第24話 精霊使い

 琴音、翠、リーンは服屋に入った。

 様々な服が並ぶ。

 リーンたちの瞳にバニースーツが映った。

 リーンはバニースーツを手に取り店員に声をかけた。


「これバニースーツですよね?」

「お客さん、よく知っているね。ブレーヌの商人から仕入れた物ね」

「そうなのですか。試着しても良いですか?」

「構わないよ」


 リーンたちはバニースーツを試着した。


 ……


 試着を終えリーンたちはバニースーツを購入し店を後にした。

 武具屋で剣を購入した大地と合流したリーンたち。

 リーンたちは精霊使いが居る場所に向かった。


             ***


 大地は三つ編みの赤髪が見え声をかける。


「精霊使いは居るか?」


 三つ編みの赤髪の女性ローザは振り向いた。


「たぶんあたいの事だな。何か用か?」


(やはり覚えていないか)


 ローザはエルフで数百歳になる。

 エルフは耳が尖っており痩せているのが特徴だった。


 大地は答える。


「精霊召喚について教えてほしい」


 ローザは笑う。


「はは。良いぜ。教えてやるよ。ただし使えるかどうか見てからな。で、教えてほしいのはどいつだ?」


「私です」


 琴音は大地の横に立つ。


「じゃあ、見せてもらうよ」


 ローザは琴音を見る。

 ローザの瞳が光った。


 ……

 ……


「なるほどな。そこのお嬢ちゃんは確かに精霊召喚使える。あたいの名はローズ。よろしくな」


 ローズは琴音に手を伸ばした。

 琴音はローズと握手した。


「私の名前は琴音です。よろしくお願いいたします」


「準備があるから明日来ると良い」


 琴音はローズに聞いた。


「あの精霊召喚を使えるようになるにはどのぐらいかかりますか?」

「一月ほどだ。本人の努力しだいだな」

「そんなに」

「はは。頑張りな」


 ローズは笑った。


「ローズさん、明日また来ますね」


 琴音たちはローズと別れた。


 

 


 

 

 

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