この世界はもしもの話

@takosii

第1話

「痛い!やめてよ!離して!」小さい頃から親の喧嘩、DVなどを見てきた

実際にされていたという訳では無いが見ている分にも辛かった。

僕は小さいながらも喧嘩を止めようと「喧嘩してるの?やめてよ」その言葉を言ったら喧嘩は止んだ

15分くらいたった、また何かを投げる音がする

「やめてよ!!!!」その一言でまた納まった

喧嘩している部屋は隣の部屋で大声を出せば聞こえるくらいの近さだった

小さいながらも空気を目いっぱい吸い込んで言った「やめてよ!!!!」は想像以上に大きかった

そのあとの夜は静かになって、心が痛くなった

朝になった。僕はまだ小学生だ

朝7時30分くらいに家を出た。両親は

美容師なので僕より少し遅く家を出る

学校に着くとすぐに名前を呼ばれる

「りくー!おはよ!」と言ってきたのは

自称幼なじみのこまき。

「おはよ、今日早いね」「今日はいつもより早く家を出たんだー!」とつまらない会話をしていた

学校生活はなんの不自由もなく暮らしていたと思っていた

だけど「これ、お母さんに渡してね」

そう言って渡されたものは…


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