過ぎた。

 翠たちは服屋に入り店員に引換券を見せた。


「服、できていますか?」

「はい、できています。魔法の服取ってきますので少々お待ちください」


 店員は奥の扉を開け部屋に入った。


 

 数分が経過し店員は魔法の服の上に胸当てを乗せ翠たちの前に両手で持って来た。

 店員はカウンターに胸当てを置き魔法の服を一着ずつ置いた。


「こちらが魔法の服になります。試着して頂き問題ないか確認してください」


 翠は琴音とリーンの方へ向いた。

 

「私、先に試着して良いですか?」


「「どうぞ」」


「ナックルはどの服でしょうか?」

「この服になります」

 

 翠は店員から魔法の服を受け取り試着室に入った。

 カーテンを閉め服を脱ぎ始める翠。

 魔法の服のホットパンツとシャツを翠は着る。

 翠は鏡を見た。


(注文した通りね。サイズもぴったり)


 翠は試着を終え試着室を後にした。

 続いて琴音が魔法の服と胸当てを持ち試着室に入りカーテンを閉め服を脱ぎ始める。

 琴音は魔法の服のミニタイトスカートとブラウスを着る。

 鏡で確認する琴音。


(問題ないわね。この服だと落ち着きます)


 琴音は胸当てをつけ再度確認した。

 

(問題ありません)


 琴音は試着を終え試着室から出た。

 最後にリーンが試着室に入りカーテンを閉め服を脱ぎ始める。

 リーンは魔法の服のふわっとしたミニスカートとカットソーを着る。

 

(ふふ。良くできているわ)


 鏡を見たリーンは心の中で微笑んだ。

 リーンは試着を終え試着室から出た。

 翠たちは引換券を店員に渡し店を出た。

 前もって注文したナックルダスターと杖を取りに翠たちは武器屋に向かった。 

 

               ***


 新たな武具を手に入れ大地たちは借りた船で船員と共に出航した。

 

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