第513話 力を開放する黒龍Ⅳ
「俺達傍観しているだけだな」
「そうだね。私が入るとアスモデウスさんの攻撃無力化してしまうし」
ミクちゃんは
「ほう。なかなかやるなアスモデウスの奴」
ルシファーも感心しているだけで動こうとはしていなかった。アスモデウスさんと
「
「そうしてくれると助かる。いくぞナリユキ」
「しれっと俺に命令するのね。まあ全然OKだけど。じゃあミクちゃんお願い!」
「ほいさ!」
ミクちゃんの軽い返事が聞けた後、俺とルシファーも応戦する事になった。アスモデウスさんの
「
流石の
「ナリユキ! 色々と考えている暇はないぞ!」
そう
アッパーを入れた俺は100m程上空へ舞い上げられてしまった。
「
ミクちゃんは
「流石巫女の力を持つ小娘だな」
「遠慮ねえなお前」
「あれでも手加減をしていたのだぞ?」
「冗談キツイぜ」
コイツは
「俺様の黒炎は魔王ベリアルをも凌ぐ。どんなスキルを積んでいようと俺様の前では無力だ」
「流石火力特化で最強の龍族だな」
「少し違うな。火力特化と言っても防御スキルが無い訳では無いからな」
「――確かに」
ステータスを視る限り、
「どうしたナリユキ。かかって来ないのか?」
「ん?
挑発には挑発をってやつだ。
「いいだろう」
俺は
「やはり転生者の
「だろ?」
俺はそう言いながらH&K MP5を消して
しかし
そう思っていたのも束の間。俺は自身の右肩から鮮血が噴き出ていた。もはやスプリンクラーのように――。
「いってえ……」
俺は思わずそう声を漏らした。しかしこのまま攻撃を止めていい筈が無い。どうせすぐに自分の身体は元通りになる――。
俺は左手に持っている
すると
アクティブスキル名は、
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます