第60話 ギャル友達は背中を押してくれる
かつての自分を取り戻すために――
いや、前までの自分を越えて、その先へと進むために。
女友達に頼んでヤらせてもらう――
それも、最初の女友達の葉月葵に頼み込んでヤらせてもらわなければならない。
湊には、それが現状を解決する唯一の手段だと確信している。
根拠はなくてもかまわない。
湊の問題は、彼自身の心の問題なのだから。
自分でそれが唯一の解決手段だと信じられるなら、そこへ向かって進むだけだ。
穂波麦と泉サラはルームシェアしている自宅にいるらしい。
湊はさっそく、彼女たちのマンションを訪ねた。
ただでさえ、瀬里奈におっぱいを楽しませてもらい、パンツも好きなだけ拝ませてもらって。
その上で、不発に終わっているのだ。
そこに、穂波と泉のエロい下着写真を送りつけられたら。
葉月のところへ向かう前に、とりあえずギャル美少女二人にヤらせてもらいたいと思ってしまうのは仕方ない。
なにより、葉月と向き合う前に一度落ち着く必要もある。
まずは、ヤりかけに終わっていた穂波との七回目を済ませないと、先に進めない。
何事にも順番というものがある。
オートロックを開けてもらい、彼女たちの部屋のドアを開けると。
「遅いよぉ!」
「うわっ」
がばっ、と金髪褐色の少女が抱きついてくる。
「んーっ、んっ、ちゅっ、んんっ♡」
穂波は湊に飛びつくように抱きつくと、唇を重ねてきた。
湊も驚かずに抱きしめて、とろりと柔らかい唇をむさぼり、差し込まれてきた舌を吸い上げる。
「やんっ♡ ホント、お尻も好きだよねぇ♡」
穂波は、学校をサボっているくせに制服姿だ。
湊は穂波の唇を吸いつつ、後ろからスカート越しにぷりんとした尻を撫で回す。
「んんっ、はぁんっ♡ もうっ、お尻だけで……変になっちゃうよ♡」
びくん、びくんと穂波は身体を震わせて、その場に座り込んでしまう。
「穂波」
「あ、うん……いいよぉ♡ さっそくなんだからぁ♡」
湊が軽く屈んで、穂波の唇を軽く指でつまむ。
その唇の柔らかさと口内のあたたかさを、湊は既に充分知っている。
そうして、早くも玄関先で一度楽しんでから――
「あ、サララ、寝ちゃってるよぉ」
「そんなに待たせたかな……」
リビングに入ると、その真ん中あたりに泉が寝転がっていた。
昨夜来たときは、湊はリビングは少し覗いた程度だった。
散らかっている――ということだったが、さほどでもない。
ゲーム機が何台かあったり、雑誌が積まれている程度だ。
ソファなどはなく、泉は大きなクッションに上半身をめり込ませるような体勢だ。
「さっきまで起きてたのにぃ。みなっちが、麦と楽しんでた間に寝ちゃったかぁ」
「まあ、昨夜はほとんど徹夜だったしな」
それはここにいる三人とも同じだが――
「サララはお仕事してたんだしねぇ。疲れてるのかなぁ?」
「じゃあ、とりあえず穂波にヤらせてもらっていいか?」
「さっそくだねぇ。ちゅ♡」
穂波は嬉しそうに頷き、軽くキスしてくる。
「あ、そうだ。ちょっと待ってくれ」
「んぅー?」
湊はカバンからドラッグストアの袋を取り出す。
「今さらなんだが、これも一応買ってきた。12個入りを3箱ほど。足りるかな?」
「えぇ、ありがとぉ。へー、麦はこれちゃんと見たの初めてかも。大事にしまっとくねぇ♡」
「しまうのかよ!」
「え? 使いたいのぉ?」
「そのままヤらせてくれるなら、そりゃそっちがいいが……」
「だよねぇ♡」
穂波は3つの箱を捧げるように持って、部屋の隅の棚に本当にしまっていた。
あれが使われることは今後あるのだろうか。
少なくとも自分は使わなそうだ、と湊は嬉しいような嬉しいような気分だった。
どういうわけか、このギャル美少女二人は最初から生でもまるで気にしていない。
「つーか、マジでそのままで……いいのか?」
「どうせ、配信では映らない部分だからねぇ♡ 着けなくても誰も気にしないよぉ」
「…………」
穂波がどう思うか、という問題なのだが。
というより、湊は穂波が配信の裏アカでエロい動画を流したいという話を忘れていた。
あまり際どい動画は流してほしくないが……。
「あ、でもぉ。まずは、サララの七回目、ヤりたかったりするぅ?」
「あー……そうなんだが、本人寝ちゃってるし」
泉は、すーすーと可愛い寝息を立てて眠っている。
さすがにこれを起こして「ヤらせてくれ」とは言いづらい。
「寝てるけど、ヤっちゃってもいいじゃないかなぁ?」
「おまえ、凄いこと言うな!」
「だって、サララ、もう七回目をヤられたくてしょうがないって悶えてたよぉ。だから、ヤっちゃっていいんじゃない?」
「マジでか……」
湊は、泉のそばに腰を下ろす。
「まあ、とりあえずパンツくらいは……」
湊は、さっそく二人のスカートを同時にめくる。
泉は仰向け、穂波はうつ伏せに寝転んでいて――
泉は前、穂波は後ろ側と二つのアングルから二枚のパンツを拝める。
「泉は今日も白、穂波は水玉か……水玉、見たの初めてかも」
「麦、めったにはかないけどねぇ♡ みなっちが喜ぶかと思って」
「ああ、いいなあ」
「きゃっ♡ んんっ、お尻……くすぐったいよぉ♡」
眠っている泉の白いパンツをじっくり眺めつつ、穂波の水玉パンツ越しに尻を撫でる。
これはこれで、悪くない同時責めだ。
「とりあえず、七回目を済ませておくか。昨夜のリベンジだな」
「はぁい♡ 麦のおっぱい吸いながらヤっていいよぉ」
「サービスいいな、この家は」
「みなっち限定大盤振る舞いだよぉ♡」
穂波が、白ブラウスの前をはだけ、ノーブラだった胸をぷるるんっとあらわにする。
Eカップの充分に大きいおっぱいが目の前に差し出され――
「これは、さっそく楽しむしかないな……」
湊は興奮が激しく高まり――既に七回目どころか何回でもヤれそうなほど自分が復活してることに気づいた。
「も、もうっ! 寝てる間にとか、エロすぎるじゃん!」
「わ、悪かったって」
「え? 別にアタシ、怒ってはいないよ? 寝てる間に好きなだけヤられるとか、エロくてはかどる」
「なにがはかどるんだ……」
泉との七回目を終えて、カウントリセット。
さらに二回を済ませると、さすがに泉も目を覚ました。
そこまで起きなかったのが不思議なくらいだが。
「でーもー! アタシのやり残しの七回目が終わったら、ムギムギにもヤらせてもらってんだ?」
「ま、まあ。穂波の胸も見せてもらったし、そりゃヤりたくもなるだろ」
「えっちなおっぱいしてるもんね、ムギムギは! ムギムギとも二回?」
「ああ、泉と交互に二回ずつって感じで……」
泉には玄関でちょっと楽しませてもらったことは伏せておく。
その泉は、シャワーを浴びに行っている。
「あ、それに今日はずっとってわけにはいかないんだ」
「なんか用があるん?」
「ああ、ちょっと――葉月に会いにな」
泉と穂波の二人は、湊よりも葉月と親しいくらいの関係だ。
ちょっとしたことも、二人に漏れる可能性が高いので、隠しても仕方ない。
「アオアオに? おっ、なに、告るのか!」
「そ、そんなわけないだろ。まあ――関係をやり直すっていうか」
「へぇー、なんか難しそうなこと考えてるね! あ、アタシのおっぱいもどう?」
「さっき、ブラウス越しに軽く……」
「え? あっ、ホントだ! ちょっと濡れてる! どうせミナミナが来るからって、アタシら二人ともノーブラにしといたんだよ!」
「どうせ来るって……」
「ミナミナ、まだヤり足りないだろうって。というか、アタシらももっとヤりたかったから、無理矢理にでも呼び出すつもりだったけど!」
「昨日の今日でがっつくなあ。人のことは言えないが」
「言えないね! さっそく今日だけでアタシ、三回もヤらせちゃってるし!」
「でも、トータルでまだ十回だよな。まだ少ないか」
「トータルだと、ムギムギは十六回くらい? 24時間前はまだガチバージンだったのにね!」
「ま、まあな……」
泉も穂波も、24時間前まで処女で――
既に二人揃って二桁に達している。
これは、なかなか凄い記録なのかもしれない。
「ま、アオアオのところに行くなら、アタシもムギムギも止められないね」
「へぇー、葵のところに行くんだぁ? 確かに止められないねぇ」
「うおっ、戻ってたのか、穂波」
穂波がいつの間にかリビングにいた。
まだ濡れている長い金髪は後ろでまとめ、バスタオルを身体に巻いただけの格好だ。
「ま、まあそういうわけで――泉と穂波とは、あと三回……いや、五回ずつが限界かな?」
「うーん、明日とかにまたヤらせてあげるから、また来てくれるぅ?」
「そうだね! ウチのオフィスでもいいし! あ、ウチのスタッフの子たち、まずパンツくらいなら見せてもいいって!」
「マジか」
やはり、泉のゲーム会社のスタッフの女子たちも変わっているらしい。
彼女たちのパンツも楽しみだし、ヤらせてもらえるか期待してもよさそうだ。
「あ、アタシのおっぱい吸うんだったよね。はい、どうぞ!♡」
「じゃ、麦のも一緒にどうぞぉ♡ 湯上がりほっかほかのおっぱいだよぉ♡」
泉がぷるるんっ♡と真っ白なGカップおっぱいをあらわにして。
穂波もバスタオルを外して全裸になり、再びEカップの褐色おっぱいが現われる。
「じゃあ、吸わせてもらって……そのあと、五回ずつヤらせてくれ!」
「い、いいよぉ♡ 五回でも六回でもどうぞぉ♡」
「でも、トータルではムギムギが多いんだから、アタシが多めでもオッケーだよ!♡」
二人とも、まだまだヤる気満々らしい。
湊も瀬里奈と二人のパンツ写真のおかげで装填された残弾は充分。
まずは、このギャル美少女二人の身体を楽しませてもらってから――
今度こそ、葉月葵にヤらせてくれと頼み込むのだ――
(※ミニあとがき
不思議と、このギャルコンビの話になると「なんの話だ」感が強くなりますね。
今度こそ、次回で葉月さん登場! たぶん!)
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